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映画を見た後にネタバレOKで映画を、展覧会を見たら絵画を、など様々のことについて気楽に話しましょう。

2017年映画 マイベスト10

2018年01月06日 | その他
 明けましておめでとうございます。
 本年もまたどうぞよろしくお願いいたします。

 新年の始めは、ここ4年ほど、「日本インターネット映画大賞」に投票する形で、前年に見た映画の上位ランク付けを行ってきましたが、同賞の内容が大幅に変わって邦画中心となってしまったため(注1)、本年は昔に戻って、拙ブログ独自のやり方でマイベスト10を作成することといたしました。

 昨年は、一昨年とは様変わりして、邦画よりも洋画の方に興味深い作品が多かった感じがし、結果的に100本のエントリを拙ブログにアップいたしましたが、そのうちの57本は洋画であり、また、★を4つ以上付けた作品は、洋画が23本なのに対し、邦画は10本に過ぎませんでした。
 そうしたこともあって、本年は、「日本インターネット映画大賞」の投票は行わないことといたしました。

 それでは、早速マイベスト10です。
 と言っても、これはあくまでもクマネズミの個人的な順位付けであって、まあ、お遊びの範囲を出ないものであることは言を俟ちません。

①洋画
 ★を4つ以上つけた作品は23本ありましたが、その中から10本を選び出し、クマネズミが良いと思うものから順番に並べますと、以下のようになります。

マンチェスター・バイ・ザ・シー』★5
パターソン』★4
エル ELLE』★4
ローサは密告された』★4
KUBO/クボ 二本の弦の秘密』★4
裁き』★4
セールスマン』★4
メッセージ』★4
哭声/コクソン』★4
雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』★4

 それぞれの作品の感想については、それぞれのエントリをご覧いただくとして、アメリカ映画以外でも、フィリピン映画(『ローサは密告された』)、インド映画(『裁き』)、イラン映画(『セールスマン』)、それに韓国映画(『哭声/コクソン』)になかなかの秀作があったように思います(注2)。

②邦画
 ★を4つ以上つけた作品は10本ありましたので、クマネズミが良いと思うものから順番に並べますと、以下のようになります。

バンコクナイツ』★5
夜空はいつでも最高密度の青色だ』★4
幼な子われらに生まれ』★4
』★4
南瓜とマヨネーズ』★4
夜明け告げるルーのうた』★4
夜は短し歩けよ乙女』★4
愚行録』★4
ゾウを撫でる』★4
PARKS パークス』★4

 興味深いことに、洋画の上位10作品の中に入っている『パターソン』と同様に、『夜空はいつでも最高密度の青色だ』も、現代詩を下敷きにした秀作でした。

③洋画と邦画の区別を取り払うと
 さらにお遊び度を増して、洋画と邦画を混ぜ合わせた場合の上位10作品となると、下記のようなものになるでしょうか。

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』★5
『バンコクナイツ』★5
『パターソン』★4
『エル ELLE』★4
『ローサは密告された』★4
『夜空はいつでも最高密度の青色だ』★4
『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』★4
『幼な子われらに生まれ』★4
『裁き』★4
『セールスマン』★4

④ワースト
 ★を2つしかつけなかった作品は、洋画で5作品、邦画で3作品あるところ、それぞれ2つずつ選びだすと以下のようになります。

イ)洋画
ロスト・イン・パリ』★2
アサシン クリード』★2

ロ)邦画
ナミヤ雑貨店の奇蹟』★2
斉木楠雄のΨ難』★2

 洋画の『ロスト・イン・パリ』と邦画の『斉木楠雄のΨ難』は、コメディと謳われているにもかかわらず、クマネズミの感性の歪みからでしょう、全然笑えなかった作品です。


 以上が、昨年の映画についてのマイベスト10ですが、さあ本年もまた面白い映画に巡り合うことができるでしょうか?



(注1)日本インターネット映画大賞ブログの「概要」に、「外国映画部門は縮小し日本映画部門を中心にして行います」とあり、部門賞として「ベスト外国映画作品賞」が設けられているものの、「最も今年ベストだった外国映画1作品に授与」とされているだけです。

(注2)『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』を邦画としてみたら、洋画の上位10本の内、半分がアメリカ映画以外の作品となります。


 
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8 コメント

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KUBO/クボ 二本の弦の秘密 (まっつぁんこ)
2018-01-06 21:39:35
KUBO/クボもかぶってますね。
これはとても邦画とは言えないでしょう(笑)
日本インターネット映画大賞ですが、「外国映画部門は縮小し日本映画部門を中心」の意図はなんでしょ。
私は投票していないのでどうでもいいんですけど、ドメスティック化は衰退を招くと思います。
明けましておめでとうごさいます (ここなつ)
2018-01-06 23:28:11
クマネズミ様
明けましておめでとうごさいます。本年もどうぞよろしくお願いします。
弊ブログに早速コメントをお寄せ下さりありがとうございました。
弊コメント欄でおっしゃっていたように、楽しみのひとつとして、思いもよらずベストに選ぶ作品が異なっていることもありますよね。まさに一興といったところだと思います。ベストに挙げている作品は異なっていたとしても、普段のコメントなどのお付き合いでは嗜好が似通っていたり、その妙も楽しめるところだと思います。
実は私はクマネズミさんが入れていらっしゃる「ローサは密告された」を自分のベストに入れなかったのは少し心残りでした。それ程あの作品はガツンとくる作品だったと思います。別の方のコメント欄にも書いたのですが、この作品のメンドーサ監督に師事している新進監督が東京国際映画祭で「アンダーグラウンド」という作品を出品していて、これもなかなか面白かったので、もし機会があればご覧になって下さい。
貴ブログにはTBができなくなってしまいましたが、また度々寄らせていただきますので、その時にはどうぞよろしくお願いします。
Unknown (クマネズミ)
2018-01-07 06:56:22
「まっつぁんこ」さん、コメントをありがとうございます。
日本インターネット映画大賞が「外国映画部門は縮小し日本映画部門を中心」とした意図は公表されていませんので推測するしかありませんが、あるいは、一昨年における邦画の隆盛かもしれませんし(ですが、昨年には早くも行き詰まってしまった感じがします)、もしかしたら、洋画の場合守備範囲が広すぎて票がバラけてしまうという問題があるのかもしれません。
おっしゃるように、「ドメスティック化は衰退を招く」ものと思います。
Unknown (クマネズミ)
2018-01-07 14:05:24
「ここなつ」さん、コメントをありがとうございます。
『ローサは密告された』のメンドーサ監督に師事している新進監督が制作した『アンダーグラウンド』については知りませんでしたので、とても貴重な情報でした。
それで、ちょっとネットを調べますと、昨年の東京国際映画祭に出品されたダニエル・R・パラシオ監督の『アンダーグラウンド』なのですね。ただ、Wikipediaの『アンダーグラウンド』を見ると、エミール・クストリッツァ監督の同名の作品(1995年)が記載されており、またメンドーサ監督自身にも、『キナタイ-マニラ・アンダーグラウンド- 』という作品があるようで、“アンダーグラウンド”を巡っては、どうも錯綜した感じがあるようです(『東京アンダーグラウンド』という漫画・アニメもあるようですし)。
「アンダーグラウンド」は (ここなつ)
2018-01-11 14:59:37
こんにちは。度々すみません。
私のおススメと申し上げた方の「アンダーグラウンド」は、書かれていらっしゃるように東京国際映画祭に出品されたダニエル・R・パラシオ監督の「アンダーグラウンド」の方でした。恐らくすぐのロードショー公開はされないとは思いますが、何かの特集などで公開された場合には、是非どうぞ、という意味でしたので、わかりにくくてすみませんでした。
Unknown (クマネズミ)
2018-01-12 05:08:49
「ここなつ」さん、わざわざ再コメントをありがとうございます。
いえいえ、クマネズミも“アンダーグラウンド”を巡ってネットでいろいろ調べることが出来、勉強になり感謝しております。なにしろ、“アンダーグラウンド”を「映画.com」で検索すると、7つもの作品が挙げられているのですから!
Unknown (ふじき78)
2018-01-13 23:09:21
こんちは。
ルールは俺が決めると毎回邦画10本、洋画10本選んでます。毎回選択方法替わると面倒なんだよねえ。いいね、いいね、クマネズミさんとはバリバリ合わない。1本「愚行録」しか合ってない。

日本インターネット映画大賞で邦画中心にしたのは単純に「手が足りない」という事らしいです。去年5本5本にした時も焼け石に水だったのだろうから分母を削るしかなかったのでしょう。まあ、でも、個人的には感謝してます。あそこがあるから締め切り守ってベスト書けるので(私は)。

Unknown (クマネズミ)
2018-01-14 14:30:10
「ふじき78」さん、コメントをありがとうございます。
おっしゃるように、「ふじき78」さんのベストテンとは、邦画の『愚行録』しか合致していません。それどころか、「ふじき78」さんが挙げておられる20本のうち、クマネズミが見ているものは、『愚行録』以外には『定一の國』『沈黙-サイレンス-』『スパイダーマン ホームカミング』しかなく、これではベストテンが合致するはずもないでしょう!
ただ、10日に発表された「キネマ旬報のベスト・テン」と比較すると、邦画では、そこに掲げられている作品のうち8割を見ていますし(そのうちの3本がクマネズミのベストテンと重なります)、洋画でも9割の作品を見ています(クマネズミのベストテンと重なるのは2本です)。
両者は、大雑把には類似しているような感じがします。
でも、喜ぶわけにはいきません。仮に、「キネマ旬報のベスト・テン」の選者たちが地位のある高齢者であり、その傾向が超保守的なものだとしたら(そんな感じがしないでもありません)、クマネズミは、自分が映画に期待するものとは違ったものを映し出している作品を選別してしまったとも言えるでしょうから(クマネズミとしては、世の中が求める傾向とはかなり違った作品を選びだしたつもりなのですが)。

なお、「日本インターネット映画大賞で邦画中心にしたのは単純に「手が足りない」という事らしい」との情報をありがとうございます。
いずれにしても、間口を狭めすぎると、全体の崩壊を招きかねない恐れもあるように思われます。

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