行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

パキスタン大統領に故ブット元首相の夫が

2008-09-07 14:03:16 | Weblog
パキスタン大統領に故ブット元首相の夫ザリダリ氏が選ばれた。数年前に炭鉱の労働者の安全教育に訪問したが、当時はムシャラフ前大統領の時代でムシャラフ氏は陸軍の参謀総長を兼務していた。それでも何回かテロに遭い、爆弾が大統領の車が通りすぎてから爆発したため運良くけがもしなかった。そうした時期だったのでイスラマバードのホテルは警戒厳重で日本大使館に行くにもバリケードが幾重にもあり、離れたところで車を降り、歩かなければならなかった。
久しぶりの民間出身の大統領でパキスタンの民主政治が軌道に乗ることを念じたい。パキスタンは核武装しているが貧富の差は大きく、300万の未就学児童がいて働いているとのことであった。高速道路、電力といったインフラはある程度整備されているが製造業は繊維産業ぐらいで外資の投資はほとんど見られない。この点、BRICsの後塵を拝している。合計特殊出産率が5以上と人口増加のスピードは驚異的で労働力は豊富、将来はインドを量で上回ると言っているが、外資を入れるには何よりも安全が確保が必要で、今は出張すら出来ない。私がイスラマバードから高速で2時間ぐらい走った炭坑に行った時も現地の組合が手配したのか4人の警官が護衛に付いた。聞くとはっきり言わないが山賊が出るらしい。
ガンダーラ仏教遺跡やヒマラヤ山系のトレッキングなど観光資源もあり、再度訪れてみたいところだ。
コメント
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