細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

流儀

2010-03-29 18:29:05 | 研究のこと
3月26日にJR東日本主催の技術交流会が開かれ,出席してきました。
毎年恒例のイベントで,元は岡村甫先生と石橋忠良さんの間で開催された小さな交流会だったそうです。今は,JR側も,大学側も多くの参加者がおられ,私も東大コンクリート研,JR東日本のOBで横浜国大で勤務している立場として参加し,毎年多くの刺激を受けております。

今年も自身の研究についても発表しましたが,多くの最先端の研究・技術に関する情報に刺激を受け,懇親会で一級の方々とお話をできてとても有意義な時間でした。

石橋さん,前川先生らとお話をして,いろいろと今後に向けてのビジョンが得られたことも収穫でした。

2次会では,前川先生の真向かいに座り,私の研究室のメンバーで前川先生を囲んで,いろいろとお話を伺いました。

あまりにも多くの情報をいただいて,今後じっくりと消化していこうと思いますが,私の正式な日本人博士課程学生の第一号となる小松君と一緒に前川先生に多くのありがたい言葉をいただけたことは,とても励みになりました。

前川先生から,「細田は,明確な『流儀』を持っている。だから,小松君は彼の元で3年間,しっかりと修行した方がよい。その方が後々,成長する。彼の流儀は,コピーでなく,自分で作り上げたものであり,それをよく吸収しておくとよい。」という趣旨のお言葉をいただきました。

多分にお世辞はあるにせよ,世界トップの研究者の前川先生からそのような励ましのお言葉をいただけることはとてもうれしいことです。私もまだまだこれからの身であり,自信があるところと,不安だらけのところといろいろありますが,少なくともこの方向性で小松君ら私の学生たちと頑張っていけばおかしなことにはならない,という意味でこれ以上ない羅針盤となります。

いろいろな方から教えをいただき,貪欲に吸収をして,私なりの流儀・作法を身に付けてきました。これからも,私の流儀に磨きをかけるべく,そしてその流儀の元で多くの若者を育てるべく,常に努力をしていきたいと思います。

ベトナム(ハノイ)見学会

2010-03-29 11:45:57 | 教育のこと
3/22~24で実施した,ハノイでの見学会も大成功に終わりました。
企画,実施には非常に多くの方々の援助をいただきまして,それらの援助が無ければ到底実現不可能でした。ありがとうございました。詳細は,後日ご報告しますが,この写真はソ連がつくった非常に大きな鋼トラス橋を皆で線路上を歩き,連続桁の切れ目の中間橋脚の上に降りて撮った写真です。橋脚の天端にいるわけですが,高さが数十メートル(50メートルくらいあったようにも思う)はあるところで,大河川上の360度のパノラマに皆,大興奮でした。

ハノイ交通通信大学も訪れ,ワークショップを開催しました。ベトナムの学生の元気な顔と,日本人の顔・態度には,大きな違いがありました。この違いが,国の勢いの違いをすべて表しています。今の日本人も決して無能ではなく,時代,環境がそうさせているのです。今の日本人もきっかけ,環境さえあれば,とてつもない能力を発揮し,元気な顔になります。

さあ,日本を変えていくために必要なことは明確です。誰かに頼るのではありません。誰かが変えてくれるのではありません。どうすれば,日本人が生き生きとした顔になり,能力を全開できるようになるでしょうか。皆さんも考えて,実行してください。私は実行しています。

バカンス

2010-03-29 11:31:45 | 家族のこと
家族でバカンスに来ております。

1年を過ごすのにはすさまじいパワーを必要としており,家族にもいろいろと迷惑がかかっていることもあるので,家族でゆっくりと過ごすバカンスは大切です。

時間を見つけて仕事もしておりまして,催促から「督促」に変わってきております原稿に対しても,提出できるよう執筆しまーす。今夜から執筆を開始します。(自己治○の原稿:31日締切り。示○書の英訳:29日締切り,少し遅れます。)

ご迷惑がかかるのも大変申し訳ないのですが,人間,できる仕事量には限りがございまして,私自身の中の優先順位がはっきりしているわがまま人間ですので,ご理解いただければと思います。