玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*学び方いろいろ

2023年06月22日 | 捨て猫の独り言

 つぎは6月3日の記事による。小平に英国式のインターナショナルスクールが8月に開校する。世界共通の大学受験資格をえられる「国際バカロレア(IB)」の幼稚園から高3までの一貫校だ。自分の感情を言語化するなどを通じて社会性や感受性を育てる。日本国籍だけをもつ場合は日本の小・中校を卒業したと認定されないので要注意。外国人の日本駐在員がふえて、国内では八幡平市や柏市などインターの開校が相次いでいる。

 

 6月7日の新聞に「ZEN大学開学(予定)」の全面広告がでていた。2025年4月に日本初本格的オンライン大学を開学すると宣言している。日本では大学進学希望者のうち、家計の収入が低い学生がより授業料の高い私立大学に進学しているという統計結果があり、ZENは私立で独り暮らしの費用の3分の1で優れた教育を提供すると謳う。

 社団法人ドワンゴは日本最大級の「ネットの高校」であるN高等学校を2016年に沖縄県うるま市に、2021年には茨城県つくば市にS高等学校を創っている。単位制・通信制の学校でパソコン、スマートフォン、タブレット、VRゴーグルで日々の学習を行う。「ネットの向こうのリアル(日常)を動かす。人間らしさとつながるデジタルを」が企業メッセージという。

 これは6月10のコラム記事から。徳島県神山町は人口約5千人、高齢化率5割の過疎地だ。「神山まるごと高専」がこの春に誕生した。私立校なのに学費がかからない。5年間で計1千万円の学費は企業からの寄付金100億円の運用益でまかなう。毎週水曜日には名だたる起業家たちが講義に訪れ、夕食を囲み、夜まで話し込む。学生のセンバツの課題は「5年間でつくりたいモノ」で、倍率9倍の難関を44人がくぐりぬけた。高専は神山を含め全国に58ある。自分がやりたいことが明確で、20歳までの多感な時期に実践的な教育を受けるとはなんともうらやましい。

コメント
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