山三地区福祉委員会

山三地区福祉委員会は、「誰もが安心して暮らせるすみよいまちづくり」を目差し地域で孤立を無くす活動をしています。

産後のお母さんは大変なんです

2018-01-08 16:58:19 | 子育て
明けましておめでとうございます。
お正月は、日常的なことはできるだけ何もしたくないので、外食することが多くありました。愛車に乗って少し遠くのお店に美味しいうどんを食べに行ったり、有名なラーメン屋さんに行ったりで、少し太ったかな?。
ところで、車の中で何気なくラジオを聴いていると、産後のお母さんが大変なことを話していました。大阪府でも産後ケアセンターを開設したという話もありましたので、調べたら府の助産師会が、昨年9月から産前産後ケアセンターを開設していました。
出産後、自宅で子育てをするのに不安なお母さんがショーステイやデイケアを利用して、お母さんの心身の回復と赤ちゃんの世話を学び、成長を見守るそうです。
赤ちゃんの沐浴、お母さんの入浴、授乳の観察と支援などで助産師の支援を受け、入所者同士交流し、今後の子育ての仲間づくりにもつながるそうです。詳しくは、ホームページ(http://www.josansi.org/)で確認して下さい。

日本では、産後ケアについての認識が甘かったのか、ここ3~4年で「産後ケア」に注目が出始めたそうですよ。ラジオでも言っていました。
お母さんは、長かった妊娠生活も終わり赤ちゃんとの待ちに待った生活が始まりますが、赤ちゃんの生活リズムが安定する生後3~4か月頃までは、授乳にオムツ替え、抱っこしながらのあやしで、落着いてご飯を食べる暇がないくらい忙しいのが現実で、睡眠時間も細切れで、いくら自分の子が可愛いといっても、家事や育児を協力してくれる人がいないお母さんは心身共にクタクタになるのです。そんな産後のお母さんの身体の変化についていろいろと話していました。

“産後の肥立ち“という言葉があるように、体重の増減だけでなく女性ホルモンの影響から、身体には見えない大きな変化が起こっています。疲れやすくなったり、1年くらいで戻りますが、抜け毛が始まることもあります。赤ちゃんを抱っこしたりおんぶしたりすることで、腱鞘炎や肩こりになることも多くあります。腱鞘炎は整形外科に行って治療をし、肩こりはマッサージなどをして血行をよくすることが必要です。母乳のトラブルで多いのが乳腺炎。乳腺の分泌が活発でも赤ちゃんが飲む量が少なく、乳房が張りやすくなり炎症を起こします。視力の低下などの症状が出ることもあります。妊娠中に増えたエストロゲンも出産を機に激減し、スキンケアもできずに肌が乾燥しやすくなることもあります。

また、出産で骨盤が開いてしまったせいか、産後に「体型がどんと横に広がって、元に戻らない」と嘆く女性は多いです。開ききった骨盤を正しい形で引き締めると、身体のゆがみが治すとその結果、「身体が歪んでいた産前よりも痩せる」こともあるようです。骨盤を締めればお腹も自然に元に戻るので、骨盤ベルトを使った方が効果的だそうで、ベルトをした上でのガードルなら、さらに引き締め効果ありそうです。最近では子連れ歓迎の整体もあるようですから、産後2ヶ月ほど経ったら、整体院で骨盤を整えてもらうと良いのではないでしょうか。

あっ!忘れていました。産後の授乳のため、牛乳やヨーグルト、チーズを摂って多くのカルシウムをとることを忘れないようにして下さいね。
産後ウツもありますが、実は「産後ハイ」になる人も多く、初産の場合は、初めての経験のためテンションが上がり無理を続けてしまうことが多く、ともかく大変な時期だからこそ、身体の変化にも十分注意して乗り越えていきたいですね。

今は、冒頭にご紹介しましたように、産後ケアセンターもありますが、吹田市でも産後ケア事業を行っていて、済生会吹田病院などでも宿泊型がありますので、保健センター(06-6339-1212)か、保健センター南千里分館(06-6155-2812)へ相談・申込みをされてはどうでしょう。民間の産後ケアセンターは、高額ですが、ベビーマッサージや、場合によっては、アロママッサージ、フットバス、ハーブミストケアなんかも付いているようです。人生に何度も訪れるような場所ではありませんし、多少の出費は覚悟しなければなりませんが、せめて産後1年間くらい、産後訪問ケア等のほか、一日の贅沢でデイケアや宿泊付きで居心地の良いお部屋でほっと一息、肩の力を抜いてみてはいかがでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする