ペンタ朗の漫漕ブログ-Life is but a dream!

ボートを漕ぐ税理士の日日是好日

2千メートルにはドラマがある(再)

2019年04月27日 | ボート

◆五大学レガッタ・エキシビション招待エイト2000ⅿ

《Yamazaki》 C廣江 S西山 7川本 6宮本 5山下 4奥 3深井 2茂木 B大野
補舵:佐藤
補漕:益村、下遠野、福田、関野、藤野、小松
陸上:出井、川渕、知加良、浅野、藤田、佐藤、弾塚、ワン、木村、他多数

「2千メートルにはドラマがある」との名言は2015年団塊号の池田さんですが、今年もドラマがありました。
主役は医王会。昨年6位から今年は一気に優勝。いったい何が?
・・・
明日から大分に旅行に行ってきます!
あとは帰ってから書きますので、しばしお待ちください。

・・・
大分から帰ってきました。続きを書きます。

14:50発艇。スタートは練習のとおり、6本+6~7本でトップスピードに達した後は巡航速度にギアチェンジ。500mまではいい位置につける。しかし2Q、3Qと、トップの医王会が少しずつ離れていく。R33~34で追って行くしかないという苦しいレース。

去年と違って、3Q以降もう余裕がない。レンジが短くなってくる。ラスト500mはずっと苦しい。勝っていても苦しいが、負けているともっと苦しい。医王会のゴール音を聞いてからしばらくして(10秒)ゴール。(なお、バウはまた「一人イージオール」しているとクルーからお叱りあり。)

昨年よりクルーそろっての練習も多くできた。リズムも納得いくものが出せた。レース展開、手応えも良かった。ただ、医王会がそれを上回って速かった。追いつくために力を振り絞ったが、及ばなかった。力の差があった。

水を開けられた完敗。「並べたら 勝つんだよ」といいながらも、負けるレースもある。レベルアップを続ける五大学2000mが、さらにレベルアップしたということ。次は水が開かない競り合いを、そして勝利を。その新たな目標に向かって、鍛錬していくだけ。

そのために、自分に何が足りなかったのかを分析し、対策を考える。
体力面はいつもベースとなる。エルゴのスコアが上がれば、タイムも比例して上がるだろう。パワーを100%艇速に変換できているかという点(ロスのないキャッチとフィニッシュ、支点の固定、艇速とのシンクロなど)も、体力のベースがあってこそ実現できることでもある。

ピッチと艇速との関係。R33~34では体力の限界を超えていた。レンジが短くなった。筋力不足はピッチでカバーするというのは理にかなっているが、ピッチが高くなれば、正しい漕ぎができなくなる限界点がどこかで来る。また、どのピッチで最も出力が出るかというのも、人によって違うはず。

2480整調でのハイピッチ漕法は有効性が実証された方法だが、クルー編成によっては、例えばR30で一本をもう少し強く長く、という方法もあるかもしれない。

練習としては、これまでやってきたように、低いピッチで正しい(ロスのない、艇速とシンクロした)一本を漕げるようにする。それをピッチが上がってもできるようにする。そのための体力とスキル。

 東工大艇庫にて出艇前(宮本さん提供)
 スタートへ向かうクルー(藤田さん撮影)
 ゴール前(ワンさん撮影)
 ラストスパート(藤田さん撮影)

《記録》
  記録(知加良さん提供)

《知加良さん計測分析》
PDFリンク

《レース動画》
知加良さん撮影(陸カメラ) ⇒ YouTube

廣江さん(Cox Viewカメラ) ⇒ YouTube

下遠野さん編集(撮影者:カナブンさん、知加良さん、佐鳴のかた) ⇒ YouTube

川渕さん撮影(500m陸橋から) ⇒ YouTube

《懇親会》
今年も6チーム47名参加で大懇親会@清風
優勝の医王会クルーは漕手8人中5人が「助っ人」だったということで、「純血主義」か「スカウト」かという各チームの「所信表明」でも盛り上がりました。五大学ミドルは、その成り立ちからして非純血主義ですが、どちらも有っていいと思います。

強い個人を寄せ集めればそれだけで自動的に速くなるのか? 日々の乗艇練習・研究によってどこまで速くなれるのか? というのは興味深いテーマです。

今年も参加してくださったすべてのチームの方々に感謝します。年々レベルアップを続ける参加各チームの熱意は、岸の応援者・観戦者にも伝わるのではないでしょうか。
また来年も熱いレースを。

 2000m大懇親会@清風(宮本さん提供)

 

◆五大学レガッタ結果

外語大端艇部報告より抜粋

男子エイト(村田Tr4、深澤Tr4、市村Po4、藤原B4、山口E4、小林L2、中村B2、長谷川F3、牧野S2)
6'32"83 2着

 

女子シングルスカル
藤枝 (F4) 9'22"17 1着
日比野 (Tr2) 10'37"64 オープン

女子ダブルスカル(佐々木Tr3、赤井D2)
9'17"22 2着

男子シングルスカル
原(R2) 9'30"00 2着

レース結果 ⇒ Dropboxリンク

レース動画 ⇒ 外語大端艇部

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越乃寒梅

2019年04月20日 | ボート

8:45~11:00 晴
エイト&クオド乗艇@鶴見川

《SE1》C廣江 S西山 7川本 6宮本 5山下 4奥 3深井 2茂木 B大野 
《SE2》C出雲崎 S藤野 7大竹⇒下遠野 6青田(東工大) 5大西 4弾塚 3渡辺哲 2大淵 B赤尾
《QS2》C渡辺⇒岡野 S早川 3雨森 2浅野 Bワン

《メニュー(SE1)》
・W.U.(6Wでノーフェザー、half slide paddle、half range paddle)
・水中パドル3分
・3分漕
・スタート練習
・3分漕×2(スタ付き)
・SE2と並べ(20本、1分、1分)
・C.D.

今日は宮ヶ瀬湖に続いて医王会の出雲崎さん、赤尾さん、大西さんが参加してくれました。また、東工大の青田さん初参加。また漕ぎに来てください。

鶴見川はすっかり春うららの20℃超え。前半は風強くラフコンぎみでしたが、後半風波収まる。

SE1は五大学2千Mクルーのレース前最後の練習。W.U.後の水中Pはラフコンに動じることなく普通に漕いでいました。3分漕1回目は艇速とのシンクロ感がすごく良かった。スタート練習してスタ付きで3分漕2回目。前がちょっと急ぎぎみでメリハリなくなる。3分漕3回目、コンスタントペースを出すことを再度徹底。だんだんクルーのリズムが定着してきました。

SE2との並べの2回目で差がつかなかったので、弾塚から「対校クルーが負けていいのか」「タイムなんかどうでもいいんだ(並べたら勝つんだよ)」の喝が入り、追加の3回目。全力漕(力まかせ)で1艇身離す。

結果として、ラフコン、コンスタント、ラストスパート、のシミュレーションができていい練習になりました。今日の練習でコンスタントリズムがだいぶつかめてきました。みんなの集中力はすごい。

艇とクルー全員がシンクロして一緒に動けていると、ほんとうに水中が軽い。日本酒で言うと越乃寒梅のような。混じりけがなく、スッと身体に入る。ただし、フィニッシュ押し切らずに前を急ぐとメリハリ無いリズムになるのでそこは注意。

来週は練習の成果を発揮するだけ。
「ベストを尽くせ。結果は二の次だ。負けても良い」(故・菊地晃秀先輩)

 納会並みの25人参加

《下遠野さん撮影動画》
エイト1(SE1)1周目 ⇒ YouTube
エイト2(SE2)1周目 ⇒ YouTube
クオド ⇒ YouTube

《廣江さん撮影GoPro》
エイト1(SE1)1周目 ⇒ YouTube

《栄養補給@タンゴ》
生ビール、お新香、冷や奴、煮物、ひき肉ほうれん草炒め、チキンソテー、ピラフ、ナポリタン、ナポリタンお替り

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桜チル戸田公園にて

2019年04月13日 | ボート

①9:00~12:00 晴
エイト乗艇@戸田

《Yamazaki》 C佐藤 S西山 7川本 6宮本 5山下 4奥 3深井 2茂木 B大野

快晴の戸田。五大学2千Mクルーは毎週練習していますが、フルメンバーがそろったのは今日が初めて。荒川に出す予定でしたが、コースが2000m解放で思いのほか空いていたので、コース練習に切り替えました。外語大や海洋大は新入生勧誘試乗会を開催中。みんな、ボート部に入ろう!

《メニュー》
・W.U.
・技術練習(Finish、Legs only)
・LP×3min、LPP5min(R20〜22)×各1set
・技術練習(Release pause等)
・LPP10min×1set(R18〜20)
・3本ダッシュ×2sets
・短力(R30×20本×2sets、R30〜32×20本×2sets)
・スタート練習(念入りに)
・2000mタイムトライアル(R30〜32、スタート付、ラスト1分半で2枚上げ、ラスト30秒でスパート1〜2枚上げ)
・C.D.

フィニッシュの後、クラッチにオールを乗せて「間」を両舷で合わせる。すると、そこからキャッチまでのギャザーがオートマチックに合う感じ。キャッチからのつかみと脚ドライブに直結感がある。キャッチから艇を運ぶ感じ。

ドライブポイントはキャッチから前半に置き、フィニッシュは必要以上に引き込まない、というのが昨年のイメージ。今年はところどころそのイメージが再現できているが、水中弱くなりフォワードで稼いでる、という意見あり。艇ドライブのリズムがキモ。

 ひさしぶりの戸田での練習(佐藤さん撮影)

練習後、作戦会議@いちげん
メガジョッキ、ホッピー

②8:45~11:00 晴
五大学2千Mクルー以外は鶴見川で通常練習
(クオド)中野 藤田 浅野 吉森 雨森
(クオド)C渡辺真 S下遠野 3中本 2ワン B河上
(付フォア)C出井 S藤野 3大竹 2大淵 B渡辺哲

 (渡辺(哲)さん提供)

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2019初宮ヶ瀬湖

2019年04月06日 | ボート

9:00~11:30 晴
エイト/クオド乗艇@宮ヶ瀬湖

《E4》C藤野 S宮本 7下遠野 6奥 5大西 4吉田 3藤松 2出雲崎 B赤尾(5~B 医王会)
《Q3》C大野 S藤田 3浅野 2雨森 B河上

冬季は下界で漕いでいたPENTA、ひさしぶりに宮ヶ瀬湖に戻ってきました。朝の気温は12℃。練習終わるころには日が照ってポカポカに。

海の森レガッタに出漕予定の「ペンタ女子」(3人)がさっそくクオド練習。あいにく風が強くて小波もあり、漕ぎにくいコンディションでした。やまびこ大橋の向こうで折り返し、戻って比較的穏やかな湾内で往復練習しました。

雨森さんは、手でグッとハンドルを握って腕の力で漕いでいる傾向があり、腕も疲れたようです。ローイングとは、手や腕をいかに使わないか、という動作だといえるかも。手は握りしめず、フォワードでは手を開いてハンドルを上から押さえるだけにして、キャッチからは握らずに指(の関節)で引っ掛ける感じで漕いでもらい、だんだん良くなってきました。
 ペンタ女子+1

エイトは医王会さんと(たぶん初めての)合同練習でした。鶴見川で、宮ヶ瀬湖で、「誰でも漕げるローイングの場」ペンタをいつでもご利用ください。
 Coxは藤野船長

 水面がかなり下がっていました

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