極悪がんぼ 第９話 ＊感想＊

＊　「今夜号泣幼き兄妹へ愛の抱擁」　＊

自分の力で仕事を見つけようと張り切る薫（尾野真千子）。
最低最悪で、どこにも行き場のないヤツを見つければいいのだと冬月（椎名桔平）に言われ
宗教はどのようにしたら儲かるのかと夏目（竹内力）に尋ね
寺の経営を乗っ取る難しさを冬月から教えられ
寺の跡継ぎを自分で見つけ出したらどうかと抜道（板尾創路）に助言される・・
諸先輩方の助力を受けながら、独り立ちを目指して頑張る薫が描かれると思いきや・・な展開がいい。
そうよねぇ、薫のいる場所は裏社会なんだものねぇ・・。
抜け駆けやら、出し抜きやら、横取りやら、何でもありな世界なのだものねぇ・・。
後味は悪いし、痛快さはないけれど
薫が裏の社会で生き抜いていく覚悟を新たにする様子は見応えがあった。
薫ちゃん自身が、薫ちゃんと同じ境遇の子供を作るということだ・・という和磨（三浦翔平）の言葉が印象的。
腐れ外道のクセに鋭いコトを言うわよねぇ。
苦しさや痛さを痛感しながら、自分のやらかしたことに自分でケジメをつけていく薫の様子は面白かった。

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