キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

読書とTV三昧

2017年06月08日 | Weblog
朝から足腰の状態が良くなかったが、寝てばかりいないで座るようにして過ごした。
午後に来た母の介護師も安静にするしかないと言っていたので、兎に角じたばたしないことだ。
お陰で読書が進み、テレビで映画を観ることができる。

池辺良を昨夜から読んでいるが、仕掛けがわかっていても面白くて時に笑ってしまう。
このマンネリズムの面白さは寅さんに似ている。
マンネリズムの良さは安心感にあるが、実生活でも回りにいる人たちが何時も同じで同じ行動をすると生活が安定する。
そしてその人たちが個性的であればかなり楽しい生活となる。

今朝、最後の3篇を読んで読了したが、1990年から1992年にかけて毎日新聞に毎週掲載したものを2年間分纏めたもので、この前の2年間分を纏めたものが「そよ風ときにはつむじ風」として出され日本文芸大賞を受賞していて、このあとにも続々として次の本が出されているので余程人気があったのだろう。
しかし面白いなと思ったのは、そんなに長い連載なのに、この「続」の中でもすごく調子がいいのは中程で後半はだいぶ調子が下がっている。
オヤジを肴にした滑稽な話を100以上続けるのも大変なことだが、その中に油がのって調子が出る時期があると云うのもが興味深い。身体の調子がよければ、本の山の中に「正」も「続々」も埋もれついるはずだから探しだして、この調子の山がどの様になっているのか調べてみたいところだが、残念ながらそれが出来ない。
しかし、昭和初期の大森での両親と弟、お手伝いの生活はいかにも楽し気でほのぼのとしている。

テレビ映画は「第七騎兵隊」という、カスター将軍の話で、前半がウェストポイントの落第生が南北戦争で勝利を得るまで、後半がインディアンとの戦いで多分戦死するまでであったが、最後のインディアンとの戦いの時に知人から電話が掛かってきて結末を見損なった。

夜、零時10分から先週見損なったポッポちゃんが主役のテレビドラマの最終回の再放送があったので観た。鎌倉はいいなあとつくづく思ったのと、倍賞美津子と江波杏子の老いが観ていられなかった。
ご両人の若い頃の艶やかな姿を知っているので特に嫌なんだな。
コメント
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