Lee's Diary

ドラマが好き。
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龍馬伝 第34回 「侍、長次郎」 *感想*

2010-08-23 | 夏ドラマ(2010)感想
無事グラバーとの交渉を成功させ ユニオン号を買い付けたことに浮かれる亀山社中の面々。
明るい表情を見せる面々のなかで 一人渋い顔を見せ
「何もこんなもん作らんでも!」「貧乏なかじゃぞ 亀山社中は!!」と言う長次郎(大泉洋)。
トドメには「金がないき、一枚だけじゃぞ!!!」 と言い出す長次郎が何とも印象的だった第34回。
シャッターを押そうとする上野彦馬(テリー伊藤)に 最初に“待った”を出す龍馬(福山雅治)と惣之丞(要潤)が
「どれば じっとしちょったらええがか?」「ほんまに魂は抜かれんがじゃろうのう?」
などと 何ともお気楽な心配をする様子を描いた後に 極めて現実的な長次郎の“待った”が入るアタリに 
コミカルな雰囲気を漂わせつつも その後長次郎を待ち受ける運命を予兆させていて とても良かったと思う。

船を長州名義にしてほしいと怒る桂(谷原章介)の長州藩内での板挟みの状況にも配慮を見せ
「長次郎!ここは折れた方がいい」と言う龍馬に 
「折れるって どこまでですか。」と 表情を強張らせる長次郎の様子と
その後に描かれる龍馬と長次郎の会話も とても面白かった。
龍馬の考えと長次郎の考えに 開きが出来つつあることが窺える会話と
この件が片付いたら 芸者を呼んで卓袱料理でも食べようと 
福山龍馬お得意のちょっとKYな お気楽ぶりを見せる龍馬の様子や
心の中に強いわだかまりが出来てしまい そんな龍馬の誘いにも硬い表情を見せる長次郎の様子がとてもいい。
そして 「長次郎、笑うてくりゃあ おまんらしゅう。」と 長次郎の気持ちを変えようと試みる龍馬の言葉に
ぎこちなく笑ってみせる長次郎・・・という 二人の会話の最後のシーンも とても印象的なものだった。

井上(加藤虎ノ介)との取り決めに関して 長次郎が仲間たちから責められる展開も面白かったなぁ。
白袴の金も カステーラの材料を買う金も 丸山で遊ぶ金も 全部自分が工面したんだと
今まで溜め込んでいた鬱憤を全部吐き出してしまう長次郎。
「わしらは日本のために働きゆうがじゃ。」と高い志を謳ってみせる池内(桐谷健太)と
「亀山社中の台所は火の車じゃ」と 厳しい現実を示してみせる長次郎。
その後 長次郎が「にせ侍」や「饅頭屋」という蔑称をぶつけられる様子にしても
長次郎の切腹という結末へ向けて エンターテイメント感たっぷりに展開される演出はとてもいい。

長次郎の死を悼み お元(蒼井優)を呼んで卓袱料理を口にすることで 長次郎の魂を弔う龍馬。
「皆が笑ろうて暮らせる国を作る」・・・その大変さを思い知ったと お元に語る様子など
前回 龍馬とお元が繰り広げた会話が 今回のラストへと繋がっている展開も良かったと思う。 

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