「廃止には住民運動を起こさないとダメですか!」
こんなことを厳しく言われたこともありました。
「誰も乗っていないですよ」
確かに今日も乗っていませんでした。
「空気を運んでいるんだよ」
長南地区は年間で80人ぐらいですからそういわれても仕方ないですね。
さて、何の話でしょうか?
そうなんです。長南町の巡回バスの話なのです。
『朗報?』です、ずいぶん前から廃止の話は上がっていましたがようやく今年度末で廃止という事になるそうです。
公共交通機関という事で、5%にも行かない収支率で、赤字の垂れ流しでやってきましたが、さすがに気が付いてくれたようです。いくら公共交通機関だと言っても利用されないのでは致し方ないと考えます。今後は代替交通機関を考えるべきなのです。(本当に長い間ありがとうございました。補助金をいただく為に国交省に働きかけ、県や多くの交通機関の方に応援してもらい、その会議には巡回バス利用もされていない住民代表の方が出席していました。オマケに最近はその会議の報償費が巡回バスの運賃収入を超えていました、そういうコスト意識のない公共交通機関運営はやめて当然だと思っています)※仮に現在の巡回バス利用者全員が乗合タクシーに乗り換えてもお釣りが来ます??
この高齢者の多い町では、ドアToドアの乗合タクシーに比重が大きく移ってきました。使い勝手が良いので利用者が右肩上がりなのです。・・・ただし、町の負担も増えて来ています。(少し前の話では1回あたりの平均料金が2500円程度で町(補助金含む)の持ち出しは2000円くらいと言われていました。)
しかし、いくら使い勝手が良いからと言って、町の人口の50%近い高齢者の方がマイカーを手放し、頻繁に乗合タクシーを使うようになれば、これもアウトです。さすがに負担が出来ません。
今後は生活に必要な利用部分に合わせた料金設定や年代に応じた利用回数の設定、収入や弱者対策に見合った無料券の配布(福祉タクシー的な考え)などに加えて土日、休日の利用も検討して、新たに見直しをしていくべきです。
そう『新乗合タクシー』の創設が必要なのです。
今回は多額の費用をかけてアンケートも取ったことですし、それに見合った地域の公共交通計画を図っていただきたいと思います。・・・改善期待しています。