玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*縮む私の生活圏

2024年02月22日 | 捨て猫の独り言

 退職直後から12年ほど続けていた週に一度の公民館囲碁を2年前に、パタリと止めてしまった。不思議と後悔の念は全く起きなかった。このことを含めて家でゴロゴロしている私を一度も責めたことがない同居人には感謝している。囲碁については月に一度、遠出しての高校同級生との4人囲碁会は続いている。囲碁の後は飲み会というおまけつきだ。

 生活の変化という事で言えば、高校同窓生とのメールのやりとりがどういうわけかこのところ不活発になっている。また二十四節気ごとの月に2回の玉川上水観察会が無くなって、かれこれ7年になる。オープンギャラリーを鈴木忠司さんが閉鎖し、それと同時に観察会も途絶えた。今でも玉川上水の辺りで鈴木さんにお会いすることがあるのだが。

 無職になってこれまで、いわゆる世間との付き合いのない閉ざれた世界でしか生きてこなかったなあと物足りなさを感じることがある。そんな私にとって観察会が無くなったのは大きな痛手だった。出歩く機会が少なくなり、季節の草木や生き物を見逃がすことが多くなった。この2月4日の「立春」は母の百歳の祝膳に参加して鹿児島にいた。また今年は年明けから体調が万全でなく、この間引きこもりがちだった。

 そして2月19日の、「雨水」は全国的に季節外れの夏日となった地域が多かった。この日、庭の蕗の薹が今年初めて我が家の食卓に登場した。かつて近隣に自生していたの蕗の薹は、急激な宅地化で壊滅的な状態だ。さあて、これから先は手元に残る鈴木さん作成の二十四節気パンフを手引きに積極的に外出することを心がけようと思う。

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