神永学著"確率捜査官御子柴岳人 ゲームマスター"
を読みました。
ミステリーの中で御子柴さんて、とてもよく
出てくるような気がします。
探偵役に向いた苗字というわけかな。
今まで御子柴という苗字の方には会ったことが
ありません。
この本の御子柴は大学で数学を研究している准教授です。
警察の特殊取締対策班のオブザーバーをしています。
毒舌家で気に障ることばかり言う人です。
太田慶一郎という国会議員の屋敷に泥棒が入りました。
犯人は山田という無職の若者で盗んだものはUSB
メモリーだけです。
山田は公園でメモリーを捨てたあと捕まりました。
しかし太田はUSBメモリーなど知らない、
盗まれていないと言います。
誰かにコントロールされて起こった事件です。
御子柴は数学の知識からゲーム理論を使った
事件だと見抜きます。
前半は話しがゆっくりでまだるっこしい感じがします。
最終段階でスピードが早く進みます。
昔の犯罪に端を発した事件です。
一番の悪人は身近な人達に見放されて残念な
人生です。
それにしてもややこしい話です。