思いの他、入院が長くなったが、退院の目途が付きそうなので、病院の駐車場に置いた車の事を急に思い出した。
『そうだ!もう10日目だ!!』『帰る時にはバッテリーが上がって動かないかも?』
※道路の向こうの駐車場に車があるのだが、外に出るには先生の許可がいるという。よほど、点滴を外して私服に着替えてこっそりやろうと思ったが、職業柄?やはり正々堂々と攻めることにした。(^-^)
車の充電の件を正式に看護師さんに話すと回診の時に先生に許可を取ってくれるという。
翌日、簡単に許可はいただいたのだが・・・
なにせ、大腸の内視鏡検査当日でなのです。
夜は下剤、朝は7時から2Lの洗腸下剤を飲まされて何回もトイレにいくようになっている。※トイレタイムは30分に一回くらいの割合でやってくるし、しかも点滴付。
それでも、4回位した後に点滴が空になったので、看護師さんを呼び、点滴を外して貰い。上着を羽織ると大急ぎで車に向かいました。
急がないと30分間隔のトイレタイムが襲ってくるのです。
ドアを開けて、エンジンをかけてみると・・・
「バルゥゥ・・バルルル」
かかりました!! エンジン回転を2000回転に上げ、エアコン・ファンなど電力消費を抑えると充電の巡航運転になりました。
「キュルル・・・キュルル」??ところがエンジン不調!!
いえいえ、5分もしないうちにお腹が悲鳴を上げ始めました。
せめて、20分持ってくれ・・・
「キュルル・・・キュルル」・・・ヒイー
とても無理です。
こうなったら、せめてあと五分、気晴らしに般若心経を唱えてみますが・・・だんだん早くなります(^-^)
10分のカウントダウンを冷や汗をかきながら聞くと、大急ぎで病院のトイレに戻り・・・何とか無事でした。
しかし、肝心な充電は出来たのでしょうか?
『充電させて下さい』のようにバッテリーが簡単に取り外せると良いのですけどね」
※洗腸剤2Lは、その後4回くらいトイレに行き、無事透明便になり内視鏡検査にたどり着きました。