『マッドマックス―怒りのデス・ロード』をTOHOシネマズ渋谷で見ました。
(1)大変な評判作ということなので、ミーハーとして覗いてみたくなって、遅ればせながら映画館に行ってきました。
本作(注1)の冒頭では、主人公のマックス(トム・ハーディ)の声で、「俺の名はマックス。昔、俺は警察官だった」などと自己紹介し、また「核戦争によって地球は荒廃し、世界は崩壊した」と状況を説明します。
そして、車(スーパーチャージャーV8インターセプター)のそばにいるマックスが映しだされます。
地面にいた2つ頭のトカゲを捕まえると、それを口に入れてから、車を動かします。
すると、その後を武装集団のウォー・ボーイズが追いかけ、ついに、その攻撃によってインターセプターは大破してしまい、マックスは捕まって砦に連れていかれます。
そこで彼は、背中にタトゥーを入れられ、ウォー・ボーイズのための輸血袋にさせられてしまいます。
ウォー・ボーイズの本拠地の砦では、イモータン・ジョー(ヒュー・キース=バーン)が独裁者として君臨しています。
人々に対して、「これから、ガスタウンからガソリンをもちかえるためにウォー・タンク(War Rig)を送り込む。指揮はフェリオサ(シャーリーズ・セロン)がとる。ウォー・ボーイズはわが魂とともにある。われこそは救世主だ!」などと演説し、人々に貴重な水を供給します。
次いで、ガスタウンに向かって車が動き出します。
ですが、ウォー・タンクを運転していたフェリオサは、ガスタウンには向かわず、敵のいる方向にハンドルを切ります。さあ、どうしてフェリオサはそんな行動に出たのでしょうか、イモータン・ジョーはどうするのでしょうか、そしてマックスの運命は、………?
舞台は、核戦争から45年後の文明が滅びた地球。そこに家族を殺されて復讐に燃える主人公が登場し、独裁帝国から武装タンカー・トレーラーに乗って逃げ出してきた女たち(注2)と一緒になって、彼女たちを追う独裁帝国の軍団と戦うという物語。でも設定とか物語などは二の次、ともかく画面に映し出される武装カーとか軍団の戦い方などが無茶苦茶で面白く、最初から最後まで見入ってしまいます(注3)。
(2)イモータン・ジョーの独裁帝国(注4)は、いくら彼がとても貴重な水資源を独り占めしているといっても、さらにまた絶対忠誠の親衛隊としてウォー・ボーイズを彼が持っているとしても、それだけでは運営・管理出来ないように思われます。
なにより、人々の暮らしに必要な食糧の生産はどうなっているのでしょうか?
ちなみに、劇場用パンフレットの「The World of Mad Max(マックスが生きる世界)」の「食糧」の項では、「彼らは、生き延びるために栄養を摂取できるものは何でも食べる。核戦争の影響によって誕生した奇形種のトカゲや昆虫なども貴重な蛋白源」などと述べられていますが、こんなことでは、イモータン・ジョーらの一部の人々は生きながらえるにせよ、大部分の人民はただちに餓死してしまい、帝国を運営していくことなど出来ないように思われます。
それに、彼の周りには、彼の息子たちやウォー・ボーイズがいますが、かれらは皆兵士であって、日常の細々とした事務を取り仕切っているようには見えません。でも、大勢の人民を管理するためには、しっかりとした官僚機構がどうしても必要になるでしょう。
しかしながら、そんなことはこの映画にあっては、全くどうでもいいのです。
ウォー・タンクを疾駆させて逃げるフェリオサらと、それを追いかけるイモータン・ジョーらの武装軍団との戦闘ぶりが、常識の域を超えたレベルに達していて、見る方に息をも吐かせないほどなのですから!
マックスを輸血袋としてフロントにくくりつけてニークス(ニコラス・ホルト)が運転する武装カーの異様な姿。
さらには、武装カーに取り付けられたポールをしならせて敵の車に飛び乗る“棒飛び隊”の様子とか(注5)、手榴弾付きの槍“サンダースティック”が突き刺さって破裂する様などに目を見張ります。
なかでも、ドラム・ワゴン(Doof Wagon)には圧倒されました!
なにしろ、その車の上には巨大なスピーカーをめちゃくちゃ積み上げ、その前でウォー・ボーイズの一人が、マスクをかぶり赤い服を羽織りながら、火を噴くギター(注6)を弾いており、後部では並べられた4つの大太鼓を4人のドラマーが叩いているのですから(注7)。
ウォー・ボーイズの戦意高揚のためであり、進軍ラッパ的な役割を果たすのでしょうが、それにしても破天荒なシロモノ(注8)!
そして、最後に、このドラム・ワゴンがバラバラになって飛び散ってしまうのですから、凄まじい限りです。
(3)渡まち子氏は、「様式美に満ちたアクションと、恋愛や友情などバッサリ切り捨てた潔いストーリー、CGに頼らない本物のカースタントの迫力。これほど圧倒的な刺激に満ちた映画なら“ランボー”チックでダサい副題のことは許す!」として85点をつけています。
前田有一氏は、「ダメ作確実と思われた「マッドマックス 怒りのデス・ロード」は、しかしその予想を覆す、シリーズ最高傑作であった。のみならずここ10年間、これほどテンションの高いアクション映画は見たことがないほどの、歴史に残る大傑作として登場した。3DおよびIMAXにもぴったりの映画で、いくらでも追加料金を払うだけの価値があるとまずは最初に断言する」として95点をつけています。
宇田川幸洋氏は、「あの手この手、新しい刺戟がつぎつぎとくり出されあきることがない。CGにたよらず、生身のスタントをつきつめているからだろう。監督自身が言うようにこれは、2時間の「目で見る音楽(ヴィジュアルミュージック)」だ。極上の」として★5つ(「今年有数の傑作」)をつけています。
読売新聞の恩田泰子氏は、「セロンの熱演が際立つ映画だが、それでもハーディーはしかと存在感を放つ。女も男も老いも若きも、体を張って、熱い、熱い。ミラー監督の、自由で過激な円熟の境地が、たまらなく楽しい」と述べています。
柳下毅一郎氏は、「余計なものをそぎ落とされた純粋なるアクションはほとんど曲芸のように、シュールレアリスティックなカーニバルのように美しい。時間の止まった世界で「怒りのデス・ロード」の登場人物は瞬間に感情を炸裂させる。その大いなる死、大いなる勝利は神話のように我らの心を揺り動かすのだ」と述べています。
(注1)監督・脚本は、ジョージ・ミラー。
なお、ジョージ・ミラーは、『マッドマックス』の第1作から第3作の監督でもあります。
(注2)フェリオサは、イモータン・ジョーによって監禁されていた若い5人の子産み女(イモータン・ジョーが自分の子孫を残すため)を連れて、独裁帝国を脱走しようとします。
(注3)出演者の内、トム・ハーディは『インセプション』で、シャーリーズ・セロンは『ヤング≒アダルト』や『あの日、欲望の大地で』で見ました。
(注4)フェリオサの運転するウォー・タンクを追いかけるイモータン・ジョーらの武装集団の画像は、イスラム国の画像とそっくりです!
(注5)このサイトの記事の中で、棒飛び隊について、「ミラー(監督)も実写をあきらめかけた時、ノリス(スタント・コーディネーター)、ギブソン(美術)、ダン・オリバー(特殊効果監修)が逆さのメトロノーム装置の開発に成功する」云々と述べられています。
(注6)Wikipediaの「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(「登場人物・キャスト」の「コーマComa-Doof Warrior」)の項では、「火炎放射器付きのエレキギターとサウスポー・エレキベースのダブルネック・メタル・ボディでディストーションを響かせたパワー・コード・リフ奏法を行う」と述べられています。どうして“サウスポー”なのかわかりませんが(あるいは、弦の張り方が逆なのでしょうか?)、映画の中で使われているのは、通常の6弦ギターと4弦のベースギターを合わせたダブルネックのギターのようです(ギター奏者が右足で踏んでいるのが「ディストーション」なのでしょう)。
例えば、このようなものが売られています。
ですが、YouTubeでこの映像を見てみると、そんな市販のものではなくて、4弦のベースギターのボディの上に6弦ギターを貼り付けて作られているような感じがします(それに、火炎放射のノズルが取り付けられているようです)。
(注7)Wikipediaの「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(「主に登場する乗り物」の「ドーフ・ワゴンDoof Wagon」)の項では、「後部席に4人編成で太鼓を叩くドレッドヘアのドーフ・ウォリアー」と述べられています。
(注8)ジョージ・ミラー監督は、このインタビュー記事において、「ドゥーフ・ウォリアーが存在するのにはロジカルな理由があります。言葉が発達する前、戦争や紛争では音楽がコミュニケーションの手段でしたよね。打楽器があったり、スコットランドではバグパイプがあったりしました」と述べています(「言葉が発達する前」と言っているところはよく理解できませんが)。
★★★★☆☆
象のロケット:マッドマックス 怒りのデス・ロード
(1)大変な評判作ということなので、ミーハーとして覗いてみたくなって、遅ればせながら映画館に行ってきました。
本作(注1)の冒頭では、主人公のマックス(トム・ハーディ)の声で、「俺の名はマックス。昔、俺は警察官だった」などと自己紹介し、また「核戦争によって地球は荒廃し、世界は崩壊した」と状況を説明します。
そして、車(スーパーチャージャーV8インターセプター)のそばにいるマックスが映しだされます。
地面にいた2つ頭のトカゲを捕まえると、それを口に入れてから、車を動かします。
すると、その後を武装集団のウォー・ボーイズが追いかけ、ついに、その攻撃によってインターセプターは大破してしまい、マックスは捕まって砦に連れていかれます。
そこで彼は、背中にタトゥーを入れられ、ウォー・ボーイズのための輸血袋にさせられてしまいます。
ウォー・ボーイズの本拠地の砦では、イモータン・ジョー(ヒュー・キース=バーン)が独裁者として君臨しています。
人々に対して、「これから、ガスタウンからガソリンをもちかえるためにウォー・タンク(War Rig)を送り込む。指揮はフェリオサ(シャーリーズ・セロン)がとる。ウォー・ボーイズはわが魂とともにある。われこそは救世主だ!」などと演説し、人々に貴重な水を供給します。
次いで、ガスタウンに向かって車が動き出します。
ですが、ウォー・タンクを運転していたフェリオサは、ガスタウンには向かわず、敵のいる方向にハンドルを切ります。さあ、どうしてフェリオサはそんな行動に出たのでしょうか、イモータン・ジョーはどうするのでしょうか、そしてマックスの運命は、………?
舞台は、核戦争から45年後の文明が滅びた地球。そこに家族を殺されて復讐に燃える主人公が登場し、独裁帝国から武装タンカー・トレーラーに乗って逃げ出してきた女たち(注2)と一緒になって、彼女たちを追う独裁帝国の軍団と戦うという物語。でも設定とか物語などは二の次、ともかく画面に映し出される武装カーとか軍団の戦い方などが無茶苦茶で面白く、最初から最後まで見入ってしまいます(注3)。
(2)イモータン・ジョーの独裁帝国(注4)は、いくら彼がとても貴重な水資源を独り占めしているといっても、さらにまた絶対忠誠の親衛隊としてウォー・ボーイズを彼が持っているとしても、それだけでは運営・管理出来ないように思われます。
なにより、人々の暮らしに必要な食糧の生産はどうなっているのでしょうか?
ちなみに、劇場用パンフレットの「The World of Mad Max(マックスが生きる世界)」の「食糧」の項では、「彼らは、生き延びるために栄養を摂取できるものは何でも食べる。核戦争の影響によって誕生した奇形種のトカゲや昆虫なども貴重な蛋白源」などと述べられていますが、こんなことでは、イモータン・ジョーらの一部の人々は生きながらえるにせよ、大部分の人民はただちに餓死してしまい、帝国を運営していくことなど出来ないように思われます。
それに、彼の周りには、彼の息子たちやウォー・ボーイズがいますが、かれらは皆兵士であって、日常の細々とした事務を取り仕切っているようには見えません。でも、大勢の人民を管理するためには、しっかりとした官僚機構がどうしても必要になるでしょう。
しかしながら、そんなことはこの映画にあっては、全くどうでもいいのです。
ウォー・タンクを疾駆させて逃げるフェリオサらと、それを追いかけるイモータン・ジョーらの武装軍団との戦闘ぶりが、常識の域を超えたレベルに達していて、見る方に息をも吐かせないほどなのですから!
マックスを輸血袋としてフロントにくくりつけてニークス(ニコラス・ホルト)が運転する武装カーの異様な姿。
さらには、武装カーに取り付けられたポールをしならせて敵の車に飛び乗る“棒飛び隊”の様子とか(注5)、手榴弾付きの槍“サンダースティック”が突き刺さって破裂する様などに目を見張ります。
なかでも、ドラム・ワゴン(Doof Wagon)には圧倒されました!
なにしろ、その車の上には巨大なスピーカーをめちゃくちゃ積み上げ、その前でウォー・ボーイズの一人が、マスクをかぶり赤い服を羽織りながら、火を噴くギター(注6)を弾いており、後部では並べられた4つの大太鼓を4人のドラマーが叩いているのですから(注7)。
ウォー・ボーイズの戦意高揚のためであり、進軍ラッパ的な役割を果たすのでしょうが、それにしても破天荒なシロモノ(注8)!
そして、最後に、このドラム・ワゴンがバラバラになって飛び散ってしまうのですから、凄まじい限りです。
(3)渡まち子氏は、「様式美に満ちたアクションと、恋愛や友情などバッサリ切り捨てた潔いストーリー、CGに頼らない本物のカースタントの迫力。これほど圧倒的な刺激に満ちた映画なら“ランボー”チックでダサい副題のことは許す!」として85点をつけています。
前田有一氏は、「ダメ作確実と思われた「マッドマックス 怒りのデス・ロード」は、しかしその予想を覆す、シリーズ最高傑作であった。のみならずここ10年間、これほどテンションの高いアクション映画は見たことがないほどの、歴史に残る大傑作として登場した。3DおよびIMAXにもぴったりの映画で、いくらでも追加料金を払うだけの価値があるとまずは最初に断言する」として95点をつけています。
宇田川幸洋氏は、「あの手この手、新しい刺戟がつぎつぎとくり出されあきることがない。CGにたよらず、生身のスタントをつきつめているからだろう。監督自身が言うようにこれは、2時間の「目で見る音楽(ヴィジュアルミュージック)」だ。極上の」として★5つ(「今年有数の傑作」)をつけています。
読売新聞の恩田泰子氏は、「セロンの熱演が際立つ映画だが、それでもハーディーはしかと存在感を放つ。女も男も老いも若きも、体を張って、熱い、熱い。ミラー監督の、自由で過激な円熟の境地が、たまらなく楽しい」と述べています。
柳下毅一郎氏は、「余計なものをそぎ落とされた純粋なるアクションはほとんど曲芸のように、シュールレアリスティックなカーニバルのように美しい。時間の止まった世界で「怒りのデス・ロード」の登場人物は瞬間に感情を炸裂させる。その大いなる死、大いなる勝利は神話のように我らの心を揺り動かすのだ」と述べています。
(注1)監督・脚本は、ジョージ・ミラー。
なお、ジョージ・ミラーは、『マッドマックス』の第1作から第3作の監督でもあります。
(注2)フェリオサは、イモータン・ジョーによって監禁されていた若い5人の子産み女(イモータン・ジョーが自分の子孫を残すため)を連れて、独裁帝国を脱走しようとします。
(注3)出演者の内、トム・ハーディは『インセプション』で、シャーリーズ・セロンは『ヤング≒アダルト』や『あの日、欲望の大地で』で見ました。
(注4)フェリオサの運転するウォー・タンクを追いかけるイモータン・ジョーらの武装集団の画像は、イスラム国の画像とそっくりです!
(注5)このサイトの記事の中で、棒飛び隊について、「ミラー(監督)も実写をあきらめかけた時、ノリス(スタント・コーディネーター)、ギブソン(美術)、ダン・オリバー(特殊効果監修)が逆さのメトロノーム装置の開発に成功する」云々と述べられています。
(注6)Wikipediaの「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(「登場人物・キャスト」の「コーマComa-Doof Warrior」)の項では、「火炎放射器付きのエレキギターとサウスポー・エレキベースのダブルネック・メタル・ボディでディストーションを響かせたパワー・コード・リフ奏法を行う」と述べられています。どうして“サウスポー”なのかわかりませんが(あるいは、弦の張り方が逆なのでしょうか?)、映画の中で使われているのは、通常の6弦ギターと4弦のベースギターを合わせたダブルネックのギターのようです(ギター奏者が右足で踏んでいるのが「ディストーション」なのでしょう)。
例えば、このようなものが売られています。
ですが、YouTubeでこの映像を見てみると、そんな市販のものではなくて、4弦のベースギターのボディの上に6弦ギターを貼り付けて作られているような感じがします(それに、火炎放射のノズルが取り付けられているようです)。
(注7)Wikipediaの「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(「主に登場する乗り物」の「ドーフ・ワゴンDoof Wagon」)の項では、「後部席に4人編成で太鼓を叩くドレッドヘアのドーフ・ウォリアー」と述べられています。
(注8)ジョージ・ミラー監督は、このインタビュー記事において、「ドゥーフ・ウォリアーが存在するのにはロジカルな理由があります。言葉が発達する前、戦争や紛争では音楽がコミュニケーションの手段でしたよね。打楽器があったり、スコットランドではバグパイプがあったりしました」と述べています(「言葉が発達する前」と言っているところはよく理解できませんが)。
★★★★☆☆
象のロケット:マッドマックス 怒りのデス・ロード
>巨大なスピーカーをめちゃくちゃ積み上げ、・・・火を噴くギターを弾いて・・・大太鼓を4人のドラマーが叩いている・・・
>様式美に満ちたアクションと、・・・CGに頼らない本物のカースタントの迫力。
>これほどテンションの高いアクション映画は見たことがないほどの、歴史に残る大傑作として登場した。
>あの手この手、新しい刺戟がつぎつぎとくり出されあきることがない。
“棒飛び隊”は、ヤジロベエにも見えました。 ↓
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/5d369ead2a020ceaf7b788c80dcda77e
本作は、核戦争後45年経過した世界を舞台としていますから、今から30年位先に核戦争が起きるとしたら、まさに21世紀末の姿を表しているのかもしれません。
そして、いまでは一つしか出現していない「イスラム国のような無法な武装集団」があちこちに見られることでしょう!
なお、ヤジロベエの情報をありがとうございます。
植物プラントは出てきたけど、人以外の獣は出てこなかったですね。カラスくらいか。牛や豚は飼うとそれなりの餌(植物)を必要としてしまうので、犬や狼のような肉食動物が手ごろに入ると便利の筈だけど。人しかいないなら、人を食ってそうですけどね。
「人しかいないなら、人を食ってそう」ということなら、『海街diary』と『マッドマックス怒りのデス・ロード』がつながっているばかりか、『マッドマックス怒りのデス・ロード』と『野火』ともつながってきますね!