行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

ビットコインが何故出てきたか

2014-02-27 22:39:26 | Weblog

世界共通通貨ビットコインの日本取引所(両替所)Mt.Gox(マウントゴックス)が消滅して、大騒動になっている。国会でも取り上げられ、現法で責任を取らせられないかとか規制できないかとか議論されている。 日本の唯一の両替業者が2月10日ハッカーの大規模なサイバー攻撃を受け、引き出し停止を余儀なくされたという小さなニュースがあったが、まさか潰れるとは思わなかった。

世界的には依然としてビットコインは健在のなので、いわば日本の地方銀行が潰れ、預金者が推定400億円パーになったと考えられ、多くの預金者は外国人のようだ。しかし、実態がよく判らないし、何故潰れたのかも両替業者が行方知れずで判らないが、両替商が猫ばばしたかハッカーに奪取されたかいろいろおもしろおかしく取りざたされている。

通貨というのは誰でも信用して受け取り、価値がなるべく落ちないで、容易に使えるというのが基本性能だが、世界でこれを完全に満たした通貨はない。米国ドルが唯一の基軸通貨として流通しているが、その価値は変動している。米国の中央銀行がドルをばらまいてきたので信用力もイマイチ、かつては金が通貨のバックボーンであったが、量が少なく増加する経済の規模に追いつけなくなり、通貨としての役割は終わった。ビットコインはかつての金と同じような役割を演じているが現物がないというところが違う。

ビットコインが拡がった背景だが、ギリシャの金融危機で預金が半分ぐらい消滅して、国の発行する通貨の信用力が疑われ、日本の円も日銀の異次元緩和でじゃぶじゃぶと刷られ、円安となりドルと同じように価値が落ちている。中国では国内であふれている元を外国に自由に資金を移すことは禁じられている。このように国が発行する通貨に対する信用がなくなり、かつ通貨の移動を制限する中国のような国が出て来ると、ビットコインのような世界通貨が誕生する。

送金コストがほとんどないビットコインは小口の貿易決済に最適だ。米国ではそのメリット故にマネーロンダリングに使われるので規制すべきだという政府部門の関与論が出て来ているが、ドルの存在を脅かされるという恐怖があるのではないか。中国では富が外国に流れるという恐怖があるのではないか。
各国が自国の通貨の価値を守らなければ、ビットコインは今後も拡がり、拡がれば信用力が増すということになり、将来基軸通貨になる可能性もある。異次元緩和で価値が下がりつつある円はイヤだビットコインで払ってくれと他国からいわれる日が来るかもしれない。

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2回目の大雪は災害へ

2014-02-25 23:46:13 | Weblog

先週の大雪の被害が徐々に明らかになるにつれ、これは災害だと判ってきた。これからどんな影響が私たちの生活に及ぼすことになるのだろうか。近県の農家は首都圏にとって新鮮な野菜を供給しているのだが相次ぐニュースでハウス栽培の壊滅的な被害を報道している。特に雪の深かった山梨では、桃、葡萄の被害が大きく、今年はワインが生産できないどころか果樹園が再建出来るかという問題になるだろう。また、幹線道路の除雪が遅れたのは対策を怠ってきた人災と判ってきた。

我が家の損害はカーポートがつぶれ、これまで口もきかなかったご近所の方々が、車をつぶれたカーポートから出すのを手伝いますよと言ってきて「皆高齢なのに」と感激した。雪かきも近所の協力が生まれ、この災害が絆の始まりになりそうだ。カーポートの件は全て初めてのなれない作業なので、怪我でもしたら大変なので丁重にお断りをして、業者に頼んだ。その時判ったのだが、雪害によるカーポートの被害はあまりにも件数が多く、大手の日頃契約しているメンテナンス会社や住宅メーカーは様子を見に来たがいつ業者が来てくれるか判らない状態だった。

灯台もと暗しで、知り合いの地元の工務店に頼んだら、カーポート復旧件数をたくさんかかえながらもすぐ駆けつけて壊れたカーポートを撤去し、愛車を救ってくれた。これだけの災害だと、カーポートメーカーの生産が間に合わず、梅雨の前にでも新築できればとのんびり構えるしかない。

今回の大雪は地球温暖化の影響で大雨が大雪になったわけだから、これからも起きうる現象だ。地方自治体から各家庭まで大雪対策をしっかり考えなければならない。

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疑惑の金メダル、金メダル症候群の結果だ

2014-02-23 18:17:24 | Weblog

ついに恐れてることが起きた。訳の分からない曖昧で複雑なフィギュアスケートの判定、何回見てもキムヨナの方がソトニコワより、優雅かつ正確に流れるようなスケーティングを見せてくれた。節々の決めた場面では微笑みさえ浮かべ観客を魅了した。当然金メダルで2大会連続というレジェンドが誕生すると思ったが結果はとんでもない判定であった。

一緒に滑った浅田真央は判定に対しコメントはしてないが、米国のアシュリーワグナーはこの判定に対し驚きを隠せないと言っている。「ソトニコワが過去のパーソナルベストを16ポイントも一気に上回ることなど考えられない」と現地の報道記者のほとんどが言い切る。かつて二回連続金メダルを取った伝説的スケーターで現在解説者をやっているディック・ブトンもキムヨナに軍配を上げてる。

日本の報道では浅田真央に対し、全会一致で同情、「自分の中で最高の演技」というフリー演技に賞賛を惜しまない。確かにトリプルアクセル(3回転半)を決めるなど、歴史に残る演技だった。しかし、それでもフリーの得点自己最高142.71はソトニコワより、7.24ポイントも差をつけられている。もし浅田真央が前日のショートプログラム(SP)の失敗がなくともせいぜい3位だった。日本のマスコミは疑問を感じないのだろうか。
金メダルスキャンダルはソチの汚点として残るだろう。点数をつけたジャッジの名前を公表するなどプレッシャーを判定にかけるのも必要だ。

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デトロイトのアノマリーが労組結成を妨げる

2014-02-21 23:54:27 | Weblog

米国南部では労働組合の結成も自由でない。「働く権利法」という州法を制定し、労働者が、労働組合に入らない権利とか、チェックオフ(給料天引きの組合費徴収)を禁じるなど労組結成を妨げている。

これに対し、UAW(全米自動車労組)が続々と誕生している南部各州の外資系自動車工場に組合を結成しようと、テネシー州VW(フォルクスワーゲン)のチャタヌーガ工場の組合組織化を突破口にしようとした。VW社はドイツにおいてワークカウンシル(労使協議会)に労組代表の参加を得て、賃金以外の労働条件や、経営事項を労使双方が出席して決定し、生産性の向上をはかっている。チャタヌーガ工場でも労組を組織し、ワークカウンシルを導入しようとした。米国南部では考えられないが組合結成に経営者が前向きとなり、当然組合が出来ると考えられた。

米国労働法に則り、従業員投票で組合組織の賛否をかけたところ、712対626で否決され、UAWは茫然自失状態となった。原因は社外での上院議員や知事(いずれも共和党)の強力な反対運動だった。デトロイトはUAWがダメにしたので組合が出来たらチャタヌーガもダメになるまたSUVの生産はメキシコに行くとか猛烈なキャンペーンが功をそうした。チャタヌーガの従業員も時間当たり賃金19.5ドルとデトロイトほどではないが満足水準の賃金で、労組をわざわざつくり、組合費を払うこともないと労組結成に反対するグループも出てきた。

米国労働法によると、労組ができないとワークカウンシルが成り立たないためVW社も困惑している。

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韓国企業(日系企業も含む)大変な事態に

2014-02-19 23:11:11 | Weblog

最近の韓国最高裁判所の各種の判決の評判がかんばしくなかったけど、本日韓国外大の教授(法学博士)と労働法全般にわたり意見交換をしたが、改めて最高裁判所判決のとんでもなさに驚いた。

現在の最高裁判所判事は旧盧武鉉大統領が任命した学者が主流、象牙の塔の中での判決といっても良い内容だ。先ず、時間外手当の算出対象賃金の判決だが、韓国の企業は時間外手当を減らすために意図的に算出対象の基本給を小さくし、訳の分からない手当を何種類も増やした。当然組合からはおかしいと提訴が重なる。最高裁判所はこれに対し、時間外手当の算出対象の賃金には全ての手当を含み、かつ一ヶ月以上の賞与も含むと裁定、これだけでも企業の負担は巨大になるが、更に3年間遡及して支払へとの内容で企業はパニック状態。

追い打ちをかけたのが時間外労働違反の賃金支払い命令で、法定の労働時間週40時間に時間外労働12時間計52時間を上回る部分は違反として割増賃金を3年間遡及して企業は支払わなければならないとした裁定。中小企業はこれでは倒産し、勝訴した組合員に実際は払えないと混乱状態。

これから、どんな判決が出るか、企業は戦々恐々、元盧武鉉大統領もとんだ土産(最高裁判事)を残したものだと行政府も現朴槿恵大統領も困惑しているのではないか。

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金メダル症候群2

2014-02-17 23:09:50 | Weblog

前半の若者の活躍から昨日は41歳の葛西選手のラージーヒルでの銀メダル、今日は日本中がレジェンドで沸いた。今回のソチ五輪はシナリオが良く出来ている。22年間も結果が出なければどんな業界でもスポーツでも「ダメでしょ」で終わる。本人の不屈の精神を育んだのは家族であり、スポンサー企業(土屋ホーム)でもう一つのレジェンドといってもよい。ロシアのマスコミは超人と表現しているが鳥人を意識したのだろうか?

明日はジャンプ団体競技が始まる。ここで葛西を含む日本チームが金メダルを取れば、レジェンドは完璧だ。葛西の銀で若手ジャンパーが奮起をすれば実現できると期待したい。
ソチのシナリオはその後、女子フィギアで花を添えるが、真央が重圧を跳ね返せるか。伸び盛りの佳菜子がどこまで行けるか。

前々回触れたスケートのオランダ、今日の1500m女子スピードスケートでは金銀銅だけでなく4位まで独占、これもレジェンドになる。

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金メダル症候群

2014-02-15 22:32:54 | Weblog

今日はかつてないほどの大雪、スキーでも履かないと外出できない状態だった。予定した会合もなくなり、朝から晩まで羽生結弦選手の華麗な金メダル演技を見ることになった。それにしても素晴らしいストーリーである。2011年住んでる仙台で大震災に会い、日頃練習しているアリーナは被災で練習も満足に出来なくなり、住居も避難所住まいとなった。スケートどころでない状態で、本人も普通の若者と同じようにヴォランティアに行こうと思ったと語っている。

そうした環境の中、家族やコーチの協力で、東北出身の羽生が活躍すれば被災者も励まされると激励され、全国アイスショー行脚で4回転ジャンプに磨きをかけた。昨年のグランプリ大会初戦では大きな壁であったカナダのチャン選手に最終戦グランプリでは見事な演技でチャンに勝った。
そして、日本中の期待を集めた(ということは重圧の中で)ソチでついに金メダルを獲得した。しかし、マスコミは東北に光と称えるが、本人はまだ自分のできばえに満足してないという。

金メダル症候群患者として、よくやった日本の若者も捨てたものではないと喜んでいたが大雪のことを忘れていた。ふと雪景色を見るとなんとカーポートがつぶれている。愛車は何とか軽傷ですみそうだが、雪かきに汗を流すことになった。
朝7時50分、凄い雪とは思ったが、まさかつぶれるとは


9時に気がついたらカーポートはつぶれていた

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オリンピック前半、マスコミの惨敗

2014-02-13 22:25:49 | Weblog

オリンピックが始まると、マスコミに煽られ、メダル症候群に感染する。日本の突破口を開いたのはハーフパイプの15歳と18歳の若者で、一躍ヒーローになった。号外が出たとはこれまたびっくり。米国のショーン・ホワイトがハーフパイプの神様でライバルとマスコミは煽ったが、金メダルはスイスに持って行かれた。取材不足がもう一つ、500mスピードスケートだ。

500mスピードスケートは日本の2選手のどちらかが金でダメでもメダルは確実というマスコミの予想は見事にはずれた。金も銀も銅もオランダが獲るという快挙、人口1600万の農業国は盆と正月が一緒に来た騒ぎだ。オランダは金だけでもこれまで4つも獲りまさに世界に敵無しのスピードスケート王国だ。

日本のマスコミの欠点はグローバルな分析力がたりないことだ。オランダは国土の4分の一が海面下にあり、交通の手段として昔から運河が発達している。その運河、冬は凍り、スケートでどこにでも行ける状態となる。子供は歩くと同時にスケートを履き、サラリーマンの通勤も普段は自転車が多いが冬はスケートだという半分冗談話があるくらいだ。

女子ノーマルヒルのジャンプ、マスコミは米国のサラと日本の沙羅を金メダル候補と際立たせたが、結果はドイツ、オーストリア、フランスがメダルを獲得し、沙羅は5位サラは21位でこれも取材不足でマスコミの惨敗だ。

日本のマスコミが的確だったのは唯一ノルディック競技で、見事渡部選手とドイツ選手の金・銀デットヒートを当てた。残されたラージヒル戦、団体戦に期待しよう。

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都知事選雑感

2014-02-11 23:20:39 | Weblog

都知事選挙、結果は無難な舛添ということになった。1月20日前後だったが、細川が立ち、小泉が応援するという元首相コンビが名乗りを上げたとき、あるベテランの政治記者は細川200万票、舛添100万票、宇都宮60万票と予想した。得票数は舛添211万票、宇都宮98万票、細川95万票と予想が大きくはずれた。

一番大きな要因は脱原発の単独イシュウの選挙ではなかった点だろう。このブログでも書いたが、世論調査でも明らかに福祉問題を選挙民は重視した。
http://blog.goo.ne.jp/ajimayukuo/e/4b7cab58710fc79540a4acd612ffa944
小泉が立っていたら風が吹いたが、細川では街頭演説の迫力もなかったし、老殿様という印象で、激務の都知事が務まるのか、下々のことが判るのか、とマイナスイメージも出た。

次に自公は舛添候補に及び腰だったが、元首相コンビのインパクトにむしろ組織を引き締めないとという力が働き、組織選挙に徹したことが幸いした。選挙当日の大雪で46%という低い投票率で、無党派層が棄権した中、組織はフルに機能した。宇都宮候補が細川を上回る予想外の結果も、共産党を中心とする組織票が生きた結果だ。反対に細川はあまりにも風を当てにしたのではないか、かつて日本新党を立ち上げたときの旋風は凄まじく勢いで首相になった成功体験が逆になり、民主党が支持してもその組織を当てにもしなかった。選挙戦の初日、我が家の近所では3人の候補者のうち細川のポスターだけが張られてないのを見てああダメだと思った。

アンチ安倍票が細川に流れるのではという予想も、東京連合が支持するなど、舛添が必ずしも安倍べったりではないような雰囲気を出したのも舛添にはプラスになった。

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大雪、徒然なるままに

2014-02-09 23:01:40 | Weblog

昨日は何十年ぶりかの大雪でどこにも出られずただ見事な降りっぷりを眺めていた。刻々と積もって行く様は冬のビッグショーだが、テレビからの外出は控えて、停電に備えてという警告は、今更ながら我が家の脆弱性を感じさせた。全てエアコンでの暖房だし、ガスによる床暖も風呂も電気が制御している。電気が無いとキャンプ並みにプロパンによるコンロしか暖を取れないことに気がつき愕然とした。やはり、1973年の石油ショック以来止めた石油ストーブを買っておくべきか

外出を控えるということは、経済活動に影響する。レストランやショッピングセンターにお客は入らないし、物流が滞るのでスーパー店頭には商品が並ばない。観光もキャンセルになる。大雪の影響が米国経済の回復を遅らせているというニュースも何となく理解できる。

無駄な抵抗と知りつつ雪かきをしたが、登山靴と防水ズボンはあったが、手袋は普段の毛糸のもの、すぐかじかんでしまいスキーの手袋が欲しくなった。今朝起きたときには昨日の雪かきも役に立たないほど積もった。40センチくらいか
雪かきをしていたら、昔、組合運動していたとき北陸地方の支部委員長達が雪下ろし手当を要求していたのを思い出した。毎日これでは仕事にならないから人手を頼むしかないと、雪国の厳しさも分かる。

毎日来る小鳥達、大雪で餌がなく腹を空かしているのか、雪の中、何回かやって来たが、餌篭にうずたかく雪がつもり、諦めて帰って行った。大雪の時、野鳥はどうしているのだろうか

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