活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

意識(考え)の中2

2017年07月23日 | 仏教

それだと、どれだけ坐っても「意識(考え)の中でただ」

になっているだけになります。

 

別の言葉で言えば、静かになって落ち着いているという

ことになってしまいます。

 

それはあくまで「意識(考え)の中」でのことですから、

どんなにいい状態があったとしても意識(考え)の範疇

にあるということを、自分でよくそういう「病」という

ものに気が付かないといけないのです。

 

ですから、「身心を挙げてものを見る」というように

務めていきさえすれば「自然(じねん)」に「ものと

一体と成っている状態」というものを自分で自覚される

時節があるのです。

 

そういう坐禅を徹底して頂きたいと思います。