一昨日の一般質問の報告に続いて、議会の議決についてコメント致します。
多数決が民主主義の大原則です。しかし、行政の執行を考えたときに安易な議決(反対多数)では行政が滞ります。
今回は迷った議案もありましたが、『是々非々』で臨む議員として、非の大きいものはなかったので、結果はすべて賛成といたしました。
その中で、迷った議決について判断(心中)を報告します。
※は議案表題が長くわかりにくい部分を本質でまとめました
議案第1号 長南町森林環境譲与税基金条例について
この条例は国の森林や緑地の保全の為に国が徴税を国民一人当たり1000円を徴収するものと決めたことに対して、町ではその税を配分して貰った時の使用などについて定めたものです。国税(一人、1000円徴収)そのものに反対する方もいましたが、緑豊かなこの長南町の山林を守るためには、必要な財源措置だと思いました。長南町の荒れた山々を誰が守るのですか?きのこ採りの私も荒れた山林を知っているので、今後の保全進展に期待して見守りたいと思います。
議案第3号 ※議員報酬の条例の一部を改正する条例について
この条例は人事院の勧告に基づいて行われるもので、上げる場合もあれば、下げる場合もあります。ようは、スト権をはく奪された公務員に与えられた生活給改善勧告と言うべきものです。議員の報酬については自ら判断(適正改善)してから上級の審議委員会(議員給与について決める委員会があります)に諮るべきです。ちなみに私は議員削減のアンケートでは議員報酬150万円と答えましたが、皆さんはどう思われますか?
※これも私見ですが、議員には目一杯働く議員と議会で昼寝する議員もいました。平均値ではなく、格差も必要だと思っています。
議案第10号 ※長南町若者定住促進条例の一部改正について
この条例は若者が長南町に移住する場合、最大200万の補助を行う物でしたが少し下げて、代わりの部分を補強したものです。
補助金のダウンは若干ありますが、実質的・金額的には維持ともいえると思いました。大事なことは、移住について問題について、サポートシステム作り、民間企業のように懇切丁寧に行うことがこれからは大事だと考えています。
※「保育所は無くならないですか?」という移住された若者の声も聴いています。そんな若者移住者のサポート・相談窓口がもっと必要だと思いました。
以上3つの議案以外に迷いはないかと言われれば、あるかもしれませんが政治家ですので51%以上、若しくは近い将来良くなる議案に対しては賛成の〇をしています。
最近は町HPの議会報に議員別議決判断が載っています。勇気ある議員の反対意見もご参照下さい。