キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

経済大国のつもりでいたら

2024年03月27日 | Weblog
藤井聡「維新・改革の正体」を読了した。
副題が日本をダメにした真犯人を探せとあるが、政治家では橋本龍太郎・江田憲司、小泉純一郎・竹中平蔵が挙げられていて、組織としては財務省、TV/新聞などのメディア、御用学者、日本をヴェンディングマシンと考えたウォールストリートの国際金融資本、ジャパンバッシングを行った米国などが挙げられているが、何より脳天気に構えてやってはいけなかった郵政民営化を後押ししたアホな国民がその真犯人である。
この本が発売されたころに勢いがあった、保守の仮面をかぶった大阪維新の会を強く糾弾している。
その橋元とたもとを分かった石原慎太郎は亡くなり、同じくたもとを分かって参政党を結党した神谷宗平は独裁的な性質を露見して分裂し、どうなることかと思ったが、日本保守党を河村たけし、有本香と共に結党した百田尚樹のもとに集まった飯山陽と平井浩治の勢いで、関東での日本維新の会の躍進を止めているように感じる。

右翼と保守を混同している人が多いが、保守は現状の良いところは残して悪いと思われるところを徐々に変えて行こうという考え方で、いいところまで一気にひっくり返し全く新たなものを作るという革命・革新とは異なる。
実際に橋本龍太郎の省庁の統合や消費税増税、小泉信一郎の規制緩和や郵政民営化が何を残したかと云えば、日本の30年間にわたる低迷だ。

昨夜から藤井聡「安い国ニッポンの悲惨すぎる未来 ヒト・モノ・カネの全てが消える」を読んでいるが、コロナ前に中国人が日本のAV女優を買い漁っているのを聞いたが、また大挙してソープランドへの売春ツアーが組まれているらしい。
バブル期には日本人が週末に韓国やフィリピンに売春ツアーに出かけたものだった。
オーストラリアへ出稼ぎに行っている理容師やソープ嬢も多いようだ。
TVで観て我が妻も知って驚いていたビッグマックの価格は、2023年の統計だが、日本が390円、スイス925円、ウルグアイでも800円を超えている、タイ、中国、韓国も日本より高い。
どうすれば再び成長をして経済大国へカムバックできるかは分かっているが、それを阻んでいる勢力を排除することと、何より自覚がない国民の意識を変えることが出来ない限り未来は悲惨だ。
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