世の中、まちがってる、根拠なき反日キャンペーン。

相も変わらず根拠なき反日キャンペーンで、国をまとめようとする輩が存在する。

日本のご皇室と英国王室(52)

2021-05-28 00:00:00 | Weblog

小室圭さん7月緊急帰国で会見の可能性 宮内庁の不信感は限界に
2021/05/17 11:05


小室圭さんの帰国後の行動にも注目(時事通信フォト)

 4万字の説明文書、それまでの方針を翻しての解決金提案――。母・佳代さんと元婚約者の金銭トラブルをめぐって小室圭氏が繰り出した解決策は、ことごとく国民の反発を招く結果となった。

 眞子内親王との結婚に暗雲が立ち込める中、小室氏は“最終手段”に出ようとしているという。

 宮内記者会は今、「小室さんが7月に緊急帰国する」という噂で持ちきりだ。

「小室さんは留学中のフォーダム大学ロースクール5月末に修了し、7月にニューヨーク州の弁護士試験を受けることになっている。それが終わればすぐに一時帰国するという情報が流れているのです。

 小室母子の不可解な態度に国民から大ブーイングが上がる現状は、皇嗣殿下が結婚の条件とされた“多くの人が納得し喜んでくれる状況”にはほど遠い。秋篠宮ご夫妻に一刻も早く経緯を説明しなければ、さすがに結婚は前に進まないという判断でしょう」(宮内庁担当記者)

 帰国後は秋篠宮家への報告だけでなく、国民に向けて記者会見が行なわれる可能性も高い。
「説明文書からわずか4日後に代理人を通じて発表された解決金支払いの意向は、宮内庁にとって寝耳に水の話だったようです。『非常に丁寧に説明されている』『よく理解できた』と文書を絶賛した西村泰彦・宮内庁長官は完全に梯子を外された格好で、宮内庁の小室さんへの不信感は限界に達しています。

 説明文書や解決金支払いを主導したのは眞子さまだという話まで出ています。もはや問題は小室家のトラブルでは済まず、皇室の名誉に関わる事態に発展している。『この状況を打開するには記者会見を開くしかない』という声が宮内庁内で大きくなっているのです」(同前)

 とはいえ実際に小室氏が帰国するとなれば、大騒動は必至。眞子さまとの結婚への道は、まだまだ険しい。

※週刊ポスト2021年5月28日号

https://www.news-postseven.com/archives/20210517_1659877.html?DETAIL


小室圭氏は、フォーダム大学ロースクールを、2021.5.23に卒業している。5/23に学位授与式が行われ「Kei Komuro」も「法務博士Juris Doctor)」の取得者一覧に名前を連ねている。あとはこの7月27,28日に行われるニューヨーク州の司法試験に合格するだけとなる。

そして合格すれば、現地の法律事務所に勤務することに、多分、なるであろう。自分で開業するには、まだ時期尚早ではないのかな。年収はピンからキリまであるようだが、ある報道では「2,000万円程度」と言われているが、早く自立して頂いて眞子さまとアメリカで暮らしてもらいたいものだ。日本へは戻ってこないように願いたいものである。一説によると、小室圭氏は既に就職先も決まっていると言わているようだが、その真偽は如何。



小室圭さん ロースクール卒業でしたたかキャリアアップ 眞子さまと破談でも安泰
東スポWeb 2021/05/23 05:17

© 東スポWeb 何やらジェスチャーで訴える小室さん

秋篠宮家の長女・眞子さま(29)との結婚問題で揺れる小室圭さん(29)が米国のロースクールを卒業することが決まった。

小室さんは2018年に米ニューヨークのフォーダム大学ロースクールに留学。今年5月に最終試験を受け、無事、修了することが決まったという。

おめでたい話ではあるが、違和感も禁じ得ない。実母・佳代さんの金銭トラブルが発覚したのは17年12月。一部女性誌のスクープによるものだった。

大騒動となるなか、小室さんはそのタイミングで海を渡ることを決めた。しかも米フォーダム大では学費全額免除の特待生扱いだった。

「一介の日本人学生がいきなり特待生扱いはありえない。小室さんは入学時の奨学金申請の際に、長文の自己PR文章を送ったそうだ。やはり巷でウワサされているように『眞子さまのフィアンセ』と記し、それが決め手となり、特別待遇をゲットしたのではないか」とは皇室ライター。

日本で取材合戦が繰り広げられている間も小室さんは1度も帰国しなかった。往復の航空運賃を考慮したのかもしれないが、それでも小室さんの神経を疑う声は各方面で上がっていた。

ようやく重い腰を上げたのは、今年になってから。昨年末に宮内庁長官が「説明責任を果たすべき」と苦言を呈したことで、何らかの意思表示が迫られた。結果、出てきたのが4月8日の〝小室文書〟だ。

「宮内庁サイドは内々に早く対応するようプレッシャーをかけていたが、結局4月になった。小室さんは勉学を優先していたのでしょう。学費や生活費のことを考えると、落第するわけにはいきませんからね」(同)

無事卒業の運びとなった小室さんは7月にニューヨーク州で司法試験を受験する。合否は10月にもわかる見込み。法曹関係者によると「フォーダム大ロースクールの卒業者に限れば、合格率は8割超。小室さんなら、まず大丈夫でしょう。先月の〝小室文書〟は日本でボロカス叩かれていますが、フォーマットは米国式で完成度は悪くはない。向こうで必死に勉強した下地は見えました」という。

司法試験に合格すれば、小室さんは現地の法律事務所に勤務するか、自分で開業するかの選択となる。年収はピンキリだが、一部報道では「2000万円程度」と試算されている。

振り返れば、国際基督教大学(ICU)の学費や生活費も元婚約者の工面を受けていた。そして今回のロースクールも〝使えるモノはすべて使った〟上で卒業を果たした。

「沈黙している間に気付けばキャリアップしているのですから、たいしたもの。世間の批判に耐え切れず、眞子さまと〝破談〟になっても生活に困ることはないのではないか。米国人のほとんどは彼の身に何が起きているかなんて興味がありませんから」(前出皇室ライター)

日本に居場所はなくとも、米国でやっていければそれで良し。小室さんが〝勝ち組〟になる日は近い――。

https://this.kiji.is/768931134176280576
(終わり)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本のご皇室と英国王室(51)

2021-05-27 00:00:00 | Weblog

眞子さまを突き放す秋篠宮さま 「勘当」も辞さない強いご覚悟か
2021/05/21 07:05

© NEWSポストセブン 提供 結婚問題の行方は(時事通信フォト)

 秋篠宮さまと眞子さまは、周囲の誰もが認める「仲よし親子」だった。それが、いつしか会話は減り、心の距離は離れていった。ひとりの父親としては、愛娘を全力で守りたい──そんな思いとは裏腹に、秋篠宮さまは“非情なご決断”を迫られている

 眞子さまと婚約内定者・小室圭さんとの結婚の障壁となっているのが、小室さんの母・佳代さんと元婚約者Aさんとの金銭トラブルだ。小室さんが金銭トラブルについて説明した「28枚の小室文書」には「話し合いもせずにお金を渡すという選択はしない」と強気の姿勢が示されていた。

 しかし、その4日後には一転、「解決金を渡す」と文書の内容を翻したものの、解決金に関する動きはなく、逃げ腰で“無視”を決め込んでいる状態だ。二転三転する一連の行動を、理解に苦しむ人は多いだろう。

「小室文書」発表の翌日には、秋篠宮家の最側近である皇嗣職大夫が会見で「秋篠宮家長女の眞子さまのご意向が大きかった」と明かした。

「つまり、トラブル解決には“船頭”が多すぎる状態なのです。本来、『佳代さんのトラブル』ですから、佳代さんが主体になって動くべき。しかし、実際は息子の小室さんが動き出し、眞子さまのご意向が大きいことも明らかになった。それに加え、代理人弁護士もいます。それぞれの思いつきに左右されて意見がまとまらず、場当たり的な対応につながっているのではないか」(Aさんの知人)

 そうした計画的とはいえない対応は、裏を返せば秋篠宮ご一家や宮内庁が関与できていない証左でもある。

「ご自身が関与できず、問題は混迷を極めるばかり。そんな中で秋篠宮さまは、愛娘である眞子さまに “すべての責任を負わせる”という覚悟を決められたようです」(皇室ジャーナリスト)

 秋篠宮ご一家には近頃、重苦しい空気が流れるばかりで、「紀子さまは職員に対してますます厳しい要求をされるようになった」(宮内庁関係者)という。その原因は、ご結婚問題にほかならない。そんなご一家の状況も考慮され、秋篠宮さまは厳しいご決断をされたのだろう。

「皇嗣職大夫が独断で眞子さまのご内心に触れる発言はできませんから、秋篠宮さまと相談したのでしょう。眞子さまが矢面に立たされ、国民に厳しい視線を向けられることになってでも“目を覚ましてほしい”という親心がおありだったのでは」(前出・皇室ジャーナリスト)

 また、別の皇室ジャーナリストは次のように言う。

「眞子さまは“結婚はプライベートなこと”として『公』より『私』を優先する姿勢を貫かれています。しかし、それはこれまでの皇室のあり方とは一線を画すもの。その姿勢を容認しては、皇室が築いてきた国民からの敬愛と信頼を失いかねません。秋篠宮さまは皇室を守るため、眞子さまが単独で“暴走”されたのだと、切り捨てる覚悟を決められたのではないでしょうか」

一時金を寄付させるだけでは足りない

 金銭トラブルが発覚するまで、眞子さまは“お父さん子”で知られていた。秋篠宮さまとこれまでに3回、私的な海外旅行に行かれ、秋篠宮さまの出席された学術大会にも何度も同行された。

「大会後の宴席にも、眞子さまは同席されることが多かった。参加者のおもてなしをされる眞子さまの評判は上々で、“素晴らしいお嫁さんになられますね”と褒められると、秋篠宮さまが “誰かいい人がいれば”と冗談めかしてお答えになる一幕もありました。それだけ、眞子さまに期待され、信頼されていたのです」(別の宮内庁関係者)

 しかし、眞子さまは変わられた。いまはもう秋篠宮さまは眞子さまと話し合われることもできず、眞子さまのご意向が反映された「小室文書」の内容を、知らされることもなかったそうだ。

「眞子さまはもはや皇室の一員ではなく、“小室家の一員”というお気持ちでおられるように思えてなりません」(前出・別の宮内庁関係者)

 そんな眞子さまに、秋篠宮さまは“もうかばいきれない”と、ついに意を決された。

「今後、将来の天皇家としての信頼を回復するためには、秋篠宮さまに厳しい対応が求められるでしょう。結婚一時金はどこかへ寄付させる、眞子さまは皇室の行事に参加させないといった対応だけでは足りないかもしれません。

 世間が“何もそこまで……”と同情するほど厳しい対応をされてようやく、国民は秋篠宮さまのお気持ちに寄り添おうとするのでは」(前出・別の皇室ジャーナリスト)

 例えば、“小室夫妻”をアメリカに住まわせ、もし孫が生まれても、もう日本に入国させないようにする。眞子さまの衣類や持ち物、思い出の品をすべて捨てる。そんな対応をされれば、ご一家への風向きも変わるのではないだろうか。

「秋篠宮さまは、父親としてではなく『皇嗣』として、皇室全体や“将来の天皇家”である秋篠宮ご一家を守るご決断をされたのでしょう。しかし、最愛の娘を突き放すのは、想像を絶する葛藤と断腸の思いがあったはず。それを乗り越えられたのですから、勘当も辞さない強いご覚悟を感じます」(皇室関係者)

 2013年、秋篠宮さまは誕生日会見で、いずれ嫁がれる眞子さま、佳子さまについて《物理的に、それほど離れてない所にいたらいい》と語られた。しかし、その願いは叶いそうにない。

※女性セブン2021年6月3日号

https://www.news-postseven.com/archives/20210521_1660940.html?DETAIL


幸いにと言うか、小室圭氏のフォーダム大学のロースクールの学位(Juris Doctor)も取れたようだし、一応弁護士試験を受験できる資格を得たようである。もちろん弁護士になるためには司法試験を受けて合格しなければならないのではあるが、一応それなりに目途が立ったと言うことだ。

これでうまくゆけば、眞子様とアメリカで暮らすことが出来そうだ。事ここに至っては、眞子さまも日本では、まともには暮らせないのでないのかな。



【NEW】小室圭さん ロースクール卒業決定
FNNプライムオンライン 2021/05/22 11:23

© FNNプライムオンライン
秋篠宮家の長女・眞子さまとの婚約が延期となっている小室圭さんが、アメリカのロースクールを卒業することが決まったことがわかった。

小室さんは、2018年からニューヨークにあるフォーダム大学のロースクールで学んでいて、5月、最後の試験を受けたとみられていた。

今週末にオンライン形式で行われる卒業式の式次第に、「学位を授与される学生」として小室さんの名前が掲載されていて、ロースクールの修了が決まったことがわかった。

小室さんが目指すニューヨーク州の司法試験は、ロースクールの修了が受験資格の1つとなっている。

小室さんは、2021年7月に行われる司法試験を受験する予定。

https://www.fnn.jp/articles/-/185933



さて、小室圭もいよいよニューヨーク州の司法試験をこの7月に受験することになる。見事合格することを、今度は本当の祈念して、このテーマの終わりとしよう。

とは言うものの、いやもう一つ、二つ気になることがある。

一つは宮内庁の頑張りである、5月24日のNO.24を参照願う。二つは、7月の司法試験を受けた後に、日本に帰国するかどうかである。そしてしっかりと「それ相応の対応」ができれば、少しは国民の不信感も和らぐと言うものてはないのかな。それでも和らぐことはないか!

(続く)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本のご皇室と英国王室(50)

2021-05-26 00:00:00 | Weblog

しかしながらいくら祈っても、既に悪影響は眞子さまの全てに及んでいるようだ。あの小室文書も、解決金のアイディアも、全てが眞子さまが仕組んだものとの認識が、世間全体に行き渡ってしまっているようだ。

先月28日発売の「週刊文春」は「『甘いのよ!』小室圭さんを叱った眞子さま暴走愛全内幕」を読めば、そのことがよくわかる。

しかしながら秋篠宮さまは、いささか腑に落ちないが、眞子さまと小室圭氏との結婚は認めると、おっしゃっている。




眞子さま結婚「認める」…秋篠宮さま55歳誕生日
2020/11/30 00:00

55歳の誕生日を前に記者会見される秋篠宮さま(20日、東京都港区の赤坂東邸で)=代表撮影
 秋篠宮さまは30日、55歳の誕生日を迎え、これに先立ち行われた記者会見で、婚約が内定している長女眞子さま(29)と小室圭(けい)さん(29)について「結婚することを認める」と述べられた。結婚の延期後、秋篠宮さまがお二人の結婚を認める考えを明らかにされたのは初めて。時期は明言されなかった。

 秋篠宮さまは2年前の記者会見で、小室家を巡る金銭トラブルを念頭に、小室家側に「相応の対応」を求め、「多くの人が納得し喜んでくれる状況」にならなければ婚約の儀式は行えないとの考えを示された。

 今回の会見では、「婚姻は両性の合意のみに基づく」との憲法24条の規定を理由に、「(本人たちに)確固たる意志があれば、尊重するべきだ」と説明された。ただ、お二人の結婚は「決して多くの人が納得し喜んでくれている状況ではない」と指摘。小室家側の「相応の対応」については「全くしていないかと言えばそんなことはない」としつつも「それが見える形になるのは必要なこと」と丁寧な説明を求められた。

 会見では「結婚と婚約は違う」とも指摘。今後の予定は「追って考えていく」とし、婚約の儀式を行うかどうかは言及されなかった。

 お二人は2017年9月婚約が内定したが、18年2月結婚を20年に延期すると発表。眞子さまは今月13日、「結婚は自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択」とのお二人の気持ちを文書で公表された。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20201129-OYT1T50120/



これは昨年の11月30日の記事で少し古いが、この記事によると秋篠宮さまは眞子さまと小室圭氏との「結婚は認める」が、「納采(のうさい)の儀」は行えない、と述べられている。しかも「結婚と婚約は違う」ともおっしゃっている。これは何を意味するものであろうか。

結婚は両性の合意に基づくものであるので、確固たる意志があれば結婚は出来るが、この場合は、皇室としての制度に則っての結婚とはならないものである、と言うことを意味しているのではないのかな。

有体に言ってしまえば、お前たちは勝手に結婚してもよいが、皇族としての結婚は認めないしできないよ、だから 納采(のうさい)の儀はやらないよ、と言うことを意味しているのではないのかな。

もし皇族として結婚したければ、「それ相応の対応」を(小室家は)取るべきであり、(眞子さまは)取らせなさい、と言うことでは無いのかな。

と言うことは、眞子さまには皇族を離脱してから小室圭と結婚せよ、と暗に言っていることに等しいのではないのかな。いわゆる廃嫡である、眞子さまとは親子の縁を切ってから小室圭と一緒になれ、と言っていることに等しいのである。

とはかなり大胆な解釈であるが、秋篠宮皇嗣殿下のお言葉であるので、そんな意味にもとれるものである。この件は既に2021年05月02日の当ブログのNO.29で言及しているので、ご承知のことではあると思われるが、秋篠宮家やご皇室全体への悪影響が、それなりに目に見える形になってきていることへの心配なのである。

秋篠宮皇嗣殿下が眞子内親王様を廃嫡できるのか、最悪の場合には日本のご皇室を守るためには、ご決断あそばされることを願わざるを得ないものである。

事実秋篠宮皇嗣殿下は、眞子さまと小室圭氏とのお二人のお気持ちを支えてゆかれると言う意味で、「それ相応の対応」が必要であるとは言っていないと、明確に述べられているからである。




「ウソをつく人は嫌いです」小室圭氏が金銭トラブル等の説明でクリアすべき“皇族と結婚するための根本条件”
大山 寛大 2020/12/14 genre : ニュース, 社会

秋篠宮ご夫妻もたしかに恋愛結婚だったが

「きっちり説明していくことで、批判にも応えていけるのではないか。説明責任を果たすべき方が果たしていくことが極めて重要だ

 秋篠宮ご夫妻の長女眞子さまと小室圭氏の結婚を巡って、批判的な報道が繰り返されていることについて宮内庁の西村泰彦長官は、12月10日の記者会見で、このように述べ、小室氏側にしっかりとした対応を求めた。
(Photo)
小室圭氏(左下)に苦言を呈した西村泰彦宮内庁長官(左上)と秋篠宮さま、眞子さま ©文藝春秋/時事通信社/共同通信社/JMPA/

この記事の画像(44枚)

 先日の本欄で私も、「もっともっと小室氏が前に出て説明してほしい疑問点が多い。小室氏がより積極的に、理解を得ようとしない限り、秋篠宮ご夫妻や多くの国民たちの不安や不信感はぬぐえないのではなかろうか」と、指摘したばかりだ。

 秋篠宮家関係者から「ウソをつく人は嫌いです」という声を聞いたことがある。秋篠宮ご夫妻もたしかに恋愛結婚だった。しかし、「秋篠宮ご夫妻が交際中は、何でも包み隠さず相手に話していたのではなかったのか」という話も漏れ聞こえる。いずれにしても報道されている金銭トラブル等の真実を知るのは小室氏の側だ。説明責任を果たすべきは小室氏側だろう。混迷する結婚問題の行方は、小室氏側の対応のいかんにかかっている。

 立皇嗣の礼を終えたばかりの秋篠宮さまは11月30日、55歳の誕生日を迎えた。これに先立って行われた記者会見で、眞子さまの結婚問題について次のような考えを示した。
(Photo)
秋篠宮ご一家 秋篠宮さま、11月30日54歳御誕生日を前に(宮内庁提供)

秋篠宮さまがおっしゃった「結婚と婚約の違い」とは

「いろいろな対応をしているとしてもですね、やはりそれが見える形になるというのは必要なことではないかなあというふうに思っております」

「実際に結婚するという段階になったら、もちろん、今までの経緯とかそういうことも含めてきちんと話すということは、私は大事なことだと思っています」

 今回の西村長官の発言は、こうした秋篠宮さまの考えを踏まえたものだろう。振り返ってみると、秋篠宮さまの姿勢は、一貫しているのだ。

 2018年11月に行われた誕生日会見で秋篠宮さまは、「小室さんに関わること、これが毎週のように週刊誌等で報道されていることは(中略)承知はしております」と、前置きした上で、「今でもその二人が結婚したいという気持ちがあるのであれば、やはりそれ相応の対応をするべきだと思います」、「今いろんなところで話題になっていること、これについてはきちんと整理をして問題をクリアするということ(が必要)になるかもしれません。そしてそれとともに、やはり多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況、そういう状況にならなければ、私たちは,いわゆる婚約に当たる納采の儀というのを行うことはできません」との見解を披露している。
(Photo)
55歳の誕生日を前に記者会見される秋篠宮さま(2020年11月) ©時事通信社

「支えていくという意味でお話ししたのとは違います」

 さらに、記者から「『相応の対応』ということを仰られましたけれども、これは、お二人の結婚の意思が今も非常に堅くて、そのお気持ちを今後も支えていかれるというふうに受け止めてもよろしゅうございますでしょうか」と聞かれ、秋篠宮さまは「支えていくという意味でお話ししたのとは違います」と、やんわり否定。

 そして、「相応の対応というのはこちらの対応ではなく相手側の対応ですね。(中略)やはりきちんと、どういうことなんだということを説明をして、そして多くの人に納得してもらい喜んでもらう状況を作る、それが『相応の対応』の意味です」と、より丁寧に自分の意見を解説した。



足りなければ、2度でも3度でも説明を

 私も少し噛み砕いて、補足してみたい。秋篠宮さまが言いたいことは、小室氏側の金銭トラブルが週刊誌等でひんぱんに取り上げられ、これだけ騒がれている。やはり、このことについて小室氏たちが、しっかりと説明をする

 1度で足りなければ、2度でも3度でも何度でも、秋篠宮さまや多くの国民が納得できるまで、丁寧に根気よく説明を繰り返す。そして、国民の多くが疑念や不信感をぬぐいさることができ、心から2人の結婚を喜んでくれる、そうした状況にならなければ駄目だ、ということでないだろうか。
(Photo)
学生時代に小室さんは眞子さまに出逢った

 そうでないと、2人の正式な婚約に当たる納采の儀は行えない。正式な婚約ができないということは、内親王として結婚式まで進めませんと、秋篠宮さまは、はっきり説明しているのだと思う。

 もちろん、秋篠宮さまは、「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し」と、書いてある憲法を尊重している。そして、2人が本当に望んでいるのなら、当然の権利としての結婚は認めるとの姿勢も当初から変わっていない。
(Photo)
眞子さまが成年をお迎えになるに当たっての記者会見 ©JMPA

国民の敬愛の対象である内親王としての自覚や誇りを

 しかし眞子さまは、皇位継承順位第1位の皇嗣秋篠宮さまの長女であり、内親王という重い立場にあることも忘れないでほしい、と私は考える。国民の敬愛の対象である皇室の一員である。皇籍を離れるその日まで、内親王としての自覚や誇りを持ち続けることも大事なことではなかろうか。

 11月30日の誕生日に際しての会見で、秋篠宮さまは、「決して多くの人が納得し喜んでくれている状況ではない」と述べた。今でも正式な婚約に当たる納采の儀は行えないとの考えに揺るぎがないことを示したと、私は受け止めている。

 結婚が延期されて、2021年2月で丸3年となる。眞子さまに、これ以上、悲しい思いをさせないためにも、小室氏の誠実な対応と丁寧で納得のいく説明を求めたい。
(Photo)
2017年9月3日、婚約内定記者会見での眞子さまと小室圭さん ©JMPA
https://bunshun.jp/articles/-/42182?page=3



そして秋篠宮皇嗣殿下は、「皇嗣」として、皇室全体や将来の天皇家である秋篠宮家を守ることをご決断されたと言う。眞子さまを勘当することも辞さない覚悟をされたようだ。

それでこその、秋篠宮皇嗣殿下である。

(続く)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本のご皇室と英国王室(49)

2021-05-25 00:00:00 | Weblog

「国民の幸せを常に願って、国民と苦楽を共にする」のが皇室

 今年2月の天皇陛下誕生日会見。記者から「新型コロナウイルスの感染拡大により、皇室の活動も制限され、天皇陛下が多くの国民と交流される機会が減りました。(略)感染症の影響が長期化する中で、コロナ禍の天皇や皇室の在り方、今後のご活動の方針について、どのようにお考えでしょうか」と、質問された陛下は次のように答えた。

「歴代の天皇はその時代時代にあって、国民に寄り添うべく、思いを受け継ぎ、自らができることを成すよう努めてこられました。その精神は現代にも通じるものがあると思います。皇室の在り方や活動の基本は、国民の幸せを常に願って、国民と苦楽を共にすることだと思います。(略)国民の皆さんが痛みを分かち合い、協力し合いながら、コロナ禍を忍耐強く乗り越える先に、明るい将来が開けることを心待ちにしております」

(Photo)
天皇陛下記者会見 (宮内庁提供)

 陛下は、皇室の基本は、「国民の幸せを常に願って、国民と苦楽を共にすることだ」と、断言した。まして、今はコロナ禍という非常時である。医療従事者、飲食店関係者をはじめとして、多くの国民が日々、苦しく大変な思いをしている。それだけに、陛下の胸中には「国民と苦楽を共にする」という思いが、いつもより強いに違いない。陛下や秋篠宮さま、それに眞子さまたちもまた、国民に寄り添いながら、国民が苦しい時は共に苦しむ。国民と苦難を分かち合う。そういう存在なのだ。これがまさに皇室の基本であることを忘れてはいけないだろう。

 こうした厳しい状況の中で、眞子さまの結婚問題が進められていることに違和感を覚えるのは私だけだろうか。

(Photo)
2020年の新年に公開された皇室ご一家のご近影  宮内庁提供

「眞子さまの結婚は、コロナ次第のところがある」

 眞子さまは、今年10月23日に30歳となる。この大きな節目に併せて眞子さまが結婚するのではないかと、一部で報道されている。だが、複数の関係者に取材すると、肯定的な答えは少なかった。「10月結婚説」の最大の“壁”は、やはりコロナ感染拡大の勢いが止まらず、先行きが見通せないことだという。

(Photo)
2017年の園遊会に出席された際の、天皇皇后、秋篠宮さまご夫妻と眞子さま ©文藝春秋

 ある皇室関係者はこのようにそっと教えてくれた。

「眞子さまの結婚は、コロナ次第のところがあるのでは。まだ、なにも決まってないというのが本当のところではないでしょうか」
 このコロナ禍は、秋篠宮さまが語った「多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況」にも遠い。皇室のお祝い事が、苦労している多くの国民がいる中で行われることが、相応しいのかどうか。それ自体を考え直す必要があるだろう。

https://bunshun.jp/articles/-/45126?page=1


やはり、中国武漢・新型コロナウイルスが、この件にも影響している。

そして小室家へのバッシングは日に日に大きくなり、眞子さまだけに限らずに秋篠宮家やご皇室への批判に繋がってしまうことを恐れるものである。



小室家バッシングが眞子さまに飛び火 「皇室タブー」が破られたワケ
2021/5/9 05:29 (JST) ©株式会社東京スポーツ新聞社

© 東スポWeb バッシングは眞子さまにも…

3年以上に渡り繰り広げられている小室圭さん(29)と秋篠宮眞子さま(29)の結婚騒動。先月8日に小室さんはA4用紙28枚に及ぶ「文書」を発表したものの、火に油で打開策は全く見えない

「文書は弁護士を目指す小室さんらしい理詰めの内容でしたが、矛盾点も多く、何より金銭を工面してくれた母・佳代さんの元婚約者に対する誠意に欠けていた。案の定、大炎上し、文書公表の4日後には解決金支払いを提案するハメになった」(皇室ライター)

その解決金も具体的な金額や支払い期限への言及はなし。小室さんの〝本気度〟には疑問符がつく。騒動の〝元凶〟とも言うべき佳代さんに至っては、ここまで見解を表明することなく沈黙。元婚約者サイドには体調を崩して長期入院していると伝えていたようだが、7日発売の「女性セブン」ではバリバリ元気に歩く姿を激写された。

「小室家の何が凄いかと言えば、打っても全く響かないところ。これだけ世間から批判されたら、もう少し焦るものなのですがねぇ…」とは宮内庁関係者だ。

進展しない結婚問題に業を煮やしたのか、マスコミの報じ方も徐々に変わってきた。これまで〝守られてきた〟眞子さまに批判の矛先が向かうようになったのだ。

先月28日発売の「週刊文春」は「『甘いのよ!』小室圭さんを叱った眞子さま暴走愛全内幕」の大見出しで、眞子さまの勝気な性格、一連の結婚問題に主体的に関与していたことを報じた。前出女性セブンでは小室家の400万円の借金を、眞子さまが「肩代わりする」と言わんばかりの内容でアオった。

冒頭の皇室ライターは「結婚した際に支給される一時金約1億4000万円の中から支払われるのでは?というものでした。我々の税金も投入されているだけに、他人事ではありません。眞子さまにもバッシングが浴びせられています」と話す。

マスコミ界隈では皇室を批判することは、これまでタブー視されてきた。小室さんとの結婚問題も当初、眞子さまは金銭トラブルを知らなかった〝被害者〟のように描かれていた。
「その潮目が変わった。小室家が打てども響かないこともあり、さかのぼって眞子さまの男を見る目、さらに自由恋愛を尊重する秋篠宮家の教育方針にまで疑問の目が向けられるようになった。異常事態です」(ワイドショー関係者)

愛する眞子さまを〝救う〟ためには、やはり小室さんが記者会見を開くほかないように思えるが…。


https://this.kiji.is/763860631261478912


小室家が記者会見を開くだけで事が済むとも思えないが、この「眞子さま問題」は皇室全体に悪い影響を及ぼさないことを祈るのみである。
(続く)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本のご皇室と英国王室(48)

2021-05-24 00:00:00 | Weblog

こんな「金銭問題」や「小室家の事情」は、それなりにしっかりと調査すれば分かったことではないのかな。だからしっかりと調査の上、秋篠宮様や眞子さまにご説明申し上げて、事前にご判断を仰いておけばこんなに深入りした状態には陥らなかった筈だ。

眞子さまの言う「私たちにとっては、お互いこそが幸せな時も不幸せな時も寄り添い合えるかけがえのない存在であり、結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です」と言うことは、眞子さまが皇族であるから言えることであり、もし本当に皇族を離脱して一時金も貰えない状況下でもこんなことが言えるのか、疑問もあるところである。
もし本当に必要な選択だと今でも思っていらっしゃるのなら、小室圭が弁護士資格を取得したら勝手に皇室を離脱してアメリカに行ってしまえばよかろう。眞子さまは皇族としての認識が欠けていおられるので、すんなりと実行できるのではないのかな。

こんなにこじらせてしまった原因の元は、宮内庁の調査不足にある。宮内庁がしっかりと「小室家の事情」や「金銭問題」を把握して、事前に、秋篠宮様や眞子さまにご説明申し上げていれば、ここまで深くこじらせこともなかったかもしれないのだ。宮内庁は切腹ものだ。が、今からでも遅くはない、眞子さまの皇室離脱を確実に進めることだ。

この宮内庁の失態について、論じている論考はあまり見当たらないのが、残念なところである。
その宮内庁では、眞子さまの「10月結婚説」に対しては、どう対応するつもりなのかお伺いしたいものだ。

宮内庁としては予算も取っていないし、「何も決まっていない」というのが、本当のところの様だ。



「まだ、なにも決まってないというのが本当のところ」眞子さま“10月結婚説”と背反する“皇室の基本方針”
大山 寛大
2021/04/29 https://bunshun.jp/articles/-/45126?page=1

 秋篠宮家の長女、眞子さまの結婚問題が、ますます混迷している。

 4月8日、婚約が内定している小室圭さんが、自分の母親と母親の元婚約者との間の金銭トラブルについて、改めて説明する文書を公表した。しかし、国民が納得するには程遠い内容で、批判が増している。新型コロナウイルス感染拡大が止まらない中、4月25日には緊急事態宣言が東京など4都府県に発令された。コロナ禍で、多くの国民が大変な思いをしている中で、眞子さまの結婚という皇室慶事を、進めてよいものなのか疑問が残る。

眞子さまの結婚延期から2月6日で丸3年が経った小室圭さんと、今後のご対応に注目が集まる秋篠宮さま ©JMPA /共同通信社

この記事の画像(27枚) https://bunshun.jp/articles/photo/45126

 小室さんが公表した文書はA4判で、本文24ページと概要4ページの計28ページもの膨大なものだった。小室母子は、借りた金ではなく贈与金であると主張し、元婚約者と長年トラブルとなっている。そのため小室さんは、この文書で「私や母と元婚約者の方との間にこれまであったやり取り等について実際の経緯をある程度明らかにすることを通じて、これまで世の中に出回ってきた金銭トラブルと言われている事柄に関する誤った情報をできる範囲で訂正する」と、その目的を説明した。

「借金を踏み倒そうとした人間の家族に」の強い主張

 また、金銭トラブルを早く解決するため、元婚約者に解決金をどうして支払わないのかという疑問に対して、「お金をお渡しすれば借金だったことにされてしまう可能性は高いように思えました」「借金だったことにされてしまえば、元婚約者の方のおっしゃることが正しかったということになり、私や母は借金を踏み倒そうとしていた人間だったのだということになります。これは、将来の私の家族までもが借金を踏み倒そうとした人間の家族として見られ続けるということを意味します。それを仕方のないことだとは思いませんでした。一般的には金銭トラブルと呼ばれていますが、切実に名誉の問題でもありました」と、強く主張した。

(Photo)
報道陣に強い視線を向けていた婚約婚婚の小室圭氏 ©文藝春秋

 しかし、最後には「『認識の食い違いの整理』段階で話し合いが頓挫している」ことを素直に認めている。結局、金銭トラブルが未だ解決できないままであることが明らかになった。

 私も長い文書に挑戦してみた。しかし、読み進めるうちに、「そこではないだろう。秋篠宮さまや国民が求めていることは」と、もどかしくなった。最後まで熟読したが、徒労感だけが残った

 2018年夏、小室さんは金銭トラブルの解決を放置したまま留学のため渡米した。その年の11月、誕生日会見で秋篠宮さまは次のように金銭トラブルの解決を求めた。

今いろんなところで話題になっていること、これについてはきちんと整理をして問題をクリアするということ(が必要)になるかもしれません。そしてそれとともに、やはり多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況、そういう状況にならなければ、私たちは、いわゆる婚約に当たる納采の儀というのを行うことはできません

(Photo)
秋篠宮は2018年の会見で、「多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況、そういう状況にならなければ、私たちはいわゆる婚約にあたる納采の儀というのを行うことはできません」と発言 ©JMPA

「やはりきちんと、どういうことなんだということを説明をして、そして多くの人に納得してもらい喜んでもらう状況を作る、それが『相応の対応』の意味です

「秋篠宮さまはそんなことを期待されているわけではない」

 ある皇室関係者はこう話してくれた。

「秋篠宮さまが期待しているのは、金銭トラブルの早期、解決です。小室さん側が元婚約者ときちんと話し合い、和解すること。その上で、早く『多くの人に納得してもらい喜んでもらう状況を作る』ことなのです。それが眞子さまと婚約するための大きな条件と言えます。

 小室さんが公表した文書には、『金銭トラブルと言われている事柄に関する誤った情報をできる範囲で訂正する』という主眼が書かれていましたが、秋篠宮さまはそんなことを期待されているわけではないと思います。そのことが残念ながら小室さんには、理解できないようです

(Photo)
初々しい小室圭さんと眞子さま。2人は学生時代に出会った ©JMPA

 文書公表から4日後に、小室さんが元婚約者に解決金を渡して問題を円満に収めたい意向であることが明らかになったが、こうした、小室さんのちぐはぐな対応もまた、国民を失望させた。秋篠宮家の長女であり、天皇陛下の姪である眞子さまの結婚相手として相応しいのかどうか。多くの人が小室さんに対して、不安に感じ、心配することも無理はないのではなかろうか。
(続く)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本のご皇室と英国王室(47)

2021-05-23 00:00:00 | Weblog

《小室圭さんと“一心同体”》「公より私を優先」がはっきりした眞子さま 問われる“皇族教育”の在り方
昭和の日に“愛子天皇”を考える

朝霞 保人 2021/04/29

昭和天皇生誕120年の記念すべき日に

4月29日の『昭和の日』は昭和天皇生誕120年の大変記念すべき日です。3月には安定的な皇位継承策や皇族数減少などの課題を議論する政府の有識者会議が発足しています。国民にとって喫緊の課題となっている皇位継承問題の議論が、生誕120周年という大きな節目を契機に大きく前に進むことを期待しています」

 宮内庁関係者はこう語る。

(Photo)
今年で眞子さまは30歳、愛子さまは20歳になられる ©時事通信社
この記事の画像(54枚)

 昭和期の天皇誕生日は昭和天皇の崩御によって「みどりの日」となり、2007年に「昭和の日」となっている。1901年に誕生した昭和天皇は1921年から26年まで摂政を務め、同年に即位。87年余りの生涯を生きた。

「菅義偉政権は天皇家の長子・愛子さまの天皇ご即位の是非について、そろそろ真っ正面から検討を進めるべきなのです。日本の皇室と並んで世界の王室の象徴的立場にある英国王室も、2013年の法改正で王位継承を男子優先から長子優先に変更しています。天皇は歴史上、6世紀に即位した推古天皇に始まり、18世紀に即位した後桜町天皇まで10代8人に及ぶ女性天皇が存在しています。

愛子さま即位の是非を全く検討しない政権の怠慢

 天皇・皇后両陛下にお子さまがいらっしゃらないのならともかく、今年、成年皇族となられる愛子さまがいらっしゃるのに、即位の是非が全く検討されないのは政権の怠慢としか言いようがありません。小室圭さんとのご結婚延期問題で小室さんと“一心同体”となって混乱を招いていらっしゃる秋篠宮家の長女・眞子さまのお姿を見ていると、秋篠宮家のご教育方針には誤りがあったのではないかという疑念がどうしても湧いてきます。

(Photo)
2019年12月、上皇さまの誕生日を祝うため、皇居に入られる秋篠宮家の長女・眞子さまと次女・佳子さま ©時事通信社

『公』よりも『私』を優先されているという点では、眞子さまだけではなく、次女の佳子さまも同じような印象です。次期天皇は、やはり天皇家から出すべきなのではないでしょうか」(同前)

2002年、喜久子さまは「女性天皇容認」のお考えを公表

 男系男子の皇位継承を絶対視する保守派と呼ばれる人々は、皇室の祖とされる天照大神が「女神」と伝承されていることについては「神話だから」とスルーするが、10代8人の女性天皇がいたという歴史的事実については、どう考えているのだろうか。


佳子さまは2019年、眞子さまの結婚ついて「私は、結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています。ですので、姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています」と発言されている(写真は25歳御誕生日を前にして宮邸のお庭より。宮内庁提供)

昭和天皇の弟に当たる高松宮さまの妃・喜久子さまは愛子さまが誕生された直後の2002年1月に発行された雑誌へ愛子さまの誕生を祝う手記を寄せ、『(女性天皇は)決して不自然なことではない』と女性天皇即位を容認するお考えを示されています。

 喜久子さまは徳川幕府第15代将軍・慶喜公の子息・慶久氏と、後の大正天皇の教育係を務めた有栖川宮威仁親王の子女・實枝子女王との間に生まれた方ですが、それにもかかわらず進歩的、開明的なお考えの持ち主だったとお聞きしています。“愛子天皇”の実現に思いを馳せて、手記を寄せられたということなのではないでしょうか」(同前)


(Photo)
2020年1月2日、新年一般参賀に臨まれる秋篠宮家の長女眞子さま(皇居宮殿・長和殿のベランダで)©時事通信社

 世論調査では、女性天皇に賛成は2020年4月の共同通信によるもので実に85%(どちらかと言えば賛成を含む)に上り、19年11月の時事通信(男系男子にこだわる必要はない)と同年4月の朝日新聞でも76%に上っている。

宮中祭祀において女性が天皇では差し支える?

 こうしたことから見ても現在の国民の視線は、森喜朗元首相が東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の会長職を女性蔑視発言で引責辞任に追い込まれたように、日本で遅々として進まない「男女平等」の実現の可否に向けられていることは間違いないだろう。

(Photo)
2020年3月31日、賢所皇霊殿神殿参拝のため皇居に入られる愛子さま ©時事通信社

「“愛子天皇”実現に反対する意見の中には、外交儀礼上は現在でも国家元首として処遇される天皇が、神道の祭司でもある点を大きな理由に挙げる人も多いようです。宮中祭祀において女性が天皇では差し支えるという見解です。

 神事には女人禁制の伝統があるというわけです。2018年4月に行われた大相撲の春巡業で京都府舞鶴市長が土俵上で倒れた際、市長の救命措置のため土俵に駆け上がった女性の看護師らに日本相撲協会側が、神聖であるとされることを理由に土俵を下りるよう求めるアナウンスを流して物議を醸した騒動が象徴的な事例です。

男性限定の祭祀にも女性皇族が参列できるようになった

 しかし、現代の皇室では改革・改善が進められていることも事実なのです。6月30日と大みそかの12月31日に行われる宮中祭祀『大祓の儀』に参列する成年皇族は、かつては慣例として男性に限られていましたが、皇族方の減少などを背景に2014年6月、女性の成年皇族も参列できるように慣例が改められました。

 この年の12月には、眞子さまが女性皇族としては1948年に特例で参列された喜久子さま以来、66年ぶりのご参列を果たされ、2019年6月には佳子さまも参列されています。神事は“愛子天皇”実現の妨げには必ずしもなり得ないのです」(同前)

(Photo)
2020年3月、賢所皇霊殿神殿参拝のため皇居に入られる雅子皇后と長女・愛子さま ©JMPA

コロナに翻弄される菅政権に皇室の喫緊の課題を託していいのか

 コロナ禍の中、水面下でくすぶり続けている“愛子天皇”待望論」とでも言うべき議論の行方は、やはり自民党政権の本気度にかかっているといえるだろう。

「今年1月に毎日新聞が行った世論調査で首相にふさわしい人に、現職の菅首相を3位に抑えて1位となった河野太郎行政改革担当相と、2位につけた石破茂自民党元幹事長は共に女性天皇容認派です。菅首相が新型コロナウイルス対応に翻弄され、女性天皇の是非について議論を避け続けるのであれば、河野氏か石破氏に首相の座を譲るべきではないでしょうか。大学2年の愛子さまは今年中に成年になられるわけで、ご自身の意思でご結婚を決められるようになるのです。秋篠宮さまは英オックスフォード大大学院留学中にご結婚を決められています。もはや待ったなしなのです」(同前)

 菅首相は、内閣不信任案の提出は衆院解散の大義名分になると述べたと伝えられる。このコロナ禍の中、ワクチン接種も進まないにもかかわらず解散を口にするとは、KYとしか言いようがない菅首相に、国民と皇室の喫緊の課題を託すわけにはいかないのではないだろうか。

(Photo)
2021年4月6日、お手まきをなさる天皇陛下(皇居・生物学研究所脇の苗代で。宮内庁提供)

https://bunshun.jp/articles/-/45221?logly=&ref=article_link


色々と眞子さまと小室圭氏とのご結婚問題については、かまびすしく議論されているが、一番の問題はどこにあるかといえば、宮内庁の調査不足に尽きるのではないのかな。
(続く)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本のご皇室と英国王室(46)

2021-05-21 00:00:00 | Weblog

旧宮家の方は時間をかけて馴染む

 女性宮家の創設にも、私は反対です。なぜなら、女性宮家から女系天皇につながる可能性が大いにあるからです。先程も少し別の形で触れましたが、愛子さまが結婚なさっても降嫁せず、女性宮家をお作りになり、やがてお子様が生まれます。玉のような賢い男の子だったとします。するとやはり「次は、あの方でいいのではないか」という議論が起こるでしょう。お顔を見たら可愛いとか、利発そうだとか国民の心も動かされると思います。

 とはいえ、現在の皇位継承有資格者は、秋篠宮さまと悠仁さま、常陸宮さまの3人だけですから、この先大丈夫なのかという心配はもっともです。皇族の方々の数をふやし、悠仁さまをはじめ、現在の皇室を支えていく体勢作りが必要です。
(Photo)
秋篠宮ご夫妻と悠仁さま ©JMPA

 日本には、GHQによって無理やり臣籍降下させられた11宮家の人たちがいらっしゃいます。中には絶えてしまったお家もありますが、きちんとした生活を維持して、男系男子をたくさんお産みになっていらっしゃるお家もあります。

 日本が戦争に負けたという政治的な理由だけで、皇族であることをおやめなさいといわれた人たちですが、お血筋はきちんとつながっています。皇族にお戻りいただくことに、何の問題もないはずです。

「戦後70年も俗世にまみれた人たちが、今さら皇籍に?」という反対意見も聞きます。まず誤解があるのは、臣籍降下させられて今は民間にいらっしゃる元皇族の方々が皇籍に復帰するとしても、この世代の方々は決して天皇にはならないことです。なぜなら、悠仁さまが即位されて崩御なさるまで、少なく見ても今から70~80年はあるでしょう。2世代半から3世代に匹敵する時間です。悠仁さまのご成婚があり、男子がお生まれになれば、その方がお継ぎになるわけですから、百年先までも現在の皇統が続く可能性が高いのです。
(Photo)
昭和天皇とマッカーサー 

 皇族に復帰なさった旧宮家の方たちがお役に立つときが来るとしたら、悠仁さまに男のお子様が生まれない場合でしょう。それはずっと先のことで、この方々はその間に皇族として国民である私たちに馴染んでいかれるはずです。

 統計学的に見て、天皇家以外に4宮家があれば、男系男子でつないでいくことが可能だそうです。4宮家に皇籍復帰していただければ、男系男子を保つことが可能になります。お子様がいらっしゃらない宮家や断絶しそうな宮家の家族養子となって継ぐこともひとつの方法です。あるいは生まれたばかりの赤ちゃんを宮家にお預けして皇族として育てるとか、いろいろな方法があるはずです。

 絶対に男子を産まなければいけないというプレッシャーの中、悠仁さまに嫁ぎたいと思う女性が現れるのかという危惧に対しても、4宮家が後ろに控えていれば、安心は増すことでしょう。


堂々と王道をいけばいい
(Photo)
©文藝春秋

 現在の天皇家をさかのぼると、第119代の光格天皇が即位するとき、皇統断絶の危機がありました。急逝した後桃園天皇に、幼い内親王しかいらっしゃらなかったからです。傍系の血筋を引いている方を探し、幾世代もさかのぼって探しましたので、手間取りました。空位を避けるために崩御を伏せ、ようやく見つけたこの方を後桃園天皇の養子にして践祚させるという段取りを経た後、初めて天皇崩御を公表したのです。

 神武天皇以来、2千数百年の歴史を男系男子でつなぐためには、さまざまな危機がありました。それでも、民族の知恵で私たちは乗り越えてきたわけです。その結果が、国民皆が受け入れている、今の私たちの皇室です。

 現在の皇室は、光格天皇のときよりずっと恵まれていると思います。悠仁さまがいらっしゃるからです。このままご健康に成人なさって、結婚なされるのをあたたかくお見守りするのが、私たちの責任です。

 皇統の問題に関しては打算も利害もなく、誰もが善意で意見を言います。そのとき深く考えたいものです。そして気づきたいものです。女系を主張すれば廃嫡を意味するということに。女性天皇を認めれば、女系も認めざるを得なくなるということに。それは、今の日本国の天皇の在り方とは本質的に異なる天皇が誕生することを意味し、これから何百年も皇室を存続させることは非常に難しくなると思います。

 間違った方向へいかないためには、中途半端はやめて、すなおに男系男子の天皇に限るほうがいいのです。日本の伝統を守るには、堂々と王道をいけばいいと思います

 皇籍復帰するかもしれない旧宮家の方々には、改めてお覚悟を持っていただく必要があります。私たち国民も日本の長く深い伝統を踏まえて、日本国の在り方の基本を大切にする覚悟を持ち、努力したいものですね。大切なことは、ずっと昔からの伝統に基づいて、また憲法にも皇室典範にも明記されている男系男子の方針を堅持するという最も大切なことを守り通すことです。

https://bunshun.jp/articles/-/15727?page=4


最後に皇族の教育の在り方を論じている論考を参考に供しておこう。
(続く)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本のご皇室と英国王室(45)

2021-05-20 00:00:00 | Weblog

納采の儀とは一般の結納に当たるもので、この場合は小室圭の使者が秋篠宮邸を訪れて、結婚を約束し結納の品を贈るものである。朝見の儀とは眞子さまが天皇、皇后両陛下に感謝のあいさつを行う儀式である。

「納采の儀は行えない」と秋篠宮が明言したことは、たんに「金銭問題」が小室圭、佳代家族に横たわっていると言うだけではなさそうだ。根本問題は、そのために小室圭や小室家が信頼できるものでないことが、彼らの発言や行動で秋篠宮家にははっきりと分かったと言うことでは無いのかな。次の論考を参照されるとよい。



眞子さまの結婚 「問題」は借金ではない 秋篠宮家が「納采の儀は行えない」と明言した理由
斎藤智子2018.12.1 12:58AERA#皇室#眞子さま
https://dot.asahi.com/aera/2018120100008.html?page=1



次に櫻井よしこ氏の論考を掲載して、この種の話の結論の代わりとしておこう。



【”愛子天皇”は是か非か】「悠仁さまを”差し置く”ことで起こる順位逆転の危険性」櫻井よしこ氏インタビュー
令和皇室、最大の”宿題”をどう考えるか
櫻井 よしこ

2019/12/02     source : 週刊文春デジタル

 12月1日、愛子さまは18歳の誕生日を迎えられた。成年皇族になられるまであと2年と迫ったいま、皇位継承をめぐる議論が本格化しようとしている。最大の焦点は「女性天皇」「女系天皇」を認めるか否かだ。

 最近の各メディアの世論調査では、「愛子天皇」を可能とする「女性」天皇について、賛成意見が大勢を占めている。一方、伝統を重視する保守派はこれまで通りの「男系男子」による皇位継承を主張し、母方から天皇の血筋を引く前例のない「女系」天皇容認論に警戒感を強めている。あくまで”応急処置”的だが、皇族数の減少を食い止める策として、女性皇族が結婚後も皇族にとどまる「女性宮家」も検討課題に上がっている。

 この皇位継承の問題をどのように捉えていけばよいのか。政府や与野党幹部からの発言も続く中、「週刊文春デジタル」では、各界の識者に連続インタビューを行った。今回は、ジャーナリスト・櫻井よしこ氏に聞いた。

 私の立場は、女系天皇と女性宮家の創設には反対、何らかの形での旧宮家の皇籍復帰は賛成、というものです。

 10月22日に宮中で行なわれた、即位礼正殿の儀にお招きいただきました。わが国の歴史の深さを感じさせる素晴らしい式典でした。天皇陛下もご立派なお姿でした。2千人の招待客のうち、4百人ほどが外国の王族や元首でしたが、みなさん感じ入った様子でご覧になっていました。
(Photo)
即位礼正殿の儀 ©JMPA

 皇室の伝統が長く保たれてきたことは、国民として本当に幸せですし、日本が誇るべき宝物だと実感しました。ご即位に関する儀式の一部を拝見しただけですが、それでも深い感銘を受けました。

 皇室や天皇陛下は、なぜ尊敬や憧憬の対象となっているのでしょうか。見た目がよいからでもなく、スポーツなどの一芸に秀でているからでもなく、ノーベル賞を取るような才能をおもちだからでもありません。個人の個性や能力を超えた次元で、お血筋を継いでいらっしゃるためでしょう。

 国民の幸せと、国家の安寧のために、さらに世界の平和のために祈り、言葉だけでなく行動でもお示しになってきたのが、歴代の天皇です。そのような価値観を、政治的権力とは無縁のお立場でずっと引き継いでこられた。そうした歴代天皇が同じお血筋で連綿とつながっています。

 第16代の仁徳天皇は、民のかまどから炊煙が上がらないのに気づいて、3年間の無税と労役免除をお命じになった。お住まいの屋根が壊れても、修理をなさらなかった。さらに3年待って、民のかまどから煙が立ち上るのを見て、「民の豊かさは朕の豊かさ、民の貧しさは朕の貧しさ」とおっしゃったといいます。

 国民と国家の安寧のために祈る純粋無垢な存在として、126代も男系男子で続いてきた万世一系の天皇の歴史を、無条件で私たちはありがたいと感じ、一度も断絶することなく受け継がれてきたお血筋だからこそ、皆が納得するのではないでしょうか。

なぜ女系天皇ではいけないのか
(Photo)
©文藝春秋

 女性天皇は過去に10代8方の前例があります。前例もありますから受け入れてもよいかしらと私は考えていましたが、よくよく状況を知ってみて考え直しました。たとえば推古天皇はなぜ、女性でありながら天皇となられたのか。

 男系男子がいなかったからではなく、逆に多すぎてどなたを天皇にすべきか――当時は現在のような明確な決まりがありませんでしたから――争いが起きそうになって誰も反対できなかった皇后が即位したのです。男系男子が多くいらした当時と現在は正反対です。男系男子が少ない現在、女性天皇を認めれば、あるいはそのままその方が天皇であり続け、お子さまも天皇になられるということになりかねません。すると、そこで女系天皇になり、天皇家が入れ替わることになります。

 現在の状況下では、女性天皇は女系天皇につながる可能性がありますから、これはやはり、慎重に避けるべきだと考えます。

 もう少し具体的に考えてみましょうか。女性天皇を認めるとした場合、どうなるでしょうか。たとえば愛子さまが即位され、「愛子天皇」に男のお子様がお生まれになるとします。すると「直系の男子を差し置いて、次は悠仁さまでいいのか」という議論が起こるでしょう。本来は、悠仁さまを差し置いて「愛子天皇」が誕生したのに、そちらの“差し置いて”は忘れられてしまい、愛子さまのお子様を“差し置いて”になってしまう。順番が逆転してしまう危険性があります。
(Photo)
愛子さま ©JMPA

 平安時代の藤原氏は、娘を盛んに皇后にし、生まれた天皇の外祖父として権勢を振るいました。次に、平家にあらずんば人にあらずの時代が来て、平清盛も娘を皇后にして、外祖父となりました。しかし驕る平家は、まもなく源氏に敗れて滅亡します。

 あの時代に女系天皇が認められていたら、皇室は藤原氏の血筋に変わり、次は平氏の血筋へと変わっていたかもしれません。時代が下って、織田の血筋の天皇や豊臣の血筋の天皇も誕生していたかもしれません。そうならなかったのは、男系の天皇にこだわったからです。つまり女系を認めてしまえば、その時々の権力に振り回されることにもなります。

 皇室に入る男性は皇室のお血筋を引いていなければならず、民間から入れるのは女性だけと限ったのは、古代の人々の知恵だったと思います。そのように私は考えていますから、女系天皇には強く反対します

 付言すれば、女系天皇を認めることは、秋篠宮殿下と悠仁親王殿下を廃嫡することになります。次の天皇とその次の天皇になる方々を廃嫡せよという主張は、本当に恐ろしいことです。女系天皇論者は、そこまできちんと認識しているのでしょうか、疑問です。

(続く)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本のご皇室と英国王室(44)

2021-05-19 00:00:00 | Weblog

結婚について「いいと思う」は1.1%しかないが…

これについては、さまざまな雑誌が取り上げているが、今のところ結婚に反対や懐疑的な意見が多い。

中でも、週刊朝日(3/26日号)が、「1万3057人アンケート 眞子さま小室さん『結婚問題』97%以上が『反対』」だと報じた。これでは多くの国民の理解など得られるはずはないと読んでみたが、見出しよりも内容は穏当な意見が多い。
このアンケートはインターネットを通じて行われた。ネットはおおむね、ネガティブな意見が多くなるのはよく知られている。

「この結婚をどう思うか」という質問に、「いいと思う」は何と1.1%しかない。代表的な意見は、「金銭問題や疑惑の数々を何年も放置して、眞子さまを矢面に立たせるなどあり得ない」というものだが、はて、金銭問題以外の疑惑とは何だろう?
また、「小室圭さんは宮内庁が求めた金銭問題の説明を行う必要があるか」という質問には、「ない」が52%で「ある」の48%を超えているのである。

国民に説明するべきは秋篠宮夫妻と眞子さん、この問題は当主で父親である秋篠宮が解決すべきだと、秋篠宮の決断不足、父親としての責任を果たしていないという疑問の声が多いのである。
これを読む限り、賛成反対は拮抗きっこうしていて、秋篠宮にとっては厳しいアンケート結果になっている。

結婚した2人はどのような夫婦になるのか

このところ、小室圭のほうから眞子さんと別れるといい出すべきだという意見もあるが、文藝春秋(4月号)で歴史学者の小田部雄次がいっているように、「辞退はしにくいでしょう。内親王のラブコールを断わったなんてことになったらそれこそ袋叩きですよ」。眞子さんから別れるといい出さない限り、結婚へと進んでいくことは間違いないようだ。
2人が結婚したら、どのような夫婦になるのか。私は、ヘンリー王子とメーガン妃のケースを見ていて、男女の違いはあるが、小室圭がメーガン妃になるかもしれないと考え始めている。

牽強付会(けんきょうふかい、道理に合わないことを無理にこじつけること)といわれそうだが、メーガン妃が女優として有名になったのは、テレビドラマの『SUITS』だったが、彼女の役は「パラリーガル」なのである。試験が苦手で司法試験を受けないが、調査をやらせれば弁護士事務所随一の美人でセクシーな女性だ。

彼女は実人生でも、女性の人権問題やアフリカ支援の活動などをしてきているから、パラリーガルを演じることで、社会を見る目にさらに磨きがかかったのではないだろうか。

小室圭も日本でパラリーガルをやりながら、弁護士資格を取ろうと勉強していた。ニューヨークのロースクールへ入り、この夏には晴れて弁護士になるといわれている

世間にいいたいことは山ほどあるはず

そうした人間から、今の皇室はどう見えるのだろう。英王室以上に古い体質をそのまま残した“因習”の総本山のように見えるのではないか。ニューヨークにいればなおさらのことであろう。

日本古来の伝統を守り、天皇は日本国民統合の象徴であることは認めながらも、改革の余地はあると考えているのではないか。

“平民”として初めて皇太子妃になった美智子さんが受けたといわれている、宮内庁でのいじめに近い処遇や、嫁姑問題。

雅子さんは、子どもがなかなか生まれないことで周囲に責められ、皇太子(当時)が「雅子の人格を否定するような動きがあった」とまで会見で発言する事態になったこともあった。

そして、母親の元婚約者との金銭トラブルがきっかけとはいえ、プライバシー侵害といえるような母親と自分に対する報道と、それを鵜呑みにして、自分の人格を疑い、結婚反対をいい募る世間に、いいたいことは山ほどあるはずだ。

弁護士資格を取得してもニューヨーク州の中だけでしか働けないようだが、一法律家として、日本の報道にものをいうことはあり得るだろう。

皇籍離脱、米国移住、そして…

これまで皇室の女性と結婚した男性たちは、皇室側が人選をして、ふさわしいと思う人間を選び、結婚をさせてきた。

だが、秋篠宮夫人・紀子さんと秋篠宮は学習院大で出会い、大恋愛を経て結婚した。紀子さんが表立って何かをいうことはないが、身内や職員に対してははっきりものをいうことで知られる。

まして、眞子さんと小室圭は、国際基督教大学で初めて知り合った“完全自由恋愛”である。眞子さんが皇籍離脱をして、1億4000万円といわれる一時金を放棄して小室圭と結婚すれば、2人が住むのは、ヘンリーとメーガンも選んだアメリカになるはずだ。

そうなれば、向こうのメディアも黙ってはいないだろう。2人をテレビに出演させ、爆弾発言をさせればと考えるに違いない。

新聞、雑誌も、独占インタビューを持ち掛けてくるだろう。眞子さんはいわないかもしれないが、法律家である小室圭が、これまでのメディアの報道の仕方や、秋篠宮夫妻とのやりとりについて話すかもしれない。

一卵性母子といわれている母親・佳代についての目に余るプライバシー侵害報道や、金銭トラブル後の秋篠宮夫妻の対応についての“事実”を話せば、日本で大きな騒ぎになることは間違いない。

写真=iStock.com/AndrijTer
※写真はイメージです

「日本皇室のメーガン」になる?

私が小室圭なら、秋篠宮にこのことを聞きたい。秋篠宮が昨年の誕生日会見で、憲法24条を持ち出し、「結婚は両性の合意に基づく」から“2人の結婚は認める”といったのに、結婚と婚約は違うなどと、なぜいい出したのかと。

眞子さんが公表した「お言葉」の中で、「私たちにとっては、お互いこそが幸せな時も不幸せな時も寄り添い合えるかけがえのない存在であり、結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です」といっているのに、なぜ、父親としてはっきり決断しなかったのかと。

もちろん、小室母子のほうにも非があることは間違いない。元婚約者と金銭問題について、なぜ早く話し合いをしなかったのかと問われれば、返す言葉がないだろう。
だがその一事をもって、自分の人格を全否定するメディアや宮内庁の理不尽さには、いいたいことが山ほどあるに違いない。

メーガン妃を見ていて、女優ということもあるが、メディアの使い方が大変うまい。今回のテレビ出演もそうだが、要所要所で雑誌のインタビューに出たり、時にはSNSを駆使したりしている。

巨大な相手と対するには、こうした「飛び道具」が有効になる。万が一、眞子さんと結婚できなかったら、小室圭は日本皇室のメーガンになるかもしれない

春だというのに、コロナ禍で花見もままならない。やることがないから、こうした“妄想”ばかりが膨らんでしまう。困ったものだ。(文中敬称略)


元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任する。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『編集者の教室』(徳間書店)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)、近著に『野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想』(現代書館)などがある。

https://president.jp/articles/-/44266


結婚と婚約は違う」と秋篠宮さまが言ったことは、皇室の制度上のことを言及したかったものである。両性の合意である結婚は認めざるを得ないが、それは皇室のしきたりに従ったものにはしない、と言うことであろう。2人が結婚することになっても、「納采の儀」や「朝見の儀」は行わないと言うことであろう。と言うことは、とりもなおさず皇族としては「結婚はできない」と言うことでは無いのか。
(続く)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本のご皇室と英国王室(43)

2021-05-18 00:00:00 | Weblog

周囲が明かす「冷たい女」「野心家」という評価

メーガン妃は子どもの頃から、白人と黒人の混血として生まれたことに対する葛藤があったようだ。こんなエピソードが『ヘンリー王子とメーガン妃』のなかにある。

メーガン妃が7歳の頃、クリスマスプレゼントにバービー人形のファミリーセットが欲しいと思っていた。だが、売っているのはすべてが白人家族か、もしくはすべてが黒人家族のもので、彼女の家のような混血の家族のものはなかった。

当日、彼女が父親からもらったのは白人の父、黒人の母、黒人と白人の子どものいるセットだった。父親が2セット買って組み合わせたものだったという。彼女にとって人種差別問題は原点であり、王室で子どもの肌の色についてとやかくいわれたことは、死ぬほど辛いことだったのだろう。

メディアは、彼女の両親が離婚していることや、彼女自身も離婚歴があり、わずか2年足らずで別れたことなどを書き立てたため、当初、英国民の反発は大きかった。
また、メーガンは「冷たい女」だという身内や親友たちの評価が付きまとう。17歳上の異母姉は彼女のことを「薄っぺらな成り上がり者」「野心家」と口を極めて罵倒し、メーガンの暴露本まで執筆していたという。

異母兄も、結婚式の2週間前にヘンリー王子に手紙を送り、「メーガンとの結婚をキャンセルしたほうがいい」という主旨のことを書いたそうだ。

かつては親友だった女性は、「メーガンは人との付き合いをとても計算していて、戦略的でした。ある人が自分の人生に必要ないと思ったら、簡単に切り捨てるんです」と語っている(『ヘンリー王子とメーガン妃』より)。

異例ずくめの王室生活では気苦労も

最初のメーガンの結婚式に出席した友人たちも、その多くは、彼女と口もきかなくなっているという。

カナダ人のシェフと真剣交際していたが、ヘンリーと出会ったメーガンは彼氏をあっさり捨てたといわれているそうだ。
英国紙「デイリー・ミラー」は結婚式のわずか3週間前に、「過去を消すタイプの人物は、今後も同じことをするものだ」と、ヘンリー王子が同じような目に遭わないかと心配する記事を出した。

ヘンリーとメーガンの結婚式も異例ずくめだった。兄のウィリアムたちが行ったウエストミンスター寺院ではなく、セント・ジョージ礼拝堂という小さなところを選んだ。
メーガンは式には母親以外の親族を一人も招待しなかった。ジョージ・クルーニー夫妻やセリーナ・ウィリアムズなど、女優として有名になってから友人になった「有名人」ばかりだったようだ。

説教に立ったのはアメリカ聖公会の黒人大主教で、公民権運動の指導者マーチン・ルーサー・キングの言葉から始まった。

説教が終わって礼拝堂に流れたのは、アメリカの黒人ソウルシンガー、ベン・E・キングの「スタンド・バイ・ミー」だった。

独特で、多様性のある結婚式を行ったメーガン妃に、メディアや国民はおおむね好意的だったといわれるが、一部には強い反発もあったようである。

写真=iStock.com/AdrianHancu
※写真はイメージです

人目を憚らず夫と手をつなぐ、公務の際にジーンズをはく、車から降りて自分でドアを閉めるなど、「英王室ではマナー違反」だという声もあり、メーガン妃にとっては何かと気苦労の多い生活が始まった。

「離脱したい」女王の返答は厳しいものだった

メーガン妃は結婚する前、ヘンリー王子と2人で「世界を変える」と、周囲に語っていたという。

そのためにはまず、古い因習にがんじがらめになっている王室を変えようと考えたのかもしれないが、そのことにより、彼女は追い詰められていくのである。

結婚後はウィンザー城からほど近い場所に引っ越し、3億円以上かけて改修した。衣装代には年7000万円以上をかけた。出産も皇室が使うセント・メアリー病院ではなく、高額なポートランド病院だった。

さらに、毎年エリザベス女王の家族が集うのがしきたりになっている2019年のクリスマス礼拝に、カナダで休暇を取っていて参列しなかった。

その10日後、エリザベス女王は、「ヘンリーとメーガンは、2020年春以降、殿下、妃殿下の称号を返上して、一切の公務から退け」と、きっぱりといい渡したのである。

公務ができなければ、公的資金も受け取ることができなくなる。

厳しい決断だが、『ヘンリー王子とメーガン妃』の亀甲は、「セレブ気取り、浪費ぶりが目についていたメーガン妃の振る舞いは、エリザベス女王が長年苦心して築き上げたイギリス王室にとって『蟻の一穴』となる可能性は大いにあった。女王は王室の将来を考え、2人を切り離すと決めたのではないだろうか」と推測している。

転機を迎えている2つの“ロイヤルファミリー”

そして、ロイヤルウエディングからわずか1年半後の2020年1月に、2人は「主要な王族の地位から退く」と“王室離脱宣言”したのである。しかもこのことはエリザベス女王やチャールズ皇太子には相談せずに行われたといわれる。

2人はカリフォルニア州サンタバーバラ郡に、16億円といわれる豪邸を購入して暮らしている(ヘンリーは、母親のダイアナ元皇太子妃の遺産がなかったらこうしたことはできなかったと語っている)。

そして今年の3月、テレビのインタビュー番組に2人で出て、冒頭の発言をするのである。

長男のアーチーが生まれる前に、子どもの肌の色への懸念に加えて、「子どもには警護が与えられず、称号も与えられないだろう」といわれたというのだ。
これが事実なら、エリザベス女王を含めた英王室の人種に対する偏見は、メーガン妃にとって許しがたいものだったことは理解できる。たった一人の女性の行動と決断が、1000年以上続いてきた王室を根底から揺さぶっているのである。

写真=iStock.com/bukki88
※写真はイメージです

翻って、日本の皇室も転機を迎えているように、私は思う。その一つが秋篠宮眞子さんと小室圭の結婚問題であろう。
(続く)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする