ECHOES

Punk Rock Life

Fillmore East 5.15.70/Grateful Dead

2010-09-29 20:17:16 | Weblog
デッドのRoad Tripsシリーズ、届いて聴いてホッとしてるのを見計らったように次のブツのインフォメーションが来るのですが、この間隔の開け方は計画的か、買う気にさせられるちゃうタイミング。


これが届いたのは夏前くらい?
時々引っ張り出して聴いてると次のブツはもう出回ってるらしい。


これは70年のフィルモアイースト録音という美味し過ぎる年代、しかも本編がCD3枚組、ボーナスディスクを含めて4枚というヴォリュームなんですね。

迷うことなくクリックしました。


このシリーズでははじめてのはず、アコースティックセットがバッチリ収録されています。


アコースティックセットのライブを収録したReckoningが大好きな俺には今回のブツは嬉しい。


アコースティックセットに限らず全体的に力が抜けた緩い演奏の心地よさ。


このシリーズ聴き出すとホント抜けられなくなって、とっかえひっかえ1週間くらいデッドだけとかね(笑)


次のヤツ?

既にクリックしましたよ、もう諦めました。
全部買います(笑)

I Feel Like Playing/Ronnie Wood

2010-09-27 19:14:38 | Weblog
I Feel Like Playing
9年ぶりにプレイしたくなったそうです。

俺なんて刺激があれば毎晩でもベッドの上でプレイしたくなります(*^o^*)


若ぶって顔文字なんて使っちゃってるけど(笑)


9年年齢を重ねたロンウッドはますます声はしわがれディラン度が更にアップ!

ディランがフェイセスをバックに、ロックンロールアルバムを作った感じ。


独特の緩さは相変わらず、この緩さがロニーの魅力カッコ良さだと思ってるのですが、システムにばっちりはめ込まれて緩さが見え難いストーンズでのロニーはあまり好きではないな~、と思うわけ。

最近のストーンズには全く興味が無いのですが、俺が好きだった頃のストーンズやフェイセスが見え隠れするこのアルバムは最高。

Kiss/PANTA

2010-09-20 21:22:43 | Weblog
問題作「キッス」をブログろうと実家に行ってレコード探したけど見つからない(苦笑)


嫌いではないんで旅に出していないはず、でも好きでもないので一生懸命探す気もなし。


フュージョンなんて腑抜け音楽に、しかも中途半端に影響受けたHALというバンドの音にはうんざり、パンタ自身もそれはあったはず。


boogieのアンプに335という、ラリーカールトンの影響そのままのギタリスト、そんな緩い音で「屋根の上の猫」、悪い冗談かと思いました。


「俺が5人ならピストルズをやるよ」


パンタは嘆きそしてHALは解散。


郵便貯金ホールで数バント出演のコンサートでひっそり、それが最後のライブでした。


ロッカーズとアナーキーが出たのは覚えてる、HALの時は2階席でアナーキーのメンバーと、醒めた視線で見下ろしていました。


自分の意志と違う方向を向くバントと別れたパンタ、誰もが当時のパンクシーンに呼応したような硬質なロックアルバムを作るのだろうと期待したわけです。


しかしです、ソロになり身軽になったパンタが作ったレコードは、全てのファンの期待を裏切るスイート路線、大問題作「キッス」だったのです。


ある意味パンクアルバム的な衝撃ではありました。


とは言っても、元々パンタはそういう路線の曲を書いていたし本人も好き、アイドル的な歌手に曲を書いていたり。


何しろステージでユーミンを尊敬すると言ってしまう人でしたから。


そのレコードにショックを受けた俺、ファンクラブ宛てにハガキを書いています。


リザードのモモヨさんが当時の雑誌でARBのレビューを書いているのですが、じゃがたらは実際に血を流している、リザードは目には見えないけど血を流しながら音楽をやっている、ARBは血を流すことをしないという内容。


それを例に、パンタも血を流すようなロックをやってほしい、流す血が足りなければレバニラ炒めを食べてほしい、なんて文面。


ある日パンタの事務所でなくレコード会社ビクターから電話が掛かってきたのです、ハガキの内容が面白いのでライブのフライヤーに使わせてくれと。


「キッス」を否定した内容だけどいいのかなと思いながら、そのフライヤーが出来るのを楽しみにしてたんですね。


さて問題のフライヤー、俺の書いた文章はたった一言だけ使われてました。


「パンタにレバニラ炒めを食わせたい」

これじゃ全く意味がわからねえじゃんて(笑)


このような否定的な意見は多かったようで、スイート路線3部作を作ると宣言してたパンタですが、2作目の「唇にスパーク」というレコードがあまりにひどく、レコード会社もついにダメ出し。


一番興味深かった3作目のカヴァーアルバムは幻となってしまったのでした。


オリジナルのラブソングはともかく、洋楽カヴァーにパンタが詩をつけるという企画は面白いと思うのだけどな~


パンタは洋楽のカヴァーはいまだにやってないはずだよね?
たしか企画物でホワイトラビットをやったか。


「キッス」も今聴くと悪くはないですよ、わざわざ探して聴こうとは思わないけどね。

マラッカ/PANTA&HAL

2010-09-18 21:58:01 | Weblog
ひとすじのパイプラインが海へとつづく広大な中東の砂漠をイメージした曲を聴いて、まだレコードが出てなかったとはいえ「スルメが焦げる匂いの中で」と鼻歌を歌ったのは若き日のうちの奥さんです(苦笑)


砂丘の上のコンビナートでスルメ焼いてる人は珍しいだろ。

「砂の焦げる匂いの中で」、俺が大好きな「ネフードの風」が収録されているのが名作「マラッカ」

大好きな曲がたくさん入っていて完成度の高いアルバムなんだけど、俺なんかはパンタらしくねえな、とか文句を言ってしまう。


鈴木慶一のプロデュースは確かに当たりだったのだろうけど、ナタで叩き切るような俺が大好きなパンタの歌声は薄くなっちまった。
気取ったジャケット写真もパンタらしくねえし。


とは言いながら大好きだし、パンタの代表作、頭脳警察の名残を完全に断ち切ったはじめてのアルバムでしょう。


HALのライブで演奏しながら煮詰めて行った曲が大半、このレコードが発売されるまでほとんど演奏されてない、隠し玉的な名曲「裸にされた街」も収録。


薄い記憶を辿って行くと、浅草のニューイヤーロックで、お客さんが眠たくなった頃に出演して「つれなのふりや」を演奏、それあたりが「マラッカ」に収録された曲がステージで披露された最初かなと。


代表作である故にこのアルバムの発表はパンタのターニングポイントになって、パンタがソロでなくバンドにこだわって作ったHALは、パンタの意志とは違う方向に迷走しはじめるわけです。


1980Xを出した頃かな、パンタは新宿ロフトでひとことこぼします。

「俺が5人だったらセックスピストルズをやるのに」


郵便貯金ホールでの最後のライブまで長い時間はかかりませんでした。


ひとりになったパンタは、新宿ロフトでの言葉どおりに、全てを裏切るパンクアルバムを作ることになります。



つづく、かな?(笑)

Sound System Scratch/Lee Perry

2010-09-16 21:15:55 | Weblog
1973から1979年までのリーペリーのダブプレート、市販されずにダンスホールなどで流すために数枚だけプレスされた音源を集めたものだそう。


新作のように広く聴かすのが目的で、とっつきやすい音とは対局の音源集かなと。


頭の中で曲を楽しむのではなくて、体全体にズシンと作用するビートを浴びる気持ちよさ。


もうこれはね、先行7インチを聴いた時から、絶対にヴィニールでアナログレコードで買うと決めてました。

これは迷わずね。


不思議なのはこういう音をCDで聴くと古さを感じたりするんだけど、アナログで聴くと凶暴で攻撃的な音に変容するんです。


もうズシリとやられました。

Revelation/Lee Perry

2010-09-15 20:16:06 | Weblog
さてさて、ここ最近リーペリーのレコードを続けて購入したのですが、これは著名ゲストも参加のニューレコーディング 。


新作なんで当然CDで発売されてるんだけど、レゲエやダブを買う時に最近悩むこと。


CDにしよかヴィニールで買うか。


CDの音質は昔と違って良いし、レコーディングもCDを見据えて行ってるわけで、新作については別にCDでいいじゃん、とは思うわけ。


でもね、やはり重心の低い音を期待しちゃうダブはヴィニールに気持ちはよろめく。


で、リーペリーの新作を検索してると、な~んとヴィニールとCDをセットにしたものが売られてる。
値段もそれ程変わらないし、ジャケット大きいしそれがいいじゃん(笑)


別に違う音が入ってるわけでなく、ヴィニールに入っている曲は全てCDで聴けます。

CDのほうが4曲多いし。


因みにこの盤はそれ程アナログの有利さが目立たないからCDでも十分かなと思いました。


リーペリーの枯れ気味ヴォーカルに絡む宇宙的な効果音も気持ちよくてなかなか良い。


1曲参加したキースリチャーズは、控え目ながら隠せぬ個性丸出しで渋い!


ディテールが緩いジャケットもジャマイカでグッと来ちゃう感じ。

Atmosphere/山口冨士夫

2010-09-14 20:25:58 | Weblog
これが出たのが1992年!

つい最近だった気がしてた、あっという間だな、人生(笑)


表舞台に出て、なんとかキヨシローの影響を受けた歌い方するティアードロップスのフロントマンに三行半下した俺。


でもこのアルバムのメンバーを見て聴かないでいられるわけがないよな。


山口冨士夫、加部正義、大口ヒロシ、篠原ノブヒコ。


このメンバーだから可能な脱力感たっぷりなロックンロール。

大好きな旅行へのラブソングが大部分。

1はかなり評判になったけど、少し遅れて発売された2は何故だかひっそりと、そしてあっという間に店頭から消えてしまった印象。


確かにティアードロップスに比べて地味な内容だけど俺は全然こっちのほうが好き。


実は私も2はそのうちにと思いながら買いそびれ、ねえじゃん、まあいいか、そのうちに、で、20年(笑)


そういうダルーな感覚が似合うCDかも知れない。


2枚組で再発されたAtmosphereにはボーナスディスクが1枚。

15分ほどの長くシンプルな「黒の戦士」という曲が収録。

またダルーな感じで眺めてると無くなるので早く買いました。
また20年とか言ってると死んじゃうからさぁ(笑)

CDの説明文

2010-09-13 06:36:13 | Weblog
商品POPなんて上等のものではなくても、タワレコなどでCDのケースに簡単な説明文紹介文が付いてるものがあります。

販売元から回ってきた説明でなくて、店員さん独自の紹介文は現場の生きた声を感じ、気になったものは必ず読むし、それによって興味を持ってCDを購入することもしばしば。


実はです、前々からそれをやってみたかったんですね。


とは言っても、いくら自分が気に入ったCDだからとタワレコ行って勝手に貼り付けてくるわけにもいかないし。


となると、狙いはあそこ、白楽にある「ゴクラク」です(笑)


鵺院のCDがもうすぐ店頭に並ぶので、店番みどりちゃんに聞いてみると是非にと。


鵺院のメンバーに聞いてOKをもらい、長年の小さな夢を実現することになりました。


ECHOESに書いた短い稚拙な文章をもっと短くしただけですが、「ゴクラク」店頭でまだ鵺院を知らない人が、これを読んで興味を持ってくれたら嬉しいな~


目の前で買ってくれたらハグしそう(笑)


鵺院・・日本妖怪奇獣の総本山、 真性R&R BAND 「鵺院~ぬえいん~nUeYin」
vo:土肥ぐにゃり(弥勒JOURNAL,MUDDY FRANKENSTEIN)
g:小山耕太郎(町田町蔵&北澤組、WAX、藻の月、aka-jam)
b:NGT(dip、ワーテルロー)
drs:中村清(不正療法、ジャングルズ、love letters、God、カノン、藻の月、aka-jam)
長い活動歴を持つ東京アンダーグラウンドの妖怪ロッカーが集まり結成した鵺院。
積極的にライブを行ってきましたが、待望のスタジオ録音シングルCDがついにリリース!
眠れぬ夜行バスに揺られ早春の京都に降り立った鵺院、絶妙な気だるさの中ウルトラビデのヒデさんの元でレコーディング。
睡眠不足の朝の京都に溶け込んだ鵺院は、素晴らしくマジカルな2曲を掴み取った。



ついでにキダスアイのロッカーズも作ってゴクラクにあるアナログに入れちゃうか~

妖怪ハードコアロック「鵺院」

2010-09-11 04:18:07 | Weblog
狂った暑さの夏もどうやら落ち着いたよう。


暑さだけでなく、仕事やら何やらこれだけ頭を悩ました夏は無かったかも。


体に溜め込んだイラつきや怒りやら、妖怪ハードコアロックの波動で少し振り落として貰おうと「鵺院」を観に行って来ました。


考えてみたらCD出してからはじめての「鵺院」だった。


3ヵ月ぶりだったけど、このところのライブの充実さが音に反映されてるみたい。


ヴォーカルの土肥ちゃんの目線が以前より鋭くなって声が思い切り通る感じ!


すげー対バンの生き血ではなく、生き音を吸収して妖怪ハードコアロックは強靭な音になっていく。

昨夜のディープカウントも凄かった。


ディープカウントの音をも吸い込んで血肉にしてしまうのだろう、恐るべし妖怪ハードコアロック。

Jobim/Franco D'Andrea

2010-09-09 18:32:03 | Weblog
ジャズピアニストはクラシックの影響が強い人が多いのですが、ヨーロッパのジャズピアニストは特にでしょうね。


特にイタリアは、道を歩けば必ずクラシック音楽が流れてくるほどで、ジャズメンだけでなくロックミュージシャンにもクラシックの香りが染み付いてるんですね。


イタリアに住んでいた私の友達はそこらがイタリアの垢抜けないところなんて言ってましたけど。


フランコダンドレアというフリー系ジャズピアニストもそうで、クラシックの影響が強い人だと感じる。


ジャズメンが必ず自分流で演奏したがるのがボサノバ、フランコダンドレアもジョビン集のCDを出しています。


ただイージーリスニングジャズのようにわかりやすくはやってなく、アドリブから解体再構築されたジョビンのメロディーが出たり崩されたり。

フリー系ピアニストの面目躍如ってとこですかね。


15年程前にはこういう音楽が大好きだったのですが最近はご無沙汰で。


実はこのCD、友人のリクエストで実家の蔵から探し出してきました。