「ラ・ボエーム」を新宿のテアトル・タイムズスクエアで見てきました。
この映画は、オペラ自体を実写化したものです。即ち、音楽と歌はオペラどおりで、ただ歌手が動き回るところを劇場の舞台ではなく実際の現場としているわけです(といってもそこもセットですから、舞台とどこが違うのか、と問われると返答に窮してしまうでしょう!)。
以前見た映画「魔笛」の場合には、第1次大戦中の出来事のようにして描いていました。といっても、そのオペラは、お話自体が頗るファンタジックなものですから、そんなにリアルな感じは受けません。
ところが、この「ラ・ボーエム」は、パリの貧乏学生の生態を描いているので、このように映画化するとかなりリアルな感じが増大します。といって、このオペラのストーリーは他のオペラと同様ごく他愛ないもののため、実写化するとかえってその荒唐無稽さが強調されてしまうようです。
ですが、私の場合、大昔ブラジルにいたときに暇に任せてオペラのレコードを随分と聴き、中でも「ラ・ボエーム」は一番のお気に入り、今度の映画を見ながらも、当時の雰囲気を懐かしく思い出したところです(有名なアリアを聴くと、ブラジリアの臭いが漂ってくるような感じになるのです!)。
この映画は、オペラ自体を実写化したものです。即ち、音楽と歌はオペラどおりで、ただ歌手が動き回るところを劇場の舞台ではなく実際の現場としているわけです(といってもそこもセットですから、舞台とどこが違うのか、と問われると返答に窮してしまうでしょう!)。
以前見た映画「魔笛」の場合には、第1次大戦中の出来事のようにして描いていました。といっても、そのオペラは、お話自体が頗るファンタジックなものですから、そんなにリアルな感じは受けません。
ところが、この「ラ・ボーエム」は、パリの貧乏学生の生態を描いているので、このように映画化するとかなりリアルな感じが増大します。といって、このオペラのストーリーは他のオペラと同様ごく他愛ないもののため、実写化するとかえってその荒唐無稽さが強調されてしまうようです。
ですが、私の場合、大昔ブラジルにいたときに暇に任せてオペラのレコードを随分と聴き、中でも「ラ・ボエーム」は一番のお気に入り、今度の映画を見ながらも、当時の雰囲気を懐かしく思い出したところです(有名なアリアを聴くと、ブラジリアの臭いが漂ってくるような感じになるのです!)。
「オペラの」映画として十全か、といえばいろいろ指摘はできるでしょうが、それでも当代随一のコンビで「ボエーム」を満喫できる機会は得がたいものがありますね。