大切にしてきた「出会い」

　もう１０年も前になるだろうか～
「酪農実習生募集」のＨＰを見て応募してきたお嬢様がいた。当時は、私個人での受け入れであったために履歴書と申し込み
用紙をいただき、簡単に電話で応答をして受け入れを決めていた。

　来訪日が決まり、稚内空港での初めての出会い。まだ若々しい京都からのお嬢様だった。
今でも空港ロビーでの初対面の事が鮮明に覚えている。

　そんなお嬢様が年に一度くらい浜頓別町にやってくる。
先日もショッコリとやって来た。もちろん我が家にも必ず寄っていってくれる。

　　　　　　　　　
　
　当時、お嬢様は和太鼓の趣味を越えたプロに近い技術の持ち主であった。ちょうどその頃、浜頓別にも和太鼓のサークルが
立ち上がった頃で、お嬢様にそのことを伝え仲間に入れて頂いた。
６ヶ月間、お嬢様は酪農実習と和太鼓で楽しい日々を送っていた。
その和太鼓のお付き合いが今でも続いているのだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　人なつっこさと陽気なお嬢様は、すっかり浜頓別の地に愛着を持っていただいた。と同時に町の和太鼓チームの人達との
意気投合がお嬢様を更に引きつけているのかも知れない。

　もし、ネットでの募集が目に止まっていなかったら、私たちとお嬢様との出会いもなかったであろうし、和太鼓との意気
投合もなかっただろう。
酪農実習が結びつけたご縁に感謝だ。

　私たちにとっては短時間であるが、娘が京都から帰ってきた気分にさせてくれる瞬間でもある。
こんな気分にさせてくれる出会いを、これからも大切にしていきたいものだ。

　全国的に高気温で熱々しているのに、あすからオホーツク海側は低温になるという。
低温に合わせたわけではないが、あすから短い我が家の、少し早い夏休みだ。めざすは低温地帯を東下して知床を・・・。
セーターが必要だろうか～～～。