行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

総選挙、女性議員比率10%だけ、NYタイムス批判

2017-10-23 21:47:00 | Weblog

今回の衆院選(定数465)では女性209人が立候補し、23日午前8時の時点で47人が当選した。前回2014年衆院選(同475)に比べ2人増え、約1割が女性議員となった。しかし、これまでの最多は09年(同480)の54人を考えると、前進したとは言えない。

ニューヨークタイムズは今回の選挙前の報道で、衆議員議員の内、女性の割合は9%にすぎず、日本の順位は193ヵ国中、165位で最悪の状態だ。それがこの選挙で改善されるかというと、絶望的と次のように報道している。
「将来の首相と云われている小池百合子知事が新党を立ち上げたが、自身は立候補せず、新党の女性候補者も5分の一にすぎない。それでも日本では新記録だ。与党の自民党を見ても、安倍総裁が女性が輝く社会を創造すると繰り返し主張しても今回の女性候補者は12分の一にすぎない。しかも3年前の選挙に比し、4割も減少している。
自民党が地滑り的勝利を収めても男女間格差は変化しない。しかも改善しようとする動きは全く見られない」とし、

北海道11区の石川かほりと中川ゆうこの闘いを紹介、「2人とも政治家だった夫の跡を継いで立候補し、いろいろな中傷や批判を受けながらも、石川は夫の代替者ではない、自分の真剣さが試されてると主張する。中川は5年間も前職として働いており、苗字より経験を買ってと支持者は言う。この地方では、候補者が2人とも女性というのはレアケースでこの女性ブームに戸惑っている。安倍首相は子供の育児と教育には熱心に語るが女性議員の数については口をつぐむ。二階幹事長は男女の格差問題は選挙の要素でない、自然に任せれば良いと語る。国会で女性議員の割合を決めようと法案を準備していたが、この解散で流れた」同紙は北海道11区女の闘いを一筋の光明として取り上げたのかもしれない。

日本のマスコミの選挙報道とは違い、NYタイムスは先進国日本における国会での男女格差の問題について提起した。又同紙は女性格差解消運動を主導する「国際ネットワーク新世界の女性」代表赤松良子の談話「フランスをはじめ諸外国が行っているように女性割り当てを決めないと、解決は難しい」と引用している。

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内閣不支持なのに、与党圧勝の不思議アラカルト

2017-10-20 23:01:39 | Weblog

総選挙の終盤の情勢が各マスコミでで報道されてる。朝日の調査では安倍内閣の支持率は38%、不支持率は40%、NHK調査ではそれぞれ39%と42%でだった。それでも与党は300議席近く確保し、自民党単独でも絶対安定多数の261議席をとれる可能性があるという。
日経調査の投票したい政党では自民33%、公明8%、立憲民主17%、希望13%、共産6%で残りはその他と未定だ。与党は41%、野党3党は36%だ。それでも上記の与党300議席となると、全議席465の64.5%になる。これぞ現在の小選挙区制度によるマジックといってよい。

民進党の分裂騒ぎで今回の選挙で注目を集めたのが無所属候補だ。緑の党から排除された元民進党の無所属候補者は、比例区で復活は勿論無いし、選挙街宣車も自分のもの一台だけというハンデを背負っての闘いだ。古くからの友人大阪11区の平野博文は希望が維新と連携し、大阪からは候補を立てず維新の候補を支援すると決めたので、止む得ず無所属で自民、維新の候補者と闘う。今から思えば、10区の辻本清美のように立憲民主から出れば良かったと思うが労働組合の組織候補であるからパナソニック労組の判断だったのだろう。

それにしても、希望との合流のさい、大阪では最初から民進党候補者は排除されていたのだ。前原代表はそれを飲み込んでいたとしたら、排除の論理は小池でなく実は前原ということになる。野党がこんなことをやっていて自民党に勝てるわけがない。

東京選挙区の8区から立候補している円よりこさんから毎日のように支援要請のメールが来る。どこかのパーティで名刺交換をしたからだろう。この区は自民党対彼女のような無所属、希望、共産、立憲民主との構図で、自民が断然有利だ。ネットで資金集めをしたり、運動員は皆ボランティアで、しっかり闘っているので、中選挙区だと円さんにも芽はあるのだが、野党分裂で小選挙区の欠点が今回ほど表に出たことはない。


 

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紅葉狩り、蓼科へ

2017-10-18 18:37:13 | Weblog

蓼科のホテルから10月中旬が紅葉見頃と案内があり、出かけた。標高1500mの女神湖のほとり、ホテルの周囲は白樺と楓で見頃であったことは間違いないが、1週間も続く不順な天候で紅葉が雨で落ちてしまっている。

霧の中、2000mを超える麦草峠辺りはすっかり葉が落ちて、冬みたいだった。白駒池はスキップして1500mの八千穂高原まで下りて散策した。

紅葉の滝

 

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山梨の小さなワイナリーを訪ねて

2017-10-17 22:53:05 | Weblog

蓼科へ紅葉狩りに行く途中、南アルプスの麓、白州にある山梨産葡萄で造る小さなワイナリーを訪ねた。その名はシャルマンワイナリー、東京など県外には出荷せず、地域だけで味わえる当に地ワインだ。但しワイナリーから通信販売で購入はできる。

カベルネフランの畑、雨よけの傘が掛けられている。手間を掛けてるのに感心

 

訪れて驚いたのは、その大らかさで、先ず生産現場の全ての過程に入って自由に見られることで、ビンテージワインの棚まで案内人もなく入れる。私が訪問したときは工場には誰もいなくて、各工程の案内板を見て回るだけだった。従ってワイナリーの細かいことは何も判らなかった。ホームページには「シャルマンワインは冷涼な郷、南アルプスの麓でヨーロッパ系ワイン専用ぶどうを自社農園で50年間栽培からワイン醸造まで、本格熟成ヴンテージワインに取り組んでいる栽培醸造ワイナリーです」と書いてある。

破砕機と圧搾機

 

地下貯蔵タンク、空になっていたので覗いた→たる熟成

 
さらにおおらかなのは、試飲も売店の中で客が自由に各種のワインを制限しないで手酌で飲めること。売店にはレジに1人配置されてるだけ、ご随意に試飲してとのこと。私が試飲したのは、カベルネ、メルロー、シャルドネ、マスカット・ベリーA、値段は他の山梨のワイナリーに比較し、半分くらい。売れ筋は2000円~1500円前後とのこと。試飲の結果、しっかりした味と香りの良いマスカット・ベリーA2015年、2380円を買った。フレンチオークのたる熟成で非濾過、非熱処理で瓶詰めとラベルに書いてある。

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感動した辻井のピアノとロンドンフィルハーモニー

2017-10-15 23:18:41 | Weblog

昨夜はミューザ川崎で初めて辻井伸行とロンドンフィルハーモニー管弦楽団の演奏会に行った。私が子供のころ初めて買ったレコードがロンドンフィル演奏の運命だったので、いつかは生の演奏を聴きたいと思っていた。辻井のピアノはユーチューブで聞くぐらいであったが、デビュー以来欧州での海外演奏会もこなしているので興味はあった。指揮者も初めて、ウラディーミル・ユロフスキは07年からロンドンフィルの首席指揮者なので安心して聴けると思った。

全て期待に違わず、中身の濃い演奏会だった。辻井のピアノはラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」熟れた演奏でユロフスキの指揮と息が合ってた。アンコールでは何回も聞いたカンパネラを弾いたが、この辻井のカンパネラには感動した。ユーチューブで聞くのと生で聞くのではこんなにも差があるかと驚いた。ピアノがオーケストラと化し、劇場一杯に音が拡がり、凄い迫力で震えるほどだった。ミューザのシェルのような劇場設計が底で演奏している音が這い上がってくる。次はピアニスト泣かせの難曲チャイコフスキーピアノ協奏曲を是非聴きたい。

ロンドンフィルの最後の曲目は私の大好きなチャイコフスキー「交響曲6番悲愴」で、これも生の演奏は初めて、出だしのコントラバスの音といい、バイオリンをはじめ、弦楽器の綺麗な音とそれを丁寧に引き出すユロフスキの指揮にも感動した。ユロフスキとロンドンフィルハーモニー管弦楽団の演奏にはお金があったら追っかけをしたいものだ。 

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日本を駄目にする総選挙

2017-10-13 23:04:13 | Weblog

スタートした選挙、世論調査も出そろい、初戦の情勢は10月3日書いた「小池劇場は小劇場へ」で予想したとおりだ。各党の公約を見ると、ポピュリズムそのもので、育児、教育、果ては最低生活保障まで無償化を唱え、財源は打ち出の小槌を使うかのようだ。景気がここえ来て上向き、なんとなくどうにかなると言った雰囲気を作り上げている。現実は歳出の6割しか税収がない。更に膨らむ借金の付けは子供たちに回すことになる。毎年80兆円の国債を日銀が買い上げて支えているが、日銀の国債保有高は500兆円にせまり、いつ暴落してもおかしくない。9月10日に書いた「アベノミクスの怖い話」がオリンピックが終わったら、現実味をおびてきた。

こんな無責任な解散は初めてだ。政見放送を聞いても、自民党の候補者は政治の安定を唱えるが、安倍一強の国会で何でもできるほど多数を占め絶対安定だった衆議院を解散した意味は何だったのか?公示日に自民党の広島一区逢沢一郎氏から「緊急事態」というメールが入った。同志の県議が急遽自民党から離党し、希望の党から立候補するという内容だった。自民党候補者も何故ここで解散?と疑問を持っているだろう。しかも北朝鮮情勢も緊迫しており、いまさら日本を守ると唱えても緊張感がない。

やはりこの解散は加計学園疑惑スルーが目的だったと思わざるを得ない。野党が盛り返すにはここを厳しく突くことだろう。

 

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ルアンパバーン余聞

2017-10-11 22:50:52 | Weblog

ルアンパバーンでは野鳥を見かけない。ここでは野鳥も獣も皆食料となる。朝市に行くと鴨や野鳥、猪の焼肉、蛇が売られている。蝿も蚊も殺生は禁じられている仏教徒だが不思議な感じがする。

朝市、夜市に出かけたが、これまた不思議なことにお店の番はすべて女性で、男性はどこで何をしているのだろうか?

ホテルは高さ制限があるので、2階建ての木造建築、部屋のベランダからメコン川のゆったりとした茶色い流れが見えた。朝早く托鉢行列の現場に行くので、ロビーに降りたら、ホテルのスタッフには寝室がないのか蚊帳の中で寝ていた。起こしてドアを開けてもらった。厳しい現実だ。

ルアンパバーン空港は中国の支援で立派なものが建てられているが、冷房は故障しており、暑かった。中国に修理を依頼中とのこと、ハード援助の典型的な欠点だ。冷房システムの修理までのソフト支援も必要だった。中国が昆明からビィエンチャンまで高速鉄道を建設中でルアンパバーンの郊外までトンネルが完成してると寡聞してたが、現地では全く話題にならず気にかかる。

寺院の見学、博物館の見学で中に入るときは下の写真のごとく必ず靴を脱ぐ、日本人には違和感は全くないが、欧米系観光客は苦労していた。

ワットシェーントーンでの結婚式記念撮影

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世界で一番行きたい街ルアンパバーンへ

2017-10-09 18:34:52 | Weblog

ヴィエンチャンから30分の飛行でルアンパバーン観光へ、ここは街全体が世界遺産に指定され、ラオス最初の王朝が置かれた。お寺が80以上もあり、京都に良く似てるが、景色はまるで違う。寺のデザインそのものが違い、美しく当に極楽そのもののような雰囲気だ。屋根に特徴があり、ルアンパバーン様式と呼ばれている。ラオスの人々は戦争を好まなかったせいか、かつて周囲の中国、タイ、カンボジャ、ベトナムから何回となく侵略され、多くの寺は破壊されたため、その度に再建築を繰り返した。
唯一、残されたのが最古のワットシェントーン寺


国で最も価値のある仏像を安置している国立博物館の黄金の建物

この国の民は争いを望まないだけでなく、助け合い精神が旺盛で、メコンの流れのごとくこの街はゆったりと時間が流れてる。安全安心が確保されてるのか、至る処にATMが設置されてる。後に紹介する托鉢も、食事を僧侶にシェアすることだが、僧侶も自分達の分以上のものは托鉢時、街頭に残し、それを貧しい人が戴くというシェアシステムだ。

メコン川

注、ラオスはニューヨーク・タイムズで世界で1番行きたい国に選ばれ、ルアンパバーンが、イギリスの旅行誌「Wanderlust Travel Magazine」で行きたい街の1位に

珍しい体験、托鉢へ喜捨
5時半くらいにメインストリートに行くと、供物と椅子を用意してくれる業者が待っている。供物は駄菓子、御飯、といったもので、僧侶の行列が来ると供物を僧侶の持つてる入れ物に入れる。但し注意事項として喜捨するときは靴を脱ぐこと、右手を使うことだが、欧米の観光客は左手を無頓着に使っている。日本人でも酒は右手でつげと教わるが最近は左手で次ぐ若者がいる。托鉢行列の僧侶には子供が多い。この国は最低1週間、男子は僧侶になり、一般教養や英語を勉強しなければならない。

ラオスのお釈迦様

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ボランティア活動でラオスへ

2017-10-07 11:46:19 | Weblog

昭島ロータリークラブでラオスの眼科医センターへ最新の医療器具を寄贈することになり5日深夜羽田を発った。翌日早朝に経由地バンコクに到着、ブランチをとった空港内の店ズバリ金kinという日本料理店、鰻重からマンゴーにライスが付いたものまであった。

ビィエンチャンは街路樹のプリメーラに花が咲いて綺麗な街だ。それに清掃が行き届いていて、気持ちが和やかになる。



一部の建物が30年前日本のODAで建てられた眼科医療センターに到着、医院長はじめドクターが出迎えた。早速医療器機と手術用器機の授与式を行なった。


現地のドクターから、ラオスの眼科医療について説明かあり、何よりも眼科医を増やし、失明から救うことが喫緊の課題だと訴えられた。日本製の機器類がふえることは研修医教育の効率性があがるとも言い、日本の眼科医の指導も有難いと感謝された。今回は眼科医Kドクターも同行されたが、Kドクターは、年に何回かラオスで指導にあたり、現地では有名で氏のボランティア活動には頭が下がる。途上国支援はハードとソフトがジョイントしたものが不可欠と再認識した。

眼科病院に併設されている盲学校の生徒達に、会員から寄贈されたポップコーン製造パンを寄贈。


帰路、夕日に映えるタート•ルアンを参拝

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ラスベガス銃撃事件、もう一つの懸念

2017-10-05 16:54:08 | Weblog

ラスベガス銃撃事件で改めて米国の銃社会の恐ろしさを感じた。これだけの事件を起こしてもトランプ大統領は銃規制は全く触れない。あのオバマ前大統領が懸命に銃規制をやろうとしたが全米ライフル協会の反対で挫折をした。

以前ブログで「英国のシンクタンク、経済平和研究所(IEP)が先ごろ発表した2017年度世界平和度指数によると、世界の平和度はこの1年でやや上昇したという。調査対象163か国のうち、前回の調査結果と比べて平和度が高まったのは93か国、低下したのは68か国だった。調査対象国の中で最も大きく順位を下げたのは、米国だった。前回から11ランク下げて、114位となっている。銃社会で毎日何人か射殺されてるという報道を見ると、海外旅行先から米国を先ず外すのが穏当だ」と書いた。

にもかかわらず驚いたことに日本の高校生が修学旅行でラスベガスに滞在していた。幸い今回の事件には巻き込まれなかったが、紙一重であったことは間違いない。どうして修学旅行の目的地だったのか、報道ではわからない。

修学旅行の目的は外国文化や外国人と接し、幅広い知識を得ることで卒業後の人生に少しでも役立たせることだ。ラスベガスは近年シニアライフをおくる場所として脚光を浴びているが、産業は賭博や銃撃を受けたエンターテインメントが主流だ。何故父兄は反対しないで生徒を送り出したのだろうか?また時々見聞きする修学旅行の目的地がハワイであったりグアムであったりするが、どうしてそうなるのであろうか?

費用対効果を考えると、日本にとって重要な東南アジア地域のインドネシア、タイ等の諸国を訪れ、先方の文化に触れ、かつ学生との交流など見聞を広めることがふさわしいのではないだろうか?

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