世の中、まちがってる、根拠なき反日キャンペーン。

相も変わらず根拠なき反日キャンペーンで、国をまとめようとする輩が存在する。

尖閣諸島問題その2(27)

2012-08-22 08:19:09 | Weblog

スカボロー礁については、7/17,NO.11の年表や8/7,NO.16でも、2012年4月8日からフィリピン軍と中国軍が睨み合いの状態になっていることを伝えている。これはその後どうなったのであろうか。結局は中国のお決まりの硬軟取り混ぜた圧力を受け、フィリピンが船を引いたようだ。


制裁として真っ先に中国がとるのが経済制裁である。これで音を上げないことである。

しかしフィリピンはしっかりと中国漁船を臨検しているのである。写真に2012.4.10,09:07とある。日本もこの事実を見習わなければならない。




南シナ海・スカボロー礁 中国、フィリピンツアー中止、経済的圧力も
2012.5.10 19:25 [中国]

(2010.4.)10日、南シナ海のスカボロー礁で、フィリピン海軍の調べを受ける中国漁船。捜査をきっかけに、中比両国の巡視船などがにらみ合いを続けている(フィリピン海軍提供・共同)

 【上海=河崎真澄】10日付の中国紙、東方早報などによると、中国の旅行会社がフィリピンへの中国人渡航ツアーを相次ぎ中止し始めた。
 両国の間で南シナ海のスカボロー礁の領有権をめぐる対立が続く中、同紙は「対中経済依存を強めるフィリピンに対し中国が切り札を使った」などと表現。中国が経済的な対抗措置に踏み切った、との認識を示した。

 フィリピンへの渡航ツアーを中止したのは、中国青年旅行社や春秋国際旅行など大手代理店から、ネット販売型の旅行会社も含む大半の業者。11日にフィリピンで反中デモが予定されているなどとして、「観光客の安全確保のため」と中止理由を説明している。

 また、中国国家品質監督検査検疫総局は、バナナなどフィリピン産の果物に対する検疫を強化するよう各地の検疫局に通達した。その理由についてフィリピン産の果物から害虫が検出されたとしている。

 中国は2010年9月に日本の尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件でも、レアアース(希土類)の対日輸出を事実上停止。さらに日中間の交流活動を中止するなどの措置を取った。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120510/chn12051019250002-n1.htm



そして中国側もトーンを下げるなどの紆余曲折があるにせよ、フィリピンは台風4号による悪天候を理由にフィリピン艦船を引上げさせたのである。これでは中国に利するだけである。台風がこようが槍が降ろうが、中国船が撤退しない限り、フィリピンは対峙していなければならない。船を引上げてしまえば、フィリピンの負けである。


フィリピン艦船が引き揚げ 南シナ海スカボロー礁
2012.6.18 00:04

 中国とフィリピンが領有権を争う南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)周辺で中国艦船とにらみ合いを続けていたフィリピン艦船2隻が17日までに、台風4号による悪天候のため現場から一時引き揚げた。

 これを受け在フィリピン中国大使館は17日、「今回の動きが緊張緩和の契機になることを望む」との談話を発表した。

 現場には中国の複数の艦船が残っているとみられ、フィリピン側は中国側の艦船を確認すれば天候回復を待って巡視船などを再派遣する意向だ。

 フィリピンのアキノ大統領は15日、台風で悪天候が予想されるとして艦船の引き揚げを指示していた。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120618/asi12061800040000-n1.htm



こんな弱気を見せればスカボロー礁は、すぐにでも中国のものになってしまう。弱気と見れば、中国はいつでも監視船や偽装漁船を派遣して領海を侵犯し、更には占領してしまうであろう。そして徐々に実効支配を強め、完全に自国のものとしてしまうのである。

更には武力侵攻も念頭においているのである。中国は既に2009年にその離島上陸作戦を完成させている。

その筋書きは次の通りである。

(1) 先ず、空爆により相手国の港や空港を爆撃して、反撃能力を奪っておく。
(2) そして、最新鋭の大型揚陸艦で、離島へ上陸占領すると言うものである。

そのためには先に紹介したスホイ-30の様な戦闘爆撃機などが使われることになる。中国は、得意の偽造、コピー技術を使い、早速このロシアのSu-30のコピーに成功しているのだ。これで量産が可能となる。日本の守りは大丈夫か。

先ず中国の「離島上陸作戦」の記事を紹介しよう。2010.12.30付けの記事であるが、2009年の初めに策定されており、その実行のために大規模な軍事演習も行われていると言う。この記事では、南シナ海を念頭に書かれているが、これは東シナ海尖閣諸島への侵攻を念頭に置かれたものと、考えなくてはならない。何となれば、南シナ海への侵攻は既に大方完了させているからである。先の年表を見てもらえば、そのことはよくわかる。

1974.01.15には西沙諸島の戦いでベトナムから西沙諸島を奪い、
1988.03.14には南沙諸島の戦いで、これまたベトナム支配の6つのさんご礁を占領している。
1994.12.00には南沙のミスチーフ礁をフィリピンから分捕っている。
2011.05~06には南沙諸島海域で、フィリピンとベトナムの領海を侵し、石油開発を進めようとしている。
2012年4月8日、フィリピン海軍は、スカボロー礁近くで中国漁船8隻が停泊しているのを発見し、拿捕する。これを受け中国の監視船が現場に急行、両国の艦船が睨みあう状態となる。

(続く)
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