「これでいいのか,法科大学院!」で読んだ記事。
http://lswatch.blog32.fc2.com/blog-entry-50.html
紹介されている読売新聞2002年8月25日の記事を読むと,いかにも「司法制度改革審議会の意見書で示された理想的な法科大学院構想が,無理解な国会議員や大学の経営事情などで次第にねじれていった」ものであるかのように読めるが、このような理解の仕方には大いに疑問がある。
(本文はかなり長いので,覚悟して読んで下さい。) . . . 本文を読む
「ボツネタ」経由の記事です。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/02/13/20030213000039.html
記事によると,2000年に韓国で偽証罪で起訴された人が1198人いるのに対し,日本は5人しかいないことを理由に,「日本では偽証自体がほとんどない」と紹介されています。
でも,この論理には明らかに重大な欠陥があります。これは日本の民事裁判の実態を知っている人なら誰にでも分かるでしょう。 . . . 本文を読む
現在,弁護士業界では,来年の日弁連会長選挙をめぐって激しい選挙戦の真っ最中です。弁護士会の選挙活動は主にFAXで行われるため,うちの事務所にも各候補者やその支持団体からのFAXがうるさいほど届いています。
今回の候補者は,現執行部派と目される平山正剛氏,二弁のビジネス派とでも言うべき久保利英明氏,そして司法改革のほとんどに反対する高山俊吉氏。
私が現時点で久保利氏支持であることは以前書いたとおりですが,最近来たFAXの記事で気になったものについて若干コメントします。 . . . 本文を読む
「新司法試験・独学の告白」で,こんな記事が載っていました。
http://blog.livedoor.jp/pocket6/archives/50332279.html
このブログでは,これまで法科大学院叩きを結構こっぴどくやってきましたが,別に黒猫も,法曹養成の過程で学生にレポート提出を課すことが無意味だと主張するつもりはありません。
実際,左陪席の裁判官になって合議の準備をするときとか . . . 本文を読む
24日,黒猫のオリジナルがヤマハ楽器店に行ったところ,エレクトーンのグレード5~3級用ヒットソング集(vol.11)が発売されていました。
収録曲にはなんと東京事変の「修羅場」がありました。
気が付いたら買っていました。
実際に演奏してみると,最初の音がちょっとおかしいものの,あとは概ね原曲に沿ったアレンジで,黒猫としては満足の出来でした。年末年始に練習して弾きうたいができるようにしようと思って . . . 本文を読む
仮出所は検討すべき課題 首相、再犯防止で言及 (共同通信) - goo ニュース
仮出所無しの終身刑を設けることについては,積極的に反対する理由はありませんが,どうせ社会復帰させるつもりがないのなら,刑務所に閉じこめておくだけ食費と施設管理費と人件費の無駄遣いだし,病気になったら治療も受けさせなければならないし,終身刑の人が適切な治療を受けられなかったことを理由に国家賠償請求訴訟を起こされ,国 . . . 本文を読む
清原と『NK砲』誕生!中村ノリが2年4億円で合意、21日発表 (サンケイスポーツ) - goo ニュース
今季は,オリックスがかなり本気で戦力補強に乗り出すようです。
でも,中村ノリはともかく,清原はシーズン途中でまた故障離脱したりして,あまり戦力にはならないような気がします。 . . . 本文を読む
落合先生のブログ経由で,奥村先生のブログのこんな記事を発見。
http://d.hatena.ne.jp/okumuraosaka/20051221/1135119499
検察庁の事件処理体制は,田舎の検察庁だと1人の検察官が捜査から公判まで担当することもありますが,大都市圏に行くと大体分業制が採られ,捜査から起訴状を出すまでを担当する捜査部と,起訴後の公判手続を担当する公判部に分かれてい . . . 本文を読む
昨日,黒猫のオリジナルが産業カウンセラーの実技試験を受けてきました。
傾聴の技法に関する実技で,受験者2名が5分ずつお互いの悩み事を話し,その振り返りを1分でやって,試験官からの質疑応答が1人2分。
去年は試験に大遅刻したこともあり,合格率8割を超える実技試験に落ちるという失態を犯しましたが,今回はさすがに大丈夫だろうと思います・・・というか,今度落とされたら金輪際カウンセラーなんかやりませ . . . 本文を読む
敷金差し引き、最高裁が初判断…具体的説明が条件 (読売新聞) - goo ニュース
この読売新聞の記事,微妙に判決を誤解していますね。
問題の最高裁判決は,敷引特約が法律上有効かどうかを判断する以前に,合意の成立要件自体をものすごく厳格に解釈して,そもそも合意自体を成立していないと判断したものであり,仮にこの要件を突破して合意の成立が認められたとしても,その合意が消費者契約法違反で無効になっ . . . 本文を読む
外国税控除訴訟、国税が逆転勝訴 (読売新聞) - goo ニュース
租税回避行為に関する訴訟事件は最近よくありますが,国税庁による否認が認められるには,どうやら問題となる経済行為について租税回避以外に合理的な目的があるかどうかで判断されているようです。
外国税額控除の余裕枠を使うために,わざわざ対価を得て外国法人の法人税を引き受けるなどという経済行為は,外国税額控除制度の濫用以外に合理的な目 . . . 本文を読む
UBS「契約無効」で返上打診 誤発注巡る巨額利益 (朝日新聞) - goo ニュース
この事件,法曹界のブログでもいろいろ議論されているようですが,仮に誤発注を錯誤で無効とする場合には,巨額の利益を得た証券会社に対して無効を主張できるだけでなく,誤発注により売却されたジェイコム株式で利益を得たすべての投資家(個人を含む)全員に対し無効を主張できる,無効を主張できるのであれば回収を図らなければみ . . . 本文を読む
「町弁のひとりごと」で,筋のいい事件,悪い事件とは何か,という話が載っていました。
http://lake.269g.net/article/1305011.html
町弁(まちべん)さんの説では,「筋の悪い」事件の例として,(1)依頼者が暴力団や犯罪者がらみの人である,(2)勝ち目のない事件や面倒な事件,(3)収入源にならない事件が挙げられていますが,黒猫の考える「筋が悪い」はちょっと違い . . . 本文を読む
弁護士会の忘年会で,黒猫のオリジナルが先輩の弁護士から聞いた話です。
その先生は,実地研修の法科大学院生を何人か受け入れたそうで,その感想として「頭はいいし,知識も相当あると思う。しかし,法的知識を文章で表現する能力がない。」と仰っておられました。
今まで聞いたぼろくそのロー生評よりは,はるかにまともで冷静なご意見だと思いますが,よく考えてみると,文章力がないというのはある意味最も致命的な欠 . . . 本文を読む