月組バウ『春の雪』 10/13 2時半

観てきました。

非常に良かったです。原作がしっかりしているのもありますが、演者の好演が光っていました。みりおはちょっとひねくれたボンボンにピッタリでした。苦悩する姿も美形だと映えます（笑）。ヒロインの咲妃さんは登場時こそ、鬘が似合っていないのもあっていい印象ではなかったのですが、物語が進むにつれて、ヒロインらしい輝きがみえて魅力的でした。調べるとちゃぴより更に一期下のまだ研3なんですねぇ(@_@)。楽しみな娘役が出てきました(^ ^)。全ツと二手に分かれているので何となく若手ばかりの印象でしたが、演技派がたくさんで驚きました。なんといっても大公様～。じゃなかった(^_^;)松枝侯爵役（みりおのパパ）の輝月くん！研4で主役の父親役ですと！これがまた重要な役なのに、しっかりその任を果たしているところが素晴らしい！あまりに下級生でプログラムの主な配役欄から外れ、扮装写真からも外れていますが、役の重要さから言うと、プログラムを見る人には大変不親切でした。専科の美穂さんは歌メインでない助演は久しぶりな感じがします。綾倉家侍女・蓼科役をいかにも何かありそうな雰囲気を漂わせ、白髪交じりの髪形もインパクトがありました。もう１人、見たことがないのに忘れられない印象を残したのは月修寺門跡役の白雪さん。彼女のことを全く知りませんでしたが、冒頭の短いシーンから「誰？」と思ってしまうほどで、最後の聡子をそっと抱きしめた時のあの温かさに打たれました。それまで、聡子に対してキツイ言葉を投げていた直後だったのに、その変わり身というか何というか、とにかく、客席で震えがくるほどでした。“芝居の月組”の復活なのか（笑）？嬉しい驚きがいっぱいの公演でした。

来週のまた観られるのが本当に嬉しい～。