孤帆の遠影碧空に尽き

年に3回ほどアジアの国を中心に旅行、それが時間の流れに刻む印となっています。そんな私の思うこといろいろ。

北朝鮮  国家主導の経済体制への復帰で疲弊する国民生活 南北の民族統一を放棄

2024-03-24 23:26:21 | 東アジア
【国家主導の経済体制への復帰を目論む金政権 経済活動を制限された国民の生活は困窮】
*****食料品価格は下落するも庶民の手には届かない北朝鮮の現状*****

北朝鮮・恵山の市場(デイリーNK)
(23年)5月まで上昇が続いていた北朝鮮の市場での食糧価格が、先月には下落傾向に転じた。(中略)

穀物価格の下落は、今月中旬から始まった小麦、大麦、ジャガイモの収穫に加え、昨年10月から中国とロシアからコメ、トウモロコシ、小麦などを大量に輸入していることが影響しているものと思われる。(中略)

道内最大都市の清津(チョンジン)の市場でも、概ね同じような価格の動きを見せている。ただ、穀物、食料品価格が下がっても、買う人はあまりいない。密輸や商売への取り締まりが厳しく、懐事情が厳しいからだ。

「コロナ後の生活難が続き、ポリッコゲ(春窮期)まで合わさり、1日3食食べられる人は数えられるほどしかいない。市場の食料品価格がいかにさがっても、買おうとする人が多くなく、商人は儲かっていない」(情報筋)

消費者の収入が減ったことで物が買えず、商人は儲けがなく、自宅用の食料品が買えないという悪循環に陥っているのだ。

市民が求めているのは唯ひとつ。コロナ前のような密輸の再開だ。 「住民は皆が皆、密貿易が再開されない限り、市場が活性化されず、生活苦はよりひどくなるだろうと言っている」(情報筋)

当局は、肥大化した市場の機能を抑制し、密輸もブロックすることで、貿易を含めた経済全体の主導権を取り戻そうとしているが、商業や貿易の発展で潤ってきたこれら地域にとっては死活問題。今後しばらくは、理想、いや妄想を追い求める国と、なんとかして生活苦を打開して、コロナ前のように比較的安定した暮らしがしたい国民との「闘い」が続くだろう。【2023年7月4日 デイリーNKジャパン】
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北朝鮮に関しては、国民の生活を犠牲にしながら進められる軍備拡張、世界的にも最低レベルの人権状況、腐敗と汚職の蔓延、常軌を逸した金王朝の言動・・・等々、問題点が多すぎて、何を取り上げていいか迷うほどですが、政策レベルの問題をひとつ取り上げるとしたら、民間(個人、市場)の経済・取引を圧迫・規制し、国営商店など国家が管理する経済体制へ逆行しようとしていることでしょう。

****金正恩が「穀物販売の禁止」を命令…北朝鮮の市場が活気を喪失****
北朝鮮には2つの党(ダン)があると言われた。一つは朝鮮労働党(チョロンロドンダン)、もう一つはチャンマダン、つまり市場だ。「猫の角以外なら何でもある」と言われ、北朝鮮社会の中心となっていた市場だが、今ではすっかり活気を失っている。

コロナ禍での営業制限に加え、コロナ明けには余剰農産物と家内制手工業の製品以外の販売が禁止されたのだ。国内外の工場で作られた加工食品、家電製品、生活必需品の販売が禁止され、国営商店での購入が誘導された。

中でも最も市場に影響を及ぼしているのは、穀物の販売禁止だ。今までは、国の安い穀物買取価格を嫌った農場が、市場に横流しすることで成り立っていたが、金正恩政権は買取価格を大幅に上げて農場から穀物を買い取り、国営米屋「糧穀販売所」でのみ販売ができるようにした。

取り締まりの目をかいくぐってコメやトウモロコシを販売しようとする人もいるが、当局は厳しい取り締まりを行っている。両江道(リャンガンド)のデイリーNK内部情報筋が伝えた。

恵山(ヘサン)市内では、市場や路上でのコメとトウモロコシの販売に対する取り締まりが強化されている。主食であるこれらは糧穀販売所でのみ販売が可能で、商人が販売できるのは、大豆、麦、ジャガイモなどの主食以外のものに限られている。

少し前までは、取締官にタバコを一箱渡せば見逃してくれていたが、今ではそれも通じなくなっている。

先月初旬、安全員(警察官)が市内の人民班(町内会)の会議で、コメやトウモロコシを買うなら糧穀販売所にせよと勧告を行った。そして、個人の商人がコメの密売を行って摘発された場合、品物はすべて没収され、罰金やそれ以上の処罰を受けると警告した。

しかし、多くの人が依然として商人からコメやトウモロコシを買っている。
「糧穀販売所で買って得するならそちらに自然に流れるだろうが、その日暮らしをしている人々はツケでコメやトウモロコシを買えず、必要な量だけ買うこともできないので、結局は個人の商人のところに流れてしまう」
「糧穀販売所も少量で販売するとは言っているが、数百グラム単位で買おうとすると店員の態度が悪くなる」(情報筋)

また、これは以前から指摘されていたことだが、市場での販売価格と糧穀販売所での販売価格にあまり差がなく、糧穀販売所に行くメリットがあまりないのだ。

あるコメ商人は「穀物販売所で市場より安い値段で売って普通に回れば、個人の商人を取り締まらずとも、自然と商売が成り立たなくなり、やめるのではないか」と語っている。

ただ、このような状況は長続きしないと取り締まる側ですら見ているようだ。
商人と親しい取締官などは「集中取締期間だけ最大限気をつけろ」との忠告をしている。いつものように、時間が経つに連れ、取り締まりが緩和され、ワイロさえ払えば販売ができるようになると取締官も見ているのだろう。実効性のない命令は、そのようにして末端から崩壊していくのだ。

当局は、国営企業、機関の給料を大幅に上げる措置を取ったが、それでも生活するには充分ではない。結局、人々は市場に行って商売をして現金収入を得るしかないのだ。

地方政府の幹部は、そんな状況に目もくれずに取り締まりばかりに没頭しているのではないか、との話も飛び交うが、市場の機能縮小は地方政府の財政にも大きな影響を及ぼしている。税収の多くを市場の商人のショバ代が占めていたが、それが激減したため、行政サービスにも支障が出ているのだ。【3月8日 デイリーNKジャパン】
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国営商店や国営企業による経済体制に戻ろうとしているものの、商品供給は需要に合致せず、給与は生活できるレベルにほど遠い・・・一方で、これまで国民経済を支えてきた私的な経済活動は厳しく規制される・・・・結果的に「生活できない」「生きていけない」という状況になります。

****「もはや生きていけない」北朝鮮、金持ちの餓死も相次ぐ****
ニューヨークに本部を置く国際人権団体「ヒューマン·ライツ·ウォッチ」は7日、新型コロナウイルスの世界的流行に際し、より悪化した北朝鮮の人権状況を調査分析した報告書「銃弾より強い恐怖;北朝鮮の閉鎖(A Sense of Terror Stronger than a Bullet:The Closing of North Korea)2018-2023」を公開した。

北朝鮮を巡っては、国連安全保障理事会の制裁決議が2017年に強化されたのに続き、同国がコロナ流入防止のためとして2020年1月に自ら国境を封鎖したことにより、国境間の人的移動、公式および非公式貿易と人道支援がほぼすべて中断。国内の経済難がいっそう深刻化した。

さらにこの期間、北朝鮮は防疫対策を理由に人々に対する統制を強化。商売や密輸で儲けて豊かな生活をしていたトンジュ(金主、ニューリッチ)たちでさえも飢えに苦しんだ。

平壌のデイリーNK内部情報筋によると、南浦(ナムポ)に住んでいたAさんは、自分名義の船を所有していた「船主」と呼ばれるトンジュで、北朝鮮と中国を行き来して貿易業を営み、市内に2部屋のマンションを持つほど豊かだった。

ところが2022年初め、Aさんは貿易法に違反したとの理由で摘発され、革命化(下方)と全財産没収の処分を受けた。残された家族は、家財道具を売って得たカネで食糧を買うほどの困窮生活に追い込まれた。

そして同年8月、人民班長(町内会長)が回覧板を持ってAさんの家を訪ねたところ、一家全員が亡くなっているのを発見した。餓死と思われる。

江原道(カンウォンド)の元山(ウォンサン)で、商品を他地方へ運ぶ「タルリギ」という商売を営んでいたBさんも、豊かな生活から奈落の底に叩き落された。

元山では右に出る者はいないというほど手広く商売をしていたBさんだが、コロナによる移動統制で商売をたたむしかなくなった。収入が途絶え、売掛金の回収も滞り、借金地獄に陥った彼は「もはや生きていけない」との遺書を残して、家族を道連れにして命を絶った。

トンジュすら生活苦に追い込まれる現状について、上述の平安北道の情報筋は驚きを隠しきれないようだ。
「数年前まで、密輸や手広く商売をしているトンジュが餓死したり、自死したりするほど生活が苦しくなるなんて考えもしなかったが、金持ちだった人ですら耐えられないほど困窮生活に追い込まれている人が非常に多い」

また、こんな状況に何の対策を打たない国に対して「政治が間違っているから人民が死につつある」と批判する人も増えたと伝えた。【3月11日 デイリーNKジャパン】
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【崩壊する教育現場】
「生きていく」ことさえままならない状況ですから、教育現場も崩壊しています。北朝鮮では文字がまともに読めない子どもが増えつつあるとも。

****金正恩の教育が崩壊状態「子どもがハングルも読めない」*****
(中略)
北朝鮮第2の都市、咸興(ハムン)市内の小学校では、まともに教育が行われておらず、子どもたちはチョソングル(ハングル)すらまともに読めない有様だという。

北朝鮮の公教育が思想教育に偏重していることから、親たちは子どもの才能を伸ばすために、英語、歌やダンス、ピアノなどを教える家庭教師を雇っていた。 ところが今では、ハングルを教わるために家庭教師を雇う状況に陥っている。

他の地域でも事情は変わらないようだ。両江道(リャンガンド)のデイリーNK内部情報筋は、このように語った。
「最近は子どもたちが読み書きができないほど学校のレベルが下がっている。子どもに家庭教師を付けるのが必須になっている」

教育がまともに行われないのは、教師の待遇が悪すぎるからだ。
朝から晩まで熱心に授業を行っても、1グラムのコメも配給されない。教師たちは生きるために、朝出勤したその足で商売に出かけていく。登校した子どもたちは、教師のいない教室でただ遊んでいるだけだ。
「先生方は『静かに座って自習しなさい』とだけ言って出ていってしまうことが多い」(咸興市内の保護者)

教師の生活苦を知る親たちは、子どもの教育は自分たちの役割だとして、苦しい生活の中でも家庭教師を雇う。ただ、そんな余裕のない家も多く、「知識の格差」が起きてしまっているという。

両江道の情報筋も、家の経済力によって学習進度が異なるとし、経済的な格差が知識の格差に直結する状態となり、最近ますますひどくなっていると述べた。親たちは「教師の生活に少しは気を使ってほしい」と不満でいっぱいだが、特に解決方法はない。

なお、「文盲退治」に成功したと豪語した北朝鮮だが、1990年代後半の大飢饉「苦難の行軍」の時代に、学校に通えず、字が読めない若い人も少なくない。【2月29日 デイリーNKジャパン】
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ハングルを教わるために家庭教師を雇えるような家庭は一握りの恵まれた者でしょう。それ以外の生きるのに精一杯の家庭では教育は顧みられることはないであろうことは想像できます。

教師たちは生きるために、朝出勤したその足で商売に出かけていく・・・というのは異常な世界ですが、仮に教師を学校に縛り付けても問題は解決しません。生活の糧を失い、生きていけるだけの給与ももらえない教師が餓死するだけです。

【ロシアへの労働者派遣】
一方、国家は困窮する国民を中国・ロシアなどの海外に派遣して「奴隷労働」に従事させ、そこから搾取している実態は2月28日ブログ“北朝鮮 中国に派遣されていた女性労働者が国家ピンはねに絶望して暴動”で取り上げましたが、北朝鮮からの労働者受入れは制裁措置で禁止されているにも関わらず、今も横行しているようです。

****北朝鮮の高麗航空 平壌―ウラジオ線を増便=労働者派遣か****
ロシアとの関係を強化する北朝鮮が、両国を結ぶ航空便を増やす模様だ。(中略)

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)とロシアのプーチン大統領が昨年9月に首脳会談を行ってから、急速に両国が接近したことで、両国を移動する人が増えたものと受け止められる。

北朝鮮労働者のロシアへの新規派遣や、ロシアで働いていた北朝鮮労働者の帰国などのために航空便が増やされた可能性がある。

北朝鮮労働者の受け入れは国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁で禁止されている。
しかしロシアはロシア製高級車を金氏に贈るなど制裁決議に反する行為を隠そうとしておらず、安保理常任理事国であるにもかかわらず、安保理決議を意に介さない様子を見せている。【3月18日 聯合ニュース】
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上記のように、最近はウクライナ情勢を背景に、北朝鮮がロシアに武器・弾薬を供与し、見返りにロシアから北朝鮮に食糧が支援されるという形で、北朝鮮とロシアの結びつきが強まっています。

【中朝関係強化を再確認】
ロシアへの接近に比べて、これまで北朝鮮と後ろ盾とされてきた中国との関係はあまり目立ちませんでしたが、疎遠になった訳でもないようです。(中国が北朝鮮のロシア接近をどのように見ているのかは、別途検討の余地はありますが)

****習指導部、中朝関係強化へ 北京で高官会談、国交75年****
中国最高指導部メンバーで共産党序列4位の王滬寧・人民政治協商会議主席は21日、北朝鮮の金成男・朝鮮労働党国際部長と北京で会談し、中朝関係強化に向けた習近平指導部の意欲を表明した。金氏は中朝国交樹立75周年に当たる今年に中朝は「歴史の新たな章を開く」と応じた。中国国営中央テレビが伝えた。

中朝間の往来はコロナ流行の収束に伴い回復。米国に対抗して軍事力を増強する中国とミサイル発射を繰り返す北朝鮮の関係緊密化に日米韓で警戒感が強まりそうだ。

王氏は習国家主席と金正恩朝鮮労働党総書記の指導の下で「中朝の伝統的友好関係は強固で絶えず発展している」と強調。【3月21日 共同】
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【「民族統一」を放棄 北朝鮮内部に戸惑いも】
悪化する韓国との関係については、「民族統一」を放棄し、統一すべき相手ではなく「主敵」とみなすようになっているのは周知のところです。ただ、北朝鮮内部でも突然の方針変更に戸惑い・動揺もあるようです。

****「私たち忠誠心の高い幹部も動揺している」金正恩の南北統一放棄に国民が反発、逮捕者も****
(中略)(韓国・北朝鮮で歌われてきた民族統一への思いを歌った「われらの願い」について)北朝鮮当局は2016年7月、禁止曲に指定した。徹底して「統一は民族の宿願」であるとの教育を受けてきた国民からは、戸惑いの声が上がった。そうした戸惑いは、今年になってさらに強まっている。金正恩総書記の号令一下、当局が「統一」そのものを国中から消し始めたからだ。

それと関連して「不適切な発言」を行った市民が、逮捕される事態も起きている。

平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK内部情報筋は、当局が朝鮮労働党の各機関、社会主義愛国青年同盟(青年同盟)、朝鮮社会主義女性同盟(女盟)、朝鮮職業総同盟(職盟)、朝鮮農業勤労者同盟などに対して、政治講演会や学習会、総括総和(総括)の時間において、対南朝鮮(韓国)政策に関する発言で慎重を期すように指示したと伝えた。

また、党の政策について批判を招きかねない言及を一切しないこと、不必要な解釈をする者や政治的発言をする者は動向を徹底的に監視し、上部に報告する体系を強化することなども指示した。

金正恩氏は今年1月、朝鮮労働党第14期第10回最高人民会議の施政演説で、「憲法にある『北半部』『自主、平和統一、民族大団結』という表現が今や削除されなければならないと思う」と述べ、韓国を統一すべき相手ではなく、主敵とみなす教育をすべきなどとも述べた。

これに伴い、国歌に当たる「愛国歌」の歌詞の変更、平壌地下鉄の「統一駅」の駅名削除、南北統一を象徴する祖国統一3大憲章記念塔の撤去など、「統一を消し去る」措置が大々的に行われている。北朝鮮国民からは戸惑いや疑問、批判の声が噴出しているが、当局はその抑え込みに躍起になっている。

平城(ピョンソン)市保衛部(秘密警察)は最近、「マルパンドン」(言葉の反動、反政府的言動)の容疑で、60代男性を逮捕した。その発言とは次のようなものだ。
「祖国統一は首領様(故金日成主席)の遺訓なのに、なぜ急に統一という言葉を使うなと言い出したのかわからない」

デイリーNKとのインタビューに応じた北朝鮮の幹部は、忠誠心の高い人物の間ですらも、このような「統一削除」に批判的な意見が多いとして、次のように述べた。

「自分もそうだが、忠誠心や党性(忠誠心)の高い幹部にも動揺している者が多い。しかし、言葉で『南は同じ民族ではない』と言ったからと、一瞬のうちに民族性が消えるものではないと思う。自分は反動(分子)だから、そんなことを考えている、というわけでは決してない。党に忠実な人々も、民族と祖国統一、同胞、ハンギョレ(一つの民族)という明白な歴史的事実は、ひと言ふた言(の演説)は消し難いと考えている。そのような意味で今回の布置(布告)は、好ましいやり方ではないと思う」

祖国統一を掲げて北朝鮮が起こした朝鮮戦争は、軍人と民間人と合わせて韓国で240万人、北朝鮮で292万人の尊い命を奪った。戦火に焼かれなかった釜山や大邱周辺を除いた朝鮮半島のほぼ全土が灰燼に帰した。また、当時の人口2000万人のうち、何割かの人が家族と離散した。休戦後も、南北の分断状況は重くのしかかる軍事費、言論の抑圧などを正当化した。

それでも経済的繁栄を手にした韓国では、むしろ国民の側から「統一離れ」が進んでいる。しかし、独裁の圧政と経済難に呻吟する北朝鮮国民にとって、祖国統一は塗炭の苦しみから解放される、ほとんど唯一の望みなのだ。

そんな最後の精神的な支えを取り払おうとする金正恩氏の試みは、果たしてどんな結果を招くのだろうか。【3月23日 デイリーNKジャパン】
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****北朝鮮の統一推進団体が解散 対韓国で「存在する必要ない」****
北朝鮮で韓国との統一運動を推進してきた団体「祖国統一民主主義戦線」の中央委員会は23日、平壌で会議を開き、団体の事実上の解散を決めた。金正恩朝鮮労働党総書記が1月に平和統一の放棄を表明したため「これ以上、存在する必要がない」と判断した。朝鮮中央通信が24日報じた。

団体は北朝鮮の政党や社会団体で構成。1946年に前身団体が結成された長い歴史を持つ。主に韓国向けの談話を発表するなどの役割を担った。【3月24日 共同】
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このあたりは韓国が現在の保守政権から左派政権に変われば、また変化するのかも。
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