キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

ヴァルファルモサ滞在記1月29日バルセロナ徘徊Ⅱ

2007年03月06日 | Weblog
本日でいよいよヴァルファルモサ滞在記も終わりです。結局カタロニアについての理解はぼやけたままで納得できない所もあるのですが、今後時間を掛けてその本質に迫りたいですね。特に感銘を受けたアントニオ・ガウディについては一度系統的に勉強してみたいと思います。


ヴァルファルモサ滞在記1月29日バルセロナ徘徊Ⅱ
ワイン業者としての目を持って街を眺めてもいたんですよ、徘徊途中ワインショップを3、4軒覗く、どこも専門店であり良い品揃えになっているのではないかと想像をする。白については、地元ぺネデスが大きい産地ゆえ当然販売されていたが、ルエダの名声高くリアス・バイシャスとともに大きな位置を占めていた。特にルエダについては、バルセロナ初日案内についてくれた元ワインショップ店員のマルコがディナーに勧めてくれたワインがルエダ、オリオールが次にボデガを買うならルエダと、この仕事に従事している人は白ならルエダを想起しました。うちが輸入販売しているハヴィエルサンスをもっと大切に育てていかないといけないですね。ルエダの生産者組合に招待を受け、村の公民館みたいな所でワインの講習を受けましたが、“ヴェルデホ命”ってみんなの顔に書いて有りましたものね。赤についてはリオハ、リベラ・デル・デュエロ、プリオラート等が多く販売されており、日本での評価と同じなんだなあ、というよりはスペインでの評価が日本でも反映されていると観るべきか。他国のワインとしてはやはりボルドーが最も多く、さすがにボルドー輸出市場は歴史もあり強いですね。ついでブルゴーニュ、それぞれのショップのバイヤーの意思が反映したドメーヌが並んでおりました。シャンペインも多く品揃えされていました。これはブランド市場ですから、きっと日本と基本的には同じものが売れているんでしょう。泡物に弱い私としては詳細な観察不能でした。

カタロニアについては、ジョージオーウェルの「カタロニア賛歌」を知るのみで、ほとんど何も知識を持たずにバルセロナを訪れました。想像通りスペインとは一線を画す独立独歩の地域の心意気をふんだんに感じました。オリオールに日本ではカタロニアの歴史いわれ等簡潔に書いた書物が探せなかったので、「こちらでそういうもの無いかなあ」とお願いしたら、待ってましたとばかり「あるよあるから誰かに買わせて間に合えば持って帰ってくれ、間に合わなければ送るから」との事だったのですが、未だに手元に届いておりません。仕方なくあまりヨーロッパの歴史に詳しくない私が歴史書を少しだけ紐解きました。カタロニアは古代にはカルタゴの植民地、その後古代ローマの植民地となり、中世にはフランク王国の辺境領としてバルセロナ伯が治めたとの事です。最後はゲルマン民族のようですが、長い間に色々な民族が入り混じったようで、結局良く分からないですね。地中海をめぐる歴史の変転は目まぐるしいですね。オリオールから目から鱗の本が送られてくる事を期待いたしましょう。


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