世の中、まちがってる、根拠なき反日キャンペーン。

相も変わらず根拠なき反日キャンペーンで、国をまとめようとする輩が存在する。

ロシアのウクライナ侵攻(24)

2022-05-31 00:00:00 | Weblog

東京大学先端科学技術研究所 小泉 悠 専任講師

「戦勝記念日は軍が主役のイベントなので参謀総長が来るべきもの。ゲラシモフは就任10年になるが、これまで戦勝記念日に来なかったことはないのではないか。可能性は幾つかあると思うが、今回の戦争を巡って相当にプーチンの信頼を失っているという話がある。ゲラシモフは事実上更迭されているとの噂話もある。最後のチャンスを貰えるかどうかプーチンと折衝中だと。現場の司令官クラスも罷免されるだけでなく、捕まっているのではないかという。参謀本部の中でも何人か罷免されているという話もある。軍とプーチンの関係は相当にぐらついているというのは間違いないと思う」

こうした中、16日にロシアで有名な軍事評論家のホダリョノク元大佐が国営テレビに出演し、こんな発言をしたことが物議をかもしている。

「ロシアにとって戦況は明らかに悪化している。軍事的、政治的状況の最大の問題点は、私たちは完全に孤立していて、全世界が私たちに反対していることだ」

プロパガンダ化した国営テレビで、プーチン氏に不利に聞こえるような戦況を語ることは珍しい。一体どんな意図があるのだろうか。

東京大学先端科学技術研究所 小泉 悠 専任講師

「ホダリョノク氏も随分勇気がある発言をしたと思う。こういう発言を許したのが、ホダリョノク氏の独走だったのか、それとも仕込みで何らかの理由でこういう発言をさせているのかは気になるところだ。実は他にも何人か軍人や専門家は、『動員をかけないと勝てませんよ』とか語り始めている。戦況が厳しいということを専門家の口を借りて喋り始めている、或いは専門家がそういう発言をすることを妨げなくなってきている。では、言わせた末に何処に持っていきたいのか…もはや何々をしてもやむを得ない、という方向に世論を持って行きたいのだろう。その“何々”が何なのかということがこれからの焦点だと思う」

■戦力は3分の1に「逃走して再編成しないと使い物にならない」

実際、ロシアの戦況は悪化の一途を辿っているようだ。小泉氏はロシア軍の攻撃の仕方などから、戦力の厳しさを読み解いている。例えば次の3つがある。黒海艦隊が対艦ミサイルで地上攻撃をしている。これは巡航ミサイル不足でないかと小泉さんはみている。水上艦ではなく潜水艦から巡航ミサイルを撃っている。これは水上艦用のミサイルが不足しているからではないかという。また、徴兵制は任期一年で入れ替えのはずだが、実際には除隊できていない。これは兵士不足の表れではないかと指摘する。

東京大学先端科学技術研究所 小泉 悠 専任講師

「米国の国防総省はロシア軍が何発巡航ミサイルを撃ったかをブリーフィングの中で言っています、つまりアメリカは見ているぞということだが、2千数百発撃っているんです。ロシア軍は相当これまで巡航ミサイルを作っては貯めてきたわけですが、もうそれが3か月もする戦争で枯渇し始めている。例えば対艦ミサイルは敵の軍艦を撃つものだからこれは目的外使用だ。それから潜水艦から撃つのも同じような巡航ミサイルなのだが、出来れば潜水艦は位置を秘匿しておきたいので、水上艦から撃つのがセオリーだと思う。だけれども水上艦用の巡航ミサイルが足りなくなってきているのだろう」

しかし別の見方もできると元陸上自衛隊でソ連を仮想敵国として研究していたこともある渡部悦和氏だ。

元・陸上自衛隊東部方面総監 渡部悦和氏

「対艦ミサイルから地上攻撃をするというのは、黒海艦隊はウクライナの岸に近寄るとミサイルを撃たれて沈没する可能性もあるので、潜水艦を使った対地攻撃用のミサイルを撃っているという考え方もある。ただ、大きな流れとしては小泉さんが言われた通り、ロシアの兵器は厳しくなっている」

オランダの民間軍事サイト「Oryx」によると、ロシアは戦車や航空機などの兵器を3675という数で失っているという(16日時点)。この数字はウクライナの3.5倍だ。兵器の種類別でロシアの損害をウクライナと比較しても、航空機やヘリコプターは2.6倍。対空兵器は1.2倍。戦車は4.2倍。歩兵関連の兵器は3.4倍。そして兵站は14倍も損害に差が出ている。また、イギリスの国防省は、ロシア軍は投入した地上戦力の3分の1を失ったと分析している。戦力の3分の1を失うとどういう状況になるのか―。

元・陸上自衛隊東部方面総監 渡部悦和氏

「ロシア軍は厳しい状況だと言える。戦術の常識では、ひとつの部隊の存亡が30%になるとその部隊は使い物にならない。後ろに逃走して再編成しないと使い物にならない。3分の1というのは33%ですから、この時点でロシア軍をみるとかなり無理をしなければ作戦が出来ないような状態になっている。攻撃する側は5倍の戦力でなければならないと私は言っているのだが、これが出来ないような状況になっている。だから、ドンバス地域においてロシア軍の攻撃が進捗していない。これは明らかな原因がここにあると思う」

■食洗器・冷蔵庫の半導体を戦車に…

ロシアは兵器の増産に躍起になりたいところだが、どうやら更なる難関に直面しているようだ。1936年創業のウラル・バゴン・ザヴォート社は、ロシアの最新戦車のほとんどを製造する。しかし、ウクライナ国営メディアによると、部品不足のため3月21日に操業を停止したという。米国商務省の輸出管理担当者も「ロシアでは制裁で通信機器などに使用する半導体が足りなくなっている」と分析している。

また、驚くべき報告もある。米国のレモンド商務長官は11日、ウクライナ側からの報告として「ロシア軍の戦車を調べた際、食洗器や冷蔵庫から取り出した半導体が使われていた」と明かした。さらにロシアの戦車連隊で、備蓄していた戦車10両のうち実際に運用できる戦車は1両しかなかったという。これは電子機器などの主要な部品が盗まれていたためだと、ウクライナの国防情報局が明らかにしている。

東京大学先端科学技術研究所 小泉 悠 専任講師

「まさにロシアの弱いハイテクの部分が直撃されているので、ハイテク兵器が足りなくなっていくのは明らかだと思う。他方、ロシアは軍事訓練を行うとき、倉庫にしまってあるボロボロの兵器を出してきて油をさして使う。5万何千人分ぐらいの部隊は出来る。更にはもっともっと古い兵器もある。となると武器があるかどうかは戦争を続けられるかどうかに影響はするけど決定はしないと思う。プーチンがもし何が何でもやるとなれば、古い武器も引っ張り出してやると思う。それに対して国民がこんな物を持たされて戦争がやれるかとなるかどうか、この戦争の趨勢を決めてくるだろうと思う」

元・陸上自衛隊東部方面総監 渡部悦和氏

「ロシアはロシア軍のための兵器だけでなく、中国とかインドに輸出をしている。契約をした分、本当に兵器を作って渡すことが出来るのか。いろいろ考えるとロシアでは非常に厳しい軍需産業の状態になって来るのではないかと思う」

(続く)
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ロシアのウクライナ侵攻(23)

2022-05-30 00:00:00 | Weblog

CSTOとは、Collective Security Treaty Organization・ 集団安全保障条約機構 で、Wikipediaによれば「集団安全保障及び集団的自衛権に関する軍事同盟」であり、参加国は次の6か国である。


ベラルーシ、アルメニア、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ロシアの6か国




https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220516/k10013628941000.html


北欧2国のNATO加盟に「対応」警告 ロシア大統領

AFPBB News 2022/05/16 23:11

© Alexander NEMENOV / various sources / AFP ロシア・モスクワで、集団安全保障条約機構(CSTO)の加盟国首脳との会合に出席するウラジーミル・プーチン大統領(2022年5月16日撮影)。

【5月16日 AFP=時事】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は16日、フィンランドとスウェーデンによる北大西洋条約機構(NATO)への加盟申請決定について、脅威とは見なしていないものの、両国に軍事インフラが配備されれば対応を講じる可能性があると警告した


© Alexander NEMENOV / POOL / AFP ロシア・モスクワで開かれた、集団安全保障条約機構(CSTO)の会合に出席したウラジーミル・プーチン大統領ら加盟国首脳(2022年5月16日撮影)。

 ロシアが主導する集団安全保障条約機構(CSTO)の首脳会議に臨んだプーチン大統領は、テレビ放送された会合で、NATOのスウェーデンとフィンランドへの拡大はロシアにとって「直接的な脅威ではない」との考えを示した一方で、両国の領土に軍事インフラが拡大配備されることになれば「確実にわれわれの対応を引き起こすだろう」と述べた。

【翻訳編集】AFPBB News


https://www.afpbb.com/articles/-/3405161?cx_part=top_topstory&cx_position=1



この6か国の国名を眺めると、それほど強大な国は見当たらない、と思っても間違いがないであろう。プーチンは何を血迷ったか、こんな弱小な国々を集めて一席ぶったとしても、西側には何の痛痒もないことであろう。

それよりも物資と兵員の不足に困っている事の対策が先ではないか。

特に半導体不足には相当困っているようで、ウクライナの家庭から食洗器、冷蔵庫などをかっさらってゆき、それに使われている半導体を兵器に転用しているというではないか。

となるといよいよ核兵器が使われることになるのか。とすれば、これはゆゆしき事態である。




戦車に食洗器や冷蔵庫の半導体まで転用…兵器不足でロシアの攻撃が止まる日は来るのか?【報道1930】
TBS NEWS DIG 2022/05/20 23:04

© TBS NEWS DIG

ウクライナへの侵攻から間もなく3か月、ロシア軍は投入した地上戦力の3分の1を失ったとの分析もある。大量の兵力損失は、今後の戦い方をどう変えるのか。また戦争の終結は早まるのか。揺れるロシア軍内部の動き、制裁を受ける軍需産業の実態を踏まえながら、懸念される今後の展開を読み解いた。果たして戦争を終わらせることは出来るのか―。

■プーチン氏と軍部の関係「相当ぐらついている」

ロシア軍の制服組のトップ・ゲラシモフ参謀総長の消息が途絶えた。5月9日の対独戦勝記念日に姿を見せなかったのだ。米国務省によると4月末にはウクライナ東部イジュ―ムを視察し、その際に右足を負傷。その後、5月4日にはロシア国防総省の会議に出席していると、ロシアのメディアが伝えている。今、軍部で何が起きているのか。
(続く)
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ロシアのウクライナ侵攻(22)

2022-05-27 00:00:00 | Weblog

国境を接している国々は、堪ったものではない。いつロシアが攻め込んでくるかもしれないと、注意しておく必要がある。

どんな注意をするのかと言うと、当然、国防力を強化することしかない。そのうえで外交力をつける、と言うことか。外交力と言うのは現時点では、共同防衛体制を形作るということである。もっと早くにウクライナがNATOに加入していればよかったのではあるが。

遅ればせではあるが、ロシアのウクライナ侵攻で、西側諸国が一致団結して、ロシアに経済制裁を科したことはそのよい例である。本来は「多国籍軍」を組織して、ロシア軍に攻め込むことが最重要なことであるが、今のロシアへの経済制裁だけでは、まことに生ぬるい。

モスクワを廃墟とするような攻勢をかける必要がある、と言うことである。と言っても第三次世界大戦になっては、元も子もなくなってしまう。だからウクライナのロシア軍をせん滅して、ウクライナ国境近くのロシアの補給地点を完膚なきまでに叩いておく必要がある。


それから、いま少し深く考慮しておく事項が存在していることを認識しておく必要がある。

ロシアがなぜウクライナに侵攻を決断したのかと言うと、それはウクライナには核がなかったからである、と言うことである。

もしウクライナに核が存在していたら、ロシアはうかつには攻め込むことには躊躇したことであろう。

ここで次の2点を頭の隅に、と言うよりも中心に据えておくことが必要である。

それは、

(1) ロシアは、ウクライナ以外の他国を攻撃する可能性を持っている。

(2) もしその国に核が存在していなければ、攻撃は実行される。


と言うことである。


これに真っ先に反応したのが、北欧の2か国、フィンランドとスウェーデンである。

フィンランドは5月15日に、スウェーデンは5月16日に夫々、北大西洋条約機構(NATO)に加盟申請することを決めている。




NATO加盟申請を正式決定 フィンランド、ロシアの脅威受け―スウェーデンも追随
2022年05月16日00時42分

15日、ヘルシンキで記者会見するフィンランドのニーニスト大統領(右)とマリン首相(AFP時事)

 【ロンドン時事】フィンランド政府15日、北大西洋条約機構(NATO)に加盟を申請する方針を正式に決めた。ロシアのウクライナ侵攻を受け、軍事的中立の立場を転換する歴史的決断を下した。北欧のもう一つの中立国スウェーデンの与党も同国のNATO加盟支持を表明。両国がNATOに加われば、地域の地政学上の地図が塗り変わり、欧州は安全保障上の重大な転機を迎える。

フィンランド、プーチン氏にNATO加盟通告 ロシアは送電停止
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022051400432&g=int

 フィンランドのニーニスト大統領とマリン首相がヘルシンキで記者会見し、発表した。両氏は先に連名で「加盟支持」を宣言しており、政府の特別委員会がこれに合意し最終決定となった。

 大統領は会見で「歴史的な日だ。新しい時代が始まる」と表明。16日に行われる議会審議を経て申請手続きに入る運びだが、議員の大多数が賛成に回るのは確実な情勢だ。首相は「(申請まで)まだプロセスが残るが、議会は決意と責任感を持ってこの歴史的決断を議論すると信じる」と述べた。

 スウェーデンでも15日、与党の社会民主労働党が加盟支持を発表。党内には慎重な意見もあったが、全党が関わった13日公表の議会安保政策見直しは、「抑止効果をもたらす」と加盟を肯定的に評価していた。野党各党も加盟に賛成で、社民労働党の承認で申請がほぼ決まった。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2022051500380&g=int



北欧2国、NATO申請表明
非同盟を転換、ロシアは対抗示唆
2022/5/16 22:49 (JST)                 © 一般社団法人共同通信社


© KYODONEWS NATO加盟を巡り記者会見するスウェーデンのアンデション首相(右)=16日、ストックホルム(スウェーデン通信提供・AP=共同)

 【ストックホルム共同】北欧スウェーデンとフィンランドが米欧の軍事同盟、北大西洋条約機構(NATO)に加盟申請する見通しとなった。スウェーデンのアンデション首相16日、申請方針を正式表明した。隣国フィンランドは15日に表明しており、ロシアのウクライナ侵攻で共に軍事非同盟の国是を転換。加盟が実現すれば地政学的バランスが激変する。ロシアのプーチン大統領は16日、NATO側の軍事施設が両国内に置かれれば対抗措置を取る考えを示した。

 スウェーデン政府は16日の議会討論後、臨時閣議で正式決定。地元メディアによると、17日にも申請するとみられる。

16日、議会での討論前に記者団に話すスウェーデンのアンデション首相(中央)(ロイター=共同)

https://nordot.app/898898957573865472



これに対してロシアは「集団安全保障条約機構(CSTO)の加盟国首脳会合」を開いて、西側に警告している。
(続く)
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ロシアのウクライナ侵攻(21)

2022-05-26 00:00:00 | Weblog

沿ドニエストル共和国には、平和維持軍としてロシア軍が駐屯しているので、ウクライナ東南部から沿ドニエストルまでを、親ロシア(ノボロシア)として、最低限ロシアが統治する地域としたいと計画して、プーチンはウクライナを攻めているものと思われる。

そうすればウクライナの本土は、何もしなくてもロシアの手に落ちると判断しているものと思われる。



【図解】ウクライナ東部の領土問題
2015年4月7日 14:21 発信地:ウクライナ [ ロシア・CIS ウクライナ 

ウクライナ東部の領土問題を示した地図(c)AFP

【4月7日 AFP】ウクライナ東部で政府軍と分離派の戦闘が始まってから1年。分離派はドンバス(Donbass)地方の独立を主張しているが、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領や一部の親ロシア派は「新しいロシア」を意味する「ノボロシア(Novorossiya)」地域についても言及している。(c)AFP

https://www.afpbb.com/articles/-/3044740



だがウクライナも黙ってやられているだけではない。ウクライナ国境近くのロシアの燃料貯蔵所や国防関連施設などで爆発や火災が起きているという。専らウクライナによる破壊工作ではないかの疑われているが、さもありなんと思われる。

もちろんウクライナが認めている訳ではないが、ウクライナもやられっぱなしで、黙っている訳ではない、のであろう。


ロシアで爆発や火災相次ぐ 19件、ウクライナの破壊工作か
2022年05月03日06時51分


【図解】ウクライナとロシア西部ベルゴロド



【ロンドン時事】ウクライナ国境付近を含むロシア西部で先月以降、燃料貯蔵所や国防関連施設などで爆発や不審な火災が相次いでいる。英情報筋によると爆発などは少なくとも19件に上り、ロシアの侵攻を受けるウクライナによる破壊工作の可能性が指摘されている。

<ウクライナ情勢 最新ニュース>

 ロシアのタス通信によると、ウクライナに隣接するベルゴロド州の国防省関連施設で1日、火事があり、1人が負傷。2日には州都ベルゴロドで2度、大きな爆発が起きた。
 ベルゴロドやクルスク、ブリャンスク、ボロネジの各州では4月、石油貯蔵所や弾薬庫の爆発、火災が発生。ロシア側は一部についてウクライナのヘリコプターの攻撃によるものだと主張している。これらの施設はウクライナ東部ドンバス地方で攻勢をかけるロシア軍への補給拠点とみられている。

 4月21日にはウクライナ国境から500キロ余り離れたモスクワ北西のトベリで、ロシア国防省の施設が大規模な火災に見舞われ、少なくとも17人が死亡した。施設はミサイルの研究開発拠点として知られていた。
 ロシア国防省は先月、「領内への攻撃や破壊活動」への対抗措置としてウクライナの軍需施設への攻撃を強化した。一方、ウクライナ政府は越境破壊活動の可能性に関しコメントを避けつつ、「(ロシアが)他国を攻撃し、多数の人々を殺す決定をしたからには、早晩そのつけを払うことになる」(ポドリャク大統領府顧問)と突き放した。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2022050300153&g=int



このロシア・ウクライナ戦争の結末がどうなるのかは、わからない。しかし、ロシアがウクライナ以外の他国を攻撃する可能性は大いにあるということなので、まことに恐ろしいことである。
(続く)
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ロシアのウクライナ侵攻(20)

2022-05-25 00:00:00 | Weblog

しかも偵察用の無人機も不足しつつあるようだ。だからある意味、メクラメッボウミサイルを発射しているのではないのかな。だから、ますます困るのである。



ロシア軍、偵察用無人機不足か
英国防省分析
2022/5/21 19:00 (JST)5/21 19:29 (JST)updated         © 一般社団法人共同通信社


 【ロンドン共同】英国防省は21日、ロシア軍の装備を巡り、戦闘機や迫撃砲などでの攻撃目標を特定するために使用する偵察用無人機が不足している可能性があるとの戦況分析を発表した。現在のペースで無人機を失い続ければロシア軍の偵察能力は一段と弱まり、作戦の効果に悪影響を及ぼすとの見方を示した。

 分析では、一般的に無人機は敵軍に撃墜されるリスクが高く、電波妨害の影響も受けやすいため、損耗が激しいと指摘。その上で、ロシアは欧米から科された制裁によって国内での製造能力が打撃を受け、無人機の不足に拍車がかかっているとの見方を示した。

https://nordot.app/900685106016485376



ウクライナでロシアは現在そうとう苦戦しているようだが、ジョージアの例のようにウクライナ以外の国への攻撃も無いとは言えないのだ。日本も、どのように用心するかは別としても、用心するに越したことはない。

元々日露戦争は、このウクライナへの侵攻と全く同じことを朝鮮半島でやらかしたために、明治の日本との戦争となったものである。まことに幸いなことに、かろうじて日本は大国ロシアに負けなかったために、今の我々が存在していることに我々の祖先に対して感謝してもしきれるものではない。

朝鮮人が今存在しているのも、日本がロシアを打ち負かしたためにあるのであって、もしそうでなければ朝鮮と言う国は現在存在していなかったであろうと思われる。差し詰め南オセチア自治州のように、ロシア軍が駐屯するロシアの朝鮮族自治州となっていたであろう。だから朝鮮は日本人が作ったと言われるゆえんなのである。



プーチン氏によるウクライナ以外への攻撃、否定できず=独首相
ワールド
2022年5月4日/1:32 午前/17日前更新 ロイター編集


5月3日、ドイツのショルツ首相は、ロシアがウクライナで国際法に違反したことを考慮するとロシアが他国を攻撃する可能性は否定できないと述べた。またフィンランドスウェーデンが北大西洋条約機構(NATO)加盟を決定したらドイツは支持すると表明した。写真は2月18日、ブリュッセルで記者会見するショルツ首相(2022年 ロイター/Johanna Geron

[ベルリン 3日 ロイター] - ドイツのショルツ首相は3日、ロシアがウクライナで国際法に違反したことを考慮するとロシアが他国を攻撃する可能性は否定できないと述べた。またフィンランドとスウェーデンが北大西洋条約機構(NATO)加盟を決定したらドイツは支持すると表明した。

メディアへの声明で、ロシアのウクライナ侵攻は第二次世界大戦後の秩序を破壊し、欧州は防衛戦略の強化を迫られていると指摘。「ロシアの大統領および政府が異なる機会に暴力を用いて国際法を破らないとは誰も言えない」と語った。

また、独シュテルン誌とのインタビューでは、プーチン大統領の政策は帝国主義的であり、近隣諸国をロシアの裏庭とみなしていると批判。「プーチン氏は暴力で領土を拡大し、国境を押し広げようとしている。すでに変化した世界で、ロシアの古い存在意義を再び確立しようと必死になっている」とし、プーチン大統領はウクライナの東部と南部の一部を占領し、新たな境界線を引き、最終的に停戦に持ち込む意向のようだが、「それでは持続可能な解決策にはならない」とした。

https://jp.reuters.com/article/idJPKCN2MP1BL


ウクライナの特に東南部の領土問題は、ドンバスからへルソン州をも含み、モルドバの沿ドニエストル共和国までも最低限ロシア領とする意図をプーチンは持っているとみなすことが必要である。
(続く)
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ロシアのウクライナ侵攻(19)

2022-05-24 00:00:00 | Weblog

ロシア国内でも何かと世情が荒れ出しているようだ。そろそろ制裁が聞き出しているということか、それともウクライナ戦争での死傷者の数の増大が、一般市民へも悪影響を与えだしているということか。





ロシア国内で「万引き急増」のナゼ…ウクライナ侵攻後に多発、買い物カゴごと盗む大胆さ
日刊ゲンダイDIGITAL    2022/05/18 06:30

値札と値段が違うことも(ロシア・ノヴォシビルスクの大型スーパー店で買い物をする客) (C)Sputnik/共同通信イメージズ

「プーチンの戦争」に嫌気が差しているのか、ロシア国内のスーパーや食料品店で万引が急増している。

ロシアの独立系経済紙RBC(15日付)によると、食料品や衣料品などを扱う店を対象に、小売業と連携する顔認証システム開発会社の盗難検知データを分析したところ、今年2~4月の3カ月間に1店舗平均130件の盗難が発生していたことが判明。前年同期比18%増だという。

食料品店では商品がカゴと一緒に盗まれるケースが多発。トレンドはセルフレジを悪用した万引で、主に狙われた商品は上位から菓子類(19%)、ソーセージ(16%)、アルコール類(14%)、チーズ(13%)、コーヒー・ココア(7%)。被害額は平均1500ルーブル(約3000円)だった。

ロシアの軍事侵攻が始まったのは2月24日。万引が増えた時期と重なる。筑波大名誉教授の中村逸郎氏(ロシア政治)がこう言う。

「軍事侵攻以降、ロシア国内ではウオッカが飛ぶように売れたといいます。取られた商品のうち、アルコールが上位なのも納得です。市民は戦争の犠牲者が出るにつれてつらい思いや、プーチン大統領への反発を抱き、お酒を飲まないとやっていられないのでしょう。もちろん品薄や物価高騰も万引急増の要因だと考えられますが、『売っているうちに盗んでしまおう』と考える人がいても不思議ではありません。ロシアには『バレなければドロボーではない』という独特な風土がありますから。万引は立派な犯罪ですが、市民からすれば、国家予算をオリガルヒ(新興財閥)や愛人に横流ししているプーチン大統領も『ドロボー』。責められるいわれはない、という感覚ではないか」

■厳しいはずの警備員も目をつぶっている?

全体主義に見えるロシアも、足元の秩序は揺らいでいるようだ。

「そもそもロシアのスーパーは、商品バーコードを読み込んだ時の値段が値札と違ったり、店員がお釣りの代わりにチューインガムを渡したり、割と無秩序ですが、数年前にモスクワに行った時、スーパーの出入り口に立つ警備員の厳しさが印象的でした。少しでも怪しい人がいたら、カバンの中身を調べ、買った商品とレシートを1つずつ照らし合わせて、チェックしていたほどです。万引が増えているということは、警備員も目をつぶっているということでしょう」(中村逸郎氏)

「プーチンの戦争」に市民もウンザリしている。

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/305283



こんなわけで、ウラジミール・プーチンも『大ドロボー』なのである。自国の予算をちょろまかしている分には、他国への影響はほとんどないものと思われるが、他国領土を盗もうとすると、これは大問題である。さすがに「ロシア人のルーツの一つとされるルーシ族はヴァリャーグ(ヴァイキングのスラブ語)、つまりスウェーデン・ヴァイキングの一派・・・」(当ブログ4/30を参照のこと)と言われるだけあって、元々北極海の野蛮な海賊の一派であっただけのことはある。

今のウクライナ侵攻がその良い例である。


現在ウクライナでのロシア軍の侵略は、次の図にある様に「オデーサ」に迫りつつあるようだ。

マリウポリでの頑強なウクライナ側の抵抗により、ロシア軍の進軍が相当期間抑えられていたわけで、ウクライナはかなり持ちこたえていたようだ。

ロシア軍の攻撃手段は、クリミヤや黒海上の軍艦からのミサイル攻撃しか、有効な攻撃手段はなさそうなので、そうはやすやすと「オデーサ」の攻略が出来るとも思えない。

そのミサイルもそろそろ尽きつつあるのでは無いのかな。

誘導ミサイルは尽きてしまっているようなので(5/17、NO.14参照)、無誘導のミサイルもそのうちに尽きてくるものと思われる。早く尽きてくれないと、無辜の一般市民の犠牲が増えるだけとなるから困るのだ。




戦況地図  
https://www.asahi.com/articles/photo/AS20220516002247.html
(続く)
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ロシアのウクライナ侵攻(18)

2022-05-23 00:00:00 | Weblog


https://www.bing.com/search?q=ロシア+グルジア侵攻&form=ANSPH1&refig=a010ae31b15a4105b6ed1919f0725f2b&pc=U531&sp=1&qs=SC&pq=ロシア+グルジア侵攻&sc=1-10&cvid=cfa022e9a4234c8dee1242d9f1546141



ジョージアとは、昔の「グルジア」である。グルジアは1991/12のソ連邦解体後に正式に独立国になった、とWikipediaに記載されている。その結果「オセチア地区」は南と北に分断されて、南オセチアはグルジア(現ジョージア)に残り、北オセチアはロシア連邦に残ることになった。

ロシアは「南オセチア」のロシア人が虐げられているとして、軍を派遣した。2008年8/7~8/16の間、「南オセチア紛争」と言うジョージア(グルジア)とロシア連邦間の戦争を起こしている。

南オセチアには、ロシア人は5%しかいなかったにもかかわらず、ロシアはそれを口実に軍を派遣したのである。ロシアの領土的野心をよく示しているものである。

南オセチアの人口比率は、次のようになっていた。

オセット人60%、グルジア人20%、アルメニア人10%、ロシア人5% となっている。
オセット人はイラン系の民族であり、オセチアの由来となっている。

「グルジア」とはロシア語由来の呼び名であり、英語読みが「ジョージア」であり、グルジアの反ロ感情の高まりにより「グルジア」としてはロシア語読みではなく、「ジョルジア国」側から英語読みの「ジョージア」に変更するよう依頼があり、「ジョージア」が正式な国名となった、と書かれている。

更には翌2008年8月8日には、ロシア海軍はグルジア沿岸を封鎖しアブハジア経由でグルジアに侵攻し一部を占領した。

そして2008年8月26日、ロシアはグルジア領の南オセチアとアブハジアの独立を承認し、占領を続けている。これは、国際的には認められていない。

この時のロシアの大統領はメドベージェフで、首相はプーチンであった。

2008年8月29日、グルジアはロシアと断交、今もって断交状態が続いている。

1991/12月にソ連邦が解体しグルジアは正式に独立国となったわけだが、それ以降ロシアは何かとグルジアにちょっかいを出して、軍事行動をとっている。その結果が、南オセチアとアブハジアへのロシアの侵略である。現在のウクライナへのロシアの侵略と全く同じ形のものである。


今年の2022年5月その「南オセチア」の大統領選挙で、親ロ派が破れたのである。

ロシアのウクライナ侵攻が、いかに親ロ派住民にも危機感を与えたことか、想像に余りある。
ロシア編入に傾いていた親ロ派住民でさえも、「ロシア編入」に”NO”を突きつけたのである。


だから中村先生も、『・・・「・・プーチン政権は長く持たないとみて、戦後を見据え、戦争に異論を唱えるメディア人が増えるのではないか」(中村逸郎氏)』と、ビックリしているのである。

ロシア政権の崩壊も近い・・・・・・・・・? と言うことか。

(続く)
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ロシアのウクライナ侵攻(17)

2022-05-20 00:00:00 | Weblog

南オセチア」(ジョージアの親ロ派支配地域)での大統領選(5/8決選投票)では、「ロシアへの編入」を訴えた現職の大統領候補が、編入反対派に敗れるという波乱が起きている。

ロシア政治の専門家である「中村逸郎氏」は、”プーチン政権の崩壊は近いか”と結論付けている。



プーチン政権崩壊の兆し国内外で加速 南オセチア大統領選で親ロシア派現職が衝撃の敗北
日刊ゲンダイDIGITAL    2022/05/14 06:30

戦勝記念日に衝撃的な記事(ロシアのプーチン大統領)/(C)ロイター

プーチン大統領は大きなショックを受けたに違いない。旧ソ連構成国「ジョージア」の親ロ派地域の住民や、政府系メディアの記者たちから相次いで「No」を突き付けられ、政権崩壊の兆しが現れつつある。戦争継続に固執する“皇帝”の孤立は深まる一方だ。

◇ ◇ ◇

ジョージアから一方的に分離独立を宣言している親ロシア派支配地域「南オセチア」で8日、「大統領選」の決選投票が実施された。同地域のロシアへの編入を訴えた現職アナトリー・ビビロフ氏(52)が、編入に慎重なアラン・ガグロエフ氏(41)に敗れた

南オセチアは、2008年のジョージア紛争後にロシアが独立を承認。ロシア軍によるウクライナ侵攻後は戦闘員を派遣し、ロシア軍を支援してきた。戦死者まで出ている。

プーチン大統領はウクライナ侵攻の「目に見える戦果」として南オセチアをロシアへ編入しようと画策していたとされる。プーチン政権の意を受けたとみられるビビロフ大統領が3月末に編入手続きに入る方針を表明していた。大統領選で「編入No」の審判が下されたのだ。

ロシアへの編入は「No」の審判(敗北したビビロフ氏) (C)Sputnik/共同通信イメージズ


筑波大名誉教授の中村逸郎氏(ロシア政治)がこう言う。

「決選投票はロシア政府によってプーチン大統領に近い現職が当選するように不正が行われた可能性が高い。それでも現職が落選したということは、住民だけでなく選挙管理委員会などの公務員もプーチン大統領に批判的な立場だということです。同じ親ロ派地域のウクライナ・ドンバス地方の住民もロシアへの編入を望んでいないとみていいでしょう」

政府系メディアに糾弾記事「偏執症の独裁者」

米英メディアによると、ロシアの対独戦勝記念日の9日、ロシア政府系のニュースサイト「レンタ・ル」に、所属する記者2人が30本以上の「反戦記事」を掲載。直後に削除されたという。同サイトは月間2億人以上が訪問するロシア最大級のサイト。ウクライナ侵攻直後は、プーチン政権のプロパガンダに手を貸していた。

記事ではプーチン大統領を「痛々しい偏執症の独裁者」と呼び、「21世紀で最も残虐な戦争」を始めたと糾弾。「プーチン氏とその取り巻きは戦後、法廷で裁かれる運命だ。自分たちを正当化したり、敗戦後に逃げたりすることはできない」とバッサリ。各記事の見出しの下には〈国の承認を得ていないため、大統領府に削除されるだろう〉として、表示画面の保存を求めていた。

ロシアの独立系ニュースサイト「メディア・ゾーン」は、記事掲載後に記者2人が出した声明を報じた。「プーチン氏は去らねばならない。無意味な戦争を始め、ロシアをどぶに突き落とすつもりだ」などと批判。読者には「恐れるな。沈黙するな。抵抗せよ。あなたは1人ではない。ウクライナに平和を」と呼び掛けている。

「明らかに言論統制が利かなくなっています。2人の記者は大統領府に記事を削除されることを楽しんでいるように見えます。戦時に反戦のアクションを取ったという事実も残しておきたいのでしょう。プーチン政権は長く持たないとみて、戦後を見据え、戦争に異論を唱えるメディア人が増えるのではないか」(中村逸郎氏)

プーチン政権の崩壊は近いか。

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/305127



「旧ソ連構成国「ジョージア」の親ロ派地域」と書いてある地域は、「南オセチア」と呼ばれている。
(続く)
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ロシアのウクライナ侵攻(16)

2022-05-19 00:00:00 | Weblog

この元駐ウクライナ大使だった高玉生氏の発言は、中国政府により瞬く間にネットから削除されてしまったが、その発言録全文が次のURLに載っているので、ぜひ参照されるとよい。


『衝撃の「ロシア敗北論」全文和訳…元駐ウクライナ中国大使は何を語ったのか
ロシアの最終的な敗北は時間の問題


近藤 大介 『週刊現代』特別編集委員   『現代ビジネス』編集次長
    2022/05/17 06:00
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/95310  』


拙いながら、次に小生の簡単なまとめを載せておく。


発言は次のような4部構成となっている。

第1部がウクライナ侵攻の戦況分析、第2部が近未来の戦況予測、第3部が戦争終結後のロシア、第4部が戦争終結後の新たな国際秩序について


第1部 ロシアが失敗に向かった主要な原因
 ・ソ連解体で、ロシアは歴史的に衰退過程にある。
 ・経済力と財政力が弱すぎる。
 ・西側の有効な援助とウクライナの頑強な抵抗
 ・情報戦も含めての総合力がロシアにはなかった。
 ・ロシアには戦争終結の決定権を失っている。

第2部 (ウクライナの)対抗するパワーと強度が一歩上がる
 ・ウクライナはクリミア半島と東部ドンバスを取り返すつもりだ。 
 ・NATOと米国はウクライナへの援助を、国際化・制度化した。
 ・西側諸国は一致団結した。

第3部 新たな国際関係のパラダイムと秩序
 ・2014年クリミア併合により反ロ感情高まる。
 ・ウクライナ国民が一致団結して救国抗ロとなる。
 ・CSTO諸国もロシア離れ
 ・米・西側諸国がロシアに完勝(ロシアの完敗

第4部 戦争後の国際秩序の変化と要点
 ・ロシアの弱体化と孤立そして懲罰
 ・ウクライナのロシア離脱と西側諸国入り
 ・旧ソ連圏のロシア離脱
 ・日本とドイツの軍備拡張
 ・米・西側中心の国際秩序化
 ・日本の国防力の増強


と言ったところが、拙い小生の簡単なまとめであるが、訂正や追記があればどしどしやってほしい。


このウクライナ戦争では、ロシアは完敗し孤立化して世界から懲罰を受けるであろう、としているが、そんな兆しがすでに表れている。

(続く)
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ロシアのウクライナ侵攻(15)

2022-05-18 00:00:00 | Weblog

ロシアはキーウ占領を諦めて、ドンバス地方やマリウポリに戦力を集中したようだが、これではウクライナ東南部へ勢力を集中させた意味がないではないか。それだけウクライナが頑強に攻撃しているということであり、西側(NATO)のウクライナへの支援が効果を上げている、と言うことだ。

だからと言ってロシアがウクライナ侵攻を諦めてくれればよいのだが、ロシアとしても、と言うよりもプーチンとしては、そうはやすやすとウクライナ侵攻をあきらめることはなかろう。

諦めるとなれば、自分の地位が危うくなることを、プーチンはよくわかっているからである。





ロシア軍のドンバス制圧作戦、「勢いを失っている」と英国防省が分析…兵士士気も低下
2022/05/16 11:47

 15日、ウクライナ東部ハルキウで、奪還した村のそばにある森の中を進むウクライナ軍の兵士たち=AP


 【キーウ(キエフ)=上地洋実】英国防省は15日、ウクライナ東部ドンバス地方(ドネツク州、ルハンスク州)で軍事作戦を続けるロシア軍について「攻撃の勢いを失っている」との分析を明らかにした。露軍はドンバス地方の制圧に向けて各地で攻撃を続けているが、反撃するウクライナ軍と激しい攻防となっている。

 英国防省は15日に発表したドンバス地方に関する分析で、露軍は「過去1か月で大きな制圧地域の拡大に至らなかった」と指摘した。ウクライナ軍の抗戦に加えて、露軍兵士の士気低下も続いているとし、「現状では、今後30日間で前進の度合いを劇的に加速させそうにない」との見方を示した。

 米国がウクライナ軍に提供した榴弾(りゅうだん)砲の大部分が前線に投入されるなど、軍事支援が効果を発揮しているとみられる。ロイター通信によると、北大西洋条約機構(NATO)のイェンス・ストルテンベルグ事務総長は15日、「ウクライナは戦争に勝つ可能性がある」と述べた。

 ただ、ウクライナ国営通信などによると、露軍は15日も東部各地で攻撃を続けた。ドネツク州の知事は15日夜、同州北部で民間人3人が死亡、13人が負傷したと発表した。

 南東部マリウポリのアゾフスタリ製鉄所でも露軍は制圧に向けた攻撃を継続しており、ウクライナ部隊が抗戦している。

 一方、ウクライナ側が求めている負傷者らの退避に向けた露側との交渉は進展が見えない。ウクライナ国防省の高官は15日、「プーチン(露大統領)が同意しない」と述べ、露側が拒否していると訴えた。

https://www.yomiuri.co.jp/world/20220516-OYT1T50088/



事ほど左様に、ロシア軍は勢いを失っているようだ。

中国までもが、ロシアを突き放しているようだ。中国までもと言うよりも、中国の元高官がそのように発言したとの情報が、ネット上を賑わしているということだ。

中国政府は、もともとロシアよりなので、この記事の拡散を真剣に防いでいるようで、この記事の削除に努めているという。




中国の元ウクライナ大使「ロシアが敗れるのは時間の問題」…ネット記事が相次ぎ削除
読売新聞    2022/05/12 18:39

天安門広場

 【北京=田川理恵】米政府系放送局「ラジオ自由アジア(RFA)」によると、中国の元駐ウクライナ大使がロシアのウクライナ侵攻を巡り、「ロシアが敗れるのは時間の問題」と述べた。

 中国の政府系調査研究機関・中国社会科学院などが内部向けに開いたとみられるオンラインの討論会で、2005年11月~07年1月ウクライナ大使だった高玉生氏が発言したという。

 中国のネット上では、香港のフェニックステレビの記事を含め、高氏の発言記事が相次いで削除された。ロシア寄りの立場を取る中国政府と異なる意見が広がることを、習近平(シージンピン)政権が警戒しているとみられる。

 RFAによると、高氏はプーチン露大統領の下でロシアが復興することはありえない、との考えを示した上で、ソ連解体後の衰退が露軍戦力にも「重大な悪影響をもたらした」と指摘したという。

https://www.yomiuri.co.jp/world/20220512-OYT1T50234/
(続く)
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