ECHOES

Punk Rock Life

The Soft Machine Legacy

2006-04-08 05:22:06 | Weblog
久しぶりッス!!

ブログ休止決め込んでかれこれ1ヶ月半、たまにログインして様子を見てみると、最初は減って行ったアクセスipってヤツ、途中からは平均した数字を維持してるんですね。
つーことは・・・こんなヘたれブログを気にかけてくれてる人が、けっこうな人数いらっしゃるって事。
あ、あ、あ、ありがとうございます!
もう~ひとりひとり抱きしめて、一緒に夢の世界に行きたいッス(女性限定)。

さて状況は全く変わらないのですが、自分はマイペースで生活しております。
ただしレコ屋は以前のように通うことなく、あまりCDを買う事もなくなっています。
以前から私の子供には、父さんはご飯を食べてCDを買う事によって生きている、だからCD買わなくなったら倒れるんだよ、と説明してました。
少し前にも言われました。
(父さん、そろそろユニオンでも行った方がいいよ、病気になるとまずいからさ。)
(おお!俺の事をそんなに心配してくれるのか、ありがとよ。)
(そうだよ、心配だよ、CD買わないで倒れられるとゲーム買って貰えなくなるからさ。)
ご都合主義は親譲りです。

レコ屋とは少々距離を取った生活の中でも、やはり興味深いCDは発売されるわけで、ブログ休止してから今日まで買ったCDが5枚。
約40日の間にわずか5枚しかCDを買っていないわけです。
・・・・長年親しんできた、ロックなんて音楽に興味が無くなってきたのかと寂しいです。

その中の1枚がソフト・マシーン・レガシーの新作です。
ソフト・マシーン・・・頭の中にはしっかりとインプットされてるバンド、だけど今まで手を出そうとしなかったバンドです。
イメージとしては、ケヴィン・エアーズ在籍の極初期のサイケデリック・バンド、プログレ、そしてジャズ・ロック。
メンバー・チェンジの激しさも、なんだかイメージがゴッチャになってる理由か。
雑誌「ストレンジ・デイズ」の特集を読んでいても、メンバーの移り変わり全くわかりません。

そんなソフト・マシーン、何故聴いてみたくなったのか。
ベーシストの、ヒュー・ホッパーという名前に親しみを感じたんです、そんな理由です。

まあ興味を持った理由はともかく、いままで聴いた事のなかったソフト・マシーン、とても新鮮な刺激を受けました。

雑誌で記事を読んでいる時点で、少しだけ嫌だと思っていた事があります。
ギターのジョン・エサリッジを評するのに、フュージョンというキーワードが出ていたからです。
フュージョン、クロスオーバー、80年代初頭、日本のロック・シーンを腑抜けにしたジャンルでした。
日本の数いる名ギタリスト、みんなロックを忘れちゃったわけ。
なにしろパンタ&HALのギター二人が、ラリー・カールトンよろしく335とブギーのアンプで演奏はじめちゃったんですね。
そんな腑抜けなギターで「屋根の上の猫」だぜ、お笑いです。
当時、たしかロフトでのパンタのMCが忘れられません、「俺が5人だったピストルズやっちゃうんだけどな」。
間もなくHALは解散します。

そんな不安を胸にCDを聴いてみると、1曲目からな~んとダイナミックなギターの音、ロックやんけ。
こういうギターってフュージョン系なわけ?
俺の感覚では違うと思うんだけどどうなんでしょうね。
たしかに圧倒的なギター・テクニックを見せ付けられちゃう局面もあるけど、芯には太いロックを感じます。

アルト・サックスのエルトン・ディーン氏は残念ながら最近亡くなられたそうですが、彼のサックスはとても私の好みと一致しています。
コルトレーンあたりの先人の影響をとてもうまく消化、独自のエキサイティングなスタイルをもったプレイヤーだと思います。
フリーの展開に走りそうでまた戻る、イキそうでイカない微妙な間合い、そして最後はイッテしまう、昇天・・快感。
そうです、みんなが大好きなアレと一緒です、イキそうでイカない時間をいかに長引かせるか、基本です。
えッ、意味がわからないって、オジサンにまかせなさい、ただし16歳から35歳までの女性に限ります。

まあそれは置いといて私が好きなコルトレーン、特に好きな時代がインパルスの前期から中期。
フリーに飛びたつ直前、そして飛びたった瞬間の時期。
エリック・ドルフィーを加えたヴィレッジ・バンガードのライブの頃。
そこらのコルトレーン・バンドに、仮にエルトン・ディーンが飛び入りしたら、かなり面白いエキサイティングな演奏になったんじゃないのかなと。

ロック・バンドの中にサックスを入れる場合、テナーでもソプラノでも、もちろんバリトンでもなくアルトが多いです。
サックスの中でアルトの音域というのが、人間の声帯の音域に一番近いそうで、そんな理由でかみ合うんでしょうね。

ソフト・マシーン・レガシー、ベテラン・ロッカーの重厚な演奏とインタープレイ、最高に気に入っております。
40日間の間に買った5枚のCD、実は3枚までソフト・マシーンでした。
1枚はケヴィン・エアーズ在籍の1stの紙ジャケです、全く違うバンドですが元々私が大好きな音、この時期のライブが聴きたい!。

ソフト・マシーン・レガシーのブートもあって、エルトン・ディーンが亡くなる一週間前の演奏が高音質で収録されてるそう。
こいつ、買うなと思ってるでしょう・・・・注文済み、今日来るかな~。

最近は全くCD買っいないオヤジの、ご挨拶がてらの一時的復帰でした。

さ~てCL準決勝はミランとバルサだぜ。

ではブログ休止に戻りま~す。