頭は人類の幸福のために 知恵として働かせばいい
例えば人類にとって 原子力発電に未来がないのであれば
無尽蔵の太陽エネルギーを 利用すればいい
そのためにこそ 知恵を働かせるのだ
人類の総力をあげて
例えば戦争という行為から 未だ人類が脱け出せないのであれば
そのためにこそ 知恵を働かせばいい
人類が国を造り 憲法を作り 法律を作って国を治めたように
ありったけの 知恵を働かせて
そのためにこそ 人類は考えるという能力を授かっていると思うのだ
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くろがねの秋の風鈴鳴りにけり 蛇笏
この俳句は一点の曇りもない完璧なものであると ある批評家は言う
しかしどのような基準のもとに そのようなことを言うのだろう
人は 神であるはずもないのに
人が人として 確かに信じられるもの
それは誰もが 無条件で共感できるもの
それだけが人にとって 何よりも確かな基準となる
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嗚呼 結局のところ
人間とは愚かなもの
己に固執し
その束縛から脱け出せずにいる
どうにもならずに
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心の大きさ 豊かさ
それは 人々を
広く 見渡す心
偏ることなく
小さきものをも
暖かな心を 持って
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