黒猫のつぶやき

法科大学院問題やその他の法律問題,資格,時事問題などについて日々つぶやいています。かなりの辛口ブログです。

断章その2「この世で最も虚しい勝利」

2013-05-26 14:00:19 | パロディ小説『僕は依頼者が少ない』
 ずいぶん久し振りになってしまいましたが,『僕は依頼者が少ない』の断章その2(第3話と第4話の中間のお話)です。しょうもないお話ですが,一応今後の展開にも関わってくる予定なので,物語の順序としてはこれを先に書かざるを得ない・・・。  やたら疲れる隣人部のゲーム(大逆転裁判7)特訓大会が終わった後。  僕は気分転換に,自宅でいわゆるネットサーフィンをしていた。  ちょうど,3ちゃんねるの掲示板で . . . 本文を読む

『僕は依頼者が少ない』第3話(3)

2013-05-11 19:45:55 | パロディ小説『僕は依頼者が少ない』
 『僕は依頼者が少ない』第3話のラストです。どんな結末になるかは読まなくても分かるとか言われそうですが・・・・・・。 ※ 本日投稿した第3話(2)に続くお話ですので,読まれる方は同じカテゴリーの記事である第3話(1)と第3話(2)を先に読んで下さい。ブログのシステム上の問題とはいえ,記事の表示される順番が紛らわしくて申し訳ありません。 ※ くどいようですが,このお話はフィクションです。作中にある『 . . . 本文を読む

『僕は依頼者が少ない』第3話(2)

2013-05-11 16:32:03 | パロディ小説『僕は依頼者が少ない』
 『僕は依頼者が少ない』第3話(『大逆転裁判7』というゲームをやる話)の続きです。  月曜日。  僕は約束どおり,PSVITAに『大逆転裁判7』を入れて持ってきた。  PSVITAは妹から借りたもので,ソフトは自分で買った。ついでに攻略本も買って,ひととおり目を通してある。  京香はもちろんのこと,聖菜もちゃんと持ってきていた。 「基本的なシステムや操作は予習してきたな?」 「うん」  京香の . . . 本文を読む

『僕は依頼者が少ない』第3話(1)

2013-05-04 13:18:04 | パロディ小説『僕は依頼者が少ない』
 大変お待たせしてしまいましたが,パロディ小説『僕は依頼者が少ない』の第3話(前編)をお送りします。  「やっぱりゲームだと思うのだ」  唐突に京香が言った。  ちなみに,聖菜が加入してきた隣人部(京香の言うには,東京弁護士会の未公認会派という位置づけらしい。永遠に公認されるとは思えないが)設立集会の翌日のことである。  この日は,弁護士会館の部屋を予約できなかったということで,世田谷クレセン . . . 本文を読む

断章その1「僕が弁護士を目指したきっかけ」

2013-04-24 12:39:24 | パロディ小説『僕は依頼者が少ない』
 『僕は依頼者が少ない』の番外編ですが,今回の元ネタは『はがない』ではなく別のライトノベルです。分かるかな・・・?  平凡な人生を送るのは難しい。  生まれてこの方,僕はそんな台詞をどれだけ聞かされてきただろう。  ちょっと変わった自分の外見と名前が原因で,友達と呼べる人がほとんどいなかった少年時代。  高校受験は悪夢だった。  大学受験は地獄だった。  運良く第一志望の大学に合格した後も同じ . . . 本文を読む

『僕は依頼者が少ない』第1話(2)

2013-03-31 18:56:56 | パロディ小説『僕は依頼者が少ない』
 MF文庫『僕は友達が少ない』のパロディ小説『僕は依頼者が少ない』の第2回です。 ちなみに第1回はこちら。 http://blog.goo.ne.jp/9605-sak/e/28f70d976fc13c6b33d4945f26898f45 「練習をしていたのだ」  自販機のお茶(無料)を飲みながら,三日月さんは妙に重々しい言葉で,事の経緯を話し始めた。 「弁護士になったら,自ら依頼者から事情の . . . 本文を読む

『僕は依頼者が少ない』 第1話(1)

2013-03-23 11:19:33 | パロディ小説『僕は依頼者が少ない』
 タイトル名から見る人が見れば分かると思いますが,今回の「近未来の法曹界」は,『僕は友達が少ない』(平坂読,MF文庫J)のパロディ小説です。一応原作を知らない人にも楽しめるように書いたつもりですが,正直自分でも面白いのか面白くないのか,よく分からない出来になってしまいました。どちらにせよいつもの単なるジョーク記事ですので,適当に読み流して下さい。 ※ 3月27日 続きを書くことにしたため,『近未来 . . . 本文を読む