さそりのらびりんす~たわごと~

慢性膵炎持ちのあゆが気ままに書く、たわごと日記です。

宝塚雪組『るろうに剣心』

2016年03月13日 18時00分13秒 | 宝塚
楽前に滑り込みセーフで見てきました。

印象としては、良くも悪くも小池先生。
私のように原作を知らない人からすれば
何も考えずに楽しめましたが、
そこここに既視感があったのも確か。

良かったのはやはり演出の上手さです。
二次元のマンガをうまい具合に三次元に下ろしてきたなと。
映画で剣心を演じた佐藤健も良かったけど、
よりマンガちっくだったのはチギちゃん(早霧せいな)剣心だったかな。

勿論、チギちゃんのビジュアル力とヅカ離れした運動能力、
そして確かな演技力があっての成功だとは思います。

悪いのはご都合主義に走る脚本。
いっつもツメが甘いねん、小池先生は。
唯一オリジナルキャラの加納惣三郎の役が描き切れてなくて、
だいもん(望海風斗)がちょっと気の毒でした。
あれは、今流行りのストーカーってやつですかね。
加納惣三郎という役は衆道イメージで凝り固まっているもので、
(そういう人多いハズ。)
今更イメージの修正は難しい。
なので、朱音太夫を忘れずにいるという設定からまず違和感。
まだ、剣心に横恋慕してくれたほうが納得できたかも。(爆)
仕方ないので、怪しいフランス被れの別人として見てました。
ただ、ジェラール山下って、
『アポロンの迷宮』でシメさん(紫苑ゆう)が演じたモンテスキュー公爵にそっくり。
(ちなみに25年前。(笑))
と、思ったら小池先生もプログラムに書いてた。(爆)
ついでに原作にもあるとはいえ、阿片窟は
『天使の微笑・悪魔の涙』を思い出しました。
結局、小池先生のパターンはだいたい決まっているという。

と、ウダウダ言ってみましたが、
すべての不満を打ち消すのが四乃森蒼紫のビジュアルです。



月城かなと。
カンペキ、です。
2幕の客席降りでは、私の席の前あたりで
刀を振りかざしてくれるものだから、
気分はアイドルのコンサートでしたよ。
周りもきゃーきゃー、大喜び。
これで、ますますファン増やしましたね。
このタイミングでこの役に当たったのは
運が良かったし、
それをしっかりモノにしたと思います。
今後が楽しみ。

次回は星組公演。
初舞台生に間接的な知り合いがいるので、
その子を見るのが目的です。
さて、ラインダンスで見分けつくかなー。



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