(まだ何も感知していない状態の一家)
ゆっくり起きて西の山へ行く。
奥の人の来ない詰めを目指してゆっくりと歩く。
犬達は左右の山や谷沿いを見るともなしに見ているのだろう、何かを感知するとためらわずにその方向へ入り込んで気の済むまで探すのがパターンです。
わしは犬達にはめったに指示をしないが探したいところが有ればたまには命令をして犬達を誘導する、日本犬を猟に使う場合はあれこれ指示をせずに犬の自主性に任せるのが基本だと思っている。
ただ、それが原因でセルフ気味になることも多い、我が家の犬達のように。
今朝もデブ以外の3匹は東の山に入るが10分後にクマ子だけが戻る。
2匹と詰めの道がなくなる場所まで上ると姫とトラ子も追いついてきた。
谷で水を飲んだ後でデブ以外は北の奥へ消える。
「これはしばらく掛かるなあ」
立ち止まれば藪蚊の猛攻に合うので引き返す。
案の定クマ子だけは5分もしないうちに降りてきた。
車まで帰るが今朝は行きも帰りもコジュケイに出会わず。
車で待つ間本を読んでいたらいつの間にか姫とトラ子も帰っていて車の横で寝そべっていた。
いつもなら鳴き声で挨拶してくれるのだが今朝は気づかず。
十分満足したはずなので帰宅。
(マムシに噛まれた傷跡が剥げているクマ子)