マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

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第52話 エイプリルフール・クライシス 中編

2016-11-13 23:07:22 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
【西暦2021年4月1日.17時.空母アルタミラ.ブリッジ】

衛星エバにおける襲撃事件の報を聞いて茂人とマックスは自分の目を疑った。

未確認部隊の部隊の正体は強奪されたVFーXー8ファントムⅢを運用し
月面で猛威を振るった部隊であった事・・・
3個特務部隊と言う精鋭がいてでさえ討ち取った機体は2機のみであると言う

はぐれゼントラーディによる奇襲でドサクサに紛れ撤退し行方知れずになり
駆けつけたエデン軍機動部隊やゼントラン第6海兵隊は今も捜索中と・・・

桐原少佐「あの有名なエースパイロット.ミリャン・ファキア中尉が負傷し入院とは・・・」

マックス「ファキア中尉はミリア曰くゼントラーディ軍時代の良きライバルだったエースです。彼女でも駄目となると早期的に対処しないと取り返しのつかない事になります。」

桐原少佐「そうだな・・・・」

ミリャン・ファキアはミリアと同遺伝子を持つ2期後輩ゼントラーディ人であり
ラミラン・ペテル直衛艦隊所属のエースで大軍殺しのミリャンと呼ばれていた。

11年前の地球人類存亡をかけた第1次星間大戦最大の戦闘であるボドル基幹艦隊決戦時
リン・ ミンメイの歌を聴いて感化された副官メルカとラッカや一部の隊員が造反した際は
マクロス・親地球派ゼントラン連合に味方するなど判断力に優れており
戦後はマイクローン化した上で新統合軍に入隊し可変戦闘機パイロットになり
近距離移民船団に参加し2013年の惑星エデン入植に携わっている。 

近年はブルーボマー中隊の副隊長になっていたり・・・
ロイ・フォッカー章を何度も受章するほどの有能な軍人である。

そんな有能な軍人であるミリャンが負傷してしまう程の敵を放置する事は・・・
新統合軍や同盟国軍の他、民間人に多数の犠牲を強いてしまう結果になり・・・
これ以上の犠牲を出さないために早期的に討伐せねばならない

現に・・・・・

マックス「2度に渡る襲撃は実際に被った被害よりも大きな影響が出ている。桐原少佐、これを・・・」

桐原少佐「・・・・・・これは何とも・・・・」

マックス「経済的混乱.外交上の不安定要素・・・実戦部隊を失うよりも手痛い被害を被っている、放置すれば新統合政府は国際的にも内政的にも苦境に陥ってしまうだろう。」

未確認部隊もといレミア率いるVFーXー8強奪部隊による・・・
惑星エデンにおける2度の攻撃による実害は新統合軍の損害より深刻だった。

マリトラーン共和国やジャパニア共和国が新統合軍側の警備体制に不安視したり
惑星エデン周辺の交易ルートが混乱が生じ多額の経済的損失が想像以上に被っており
これ以上放置すれば銀河全体の新統合政府統治権にまで影響が出る勢いだ。

当然、情けない新統合軍の実情に国民感情から不安不信が生じてしまったり
来年予定の上院議員選挙の情勢に影響が出てしまう可能性がある。

マックス「桐原少佐、連中を倒す意識は前世紀の2度の大戦のUボートと同じだと私は思っています。」

桐原少佐「俺からしたらガトー級だな、あの手のやり方の厄介さは・・」

マックス「良く知っている。」

2人の認識は大戦時のUボートやガトー級による通商破壊作戦に対処する事と同じだった

レミア率いる襲撃部隊は一瞬で攻撃し一瞬で逃げ去ってまた攻撃し去って行く戦法で
新統合軍の救援部隊が到着したり、防御側が強力であると戦場から姿を消していた
機体もアクティブ・ステルス機能が強化されており、レーダーで追尾しにくく・・・
追撃が困難であり、戦闘機と言うよりかは潜水艦のようだ。

かつてマックスの母国英国を苦しめたUボート、茂人の母国日本を苦しめたガトー級
先の世紀の大戦における通商破壊作戦でそれぞれの国を苦しめた潜水艦の脅威に似ており
茂人とマックスは厄介さを意識した上でエデン軍や同盟軍と共に対処しようと策を練った

しばらくして

カゴメ「桐原少佐、ジーナス大尉.夕食の時間です。」

桐原少佐「もうそんな時間か・・・・確か今日はカレーの日だったな。」

カゴメ「はい、チキンカレーorビーフカレーです。」

夕飯の時間になりカゴメが茂人とマックスを呼びに来た。

2021年4月1日は金曜日であり、日本からの慣習を取り入れカレーの日で・・・
空母アルタミラでも独自のスパイスや味付けをしたカレーが毎週金曜日に提供されていた。

アルタミラのカレーはとても美味く茂人も気にっており早く食べたいのかそわそわしていた

マックス「美味しそうですね・・・・少佐、話は食事しながら・・・できれば吉野大尉やベルタリア准尉も臨席して・・・」

桐原少佐「吉野とベルタリアもですか?」

マックス「この際2人と会話したいと思っていますので・・・・バッカニア少尉もどうです?」

カゴメ「はいお言葉に甘えて・・・」

マックスは話の続きはカレー食べながらと言うのと同時にラウラと大樹の臨席を要望した

2人を臨席した理由はマックスが個人的に会話したいと思っており・・・・
それと同時に今回起きている事件に2人の見解を伺おうと考えていた。

何か面白い収穫物が得られるかも知れないマックスはフッと笑いながら期待した。

カール「桐原少佐.ジーナス大尉、これはどうも。」

桐原少佐「これから出撃か?」

カール「ハッ、ゴースト引き連れ暗礁空域を巡るコース探索してく所であります。」

食堂に向かう道中、パイロットスーツを着込んだカールとゼノビアと遭遇した。 

カール達はこれから暗礁空域周辺を周り敵性部隊がいないか不審な点がないか調査し
アルタミラ以下艦隊の進路方向の安全確保に務める任務に従事する。

マックス「インメルマン中尉、最近時勢は物騒だ・・・無茶はするなよ」

カール「了解(ヤボール)、後で艦内PXでヒューガルデンホワイト.ゼノビアはコーク奢ってくださいよ。」

マックス「あぁ」

強奪されたVFーXー8による襲撃事件を踏まえ、マックスはカールを心配し・・・
無事に帰還したらヒューガルデンホワイトとコーラを奢ると約束した。

マックスは奢ると言ったが任務中の約束事は厄災を呼ぶので少し後悔した。

近い行為は親友の柿崎速雄がステーキ一切れしか食えず直後の戦闘で戦死。
部隊任された時、部下も約束事をした何人かが戦死している。
気にしててもしょうがないなぁと一瞬魂抜けた表情をしてマックスは食堂へ向かった。

ラウラ「ええと何で私はこんな所でカレー食べているんですかね?」

吉野大樹「何をソワソワしている?隊長とマックスからの御指名だぞ」

ラウラ「副隊長である大樹はともかく何故私まで・・・・ロザとか食べたかったのに・・・・」

アルタミラ艦内の食堂ではラウラは大樹と二人っきりで夕食のカレーを食べていた。

ラウラは普段はロザなどの女性陣と共に食事を摂ることが多く・・・
今日もロザと一緒に世間話や大気圏離脱後の哨戒任務に関する愚痴話す予定だったが
カゴメからのお願いで大樹と隣り合わせで食事を摂るように言われた。

ロザ達は既に食事を終え食堂におらず、今いるのは遅れてきた乗員達だけだ。

食堂も終盤だからか小鉢も少なく手に取る事が出来る料理は限られていた。

ビーフ&チキンカレー.えびアボカドサラダ.牛乳.一口ステーキ.バナナケーキ・・・
誰もどう見ても十分な量なのだが、ラウラ的には物足りない品揃えであった。

マックス「待たせたな。」

ラウラ「!!」

吉野大樹「いえ」

マックス「ここでは10度の礼はいらないよ、食事しながら話をしようか。日本のカレーは私の故国よりも美味いと聞いている。」

半分食べ終えている頃に茂人.マックス.カゴメが食堂に現れ、ラウラ達に声かけると
ラウラと大樹は立ち上がり敬礼の一種であるお辞儀の敬礼をした。

ジェントルマンであるマックスは食事の席では敬礼と言うお硬い儀式は好んでおらず
お辞儀の敬礼をしているラウラ達に敬礼がいらないと言い・・・・
前の席に座ると何やら祈りを捧げるような仕草をし始めた。

マックス「イエス様、私たちとともにいてください。この、私たちがいただくものを祝福してください。アーメン」

カゴメ「アーメン」

桐原少佐「いただきます。」

全然理解できなかった・・・・・

ーニューエドワーズ基地の食堂では食事する時間帯が違って見かける事がなかったが
ー意味の分からない仕草をやってから毎回食事を摂っているのか・・・・・

ラウラは初めて見る地球人の宗教的儀式に理解が追いつかなかった。
よく見ると普段やってないカゴメまでやっているので、更に疑問が深まるばかり
地球人の文化やルールを身に着けようと努力しているラウラは頭が破裂しそうになった

ラウラ「ジーナス大尉、今の仕草ってなんでしょうか?」

マックス「神に祈りを捧げたんだ。私は代々キリスト教のカトリック教徒だから食事する際は祈りを捧げているんだ。」

ラウラ「めんどくさそう・・・・」

カゴメ「確かにゼントラーディ人から見たら宗教ってめんどくさいよね。」

意を決したラウラはマックスに質問をしてみると、全然未知の領域である宗教に触れた。

イギリスを故国とするマックスとカゴメはキリスト教カトリック教徒である。

特にマックスは代々熱心なカトリック教徒であり、デンマーク駐在武官で・・・
新統合軍少将であるフレードリヒ・ジーナスから厳しく作法を学んだ経験があったり
イースターやクリスマスなどは熱心に取り組んでいる。

娘のコミリア・マリア・ジーナスのマリアは聖母マリアから名付けられている。

一方のカゴメは一応カトリック教徒だが熱心ではなく、毎回祈り捧げ食べてはいない。
本人はエリート家系の生まれでジェントルマンなマックスと違い・・・
ごく一般的な家系であり、特に宗教のこだわりもない。

宗教に触れたラウラは何かを勘違いしたのか、大樹や茂人もキリスト教徒だと思ったらしく
試しに大樹にキリスト教徒なのか聞こうとしたが・・・・・

ラウラ「もしかして大樹もキリ・・・・」

吉野大樹「神道だ・・・・日本人は仏教が多いが俺の家は神道の家柄だ。」

ラウラ「よく分からない・・・・・デ・・・デ・カルチャー」

桐原少佐「バカ、地球人には様々な宗教あるんだ。必ずしもキリスト教徒じゃないんだぞ」

キリスト教ではなく、神道と言う全く知らない宗教の信者(氏子)だった。

キリスト教・・仏教・・神道・・全然理解できない。
下手に深入りしすぎたら頭が痛すぎて再起不能になりそうだならこれ以上聞くのを辞めた

場がある程度和んだ所でマックスは本来の話題に入るべく一旦スプーンを置いた。

マックス「さてそろそろ本題に移ろうか、バッカニア少尉・・・エデン軍本部から送られてきた写真を2人に・・・」

カゴメ「ハッ・・・・大尉.ラウラ・・・こちらを・・・」

吉野大樹「拝見します。」

マックスはラウラ達に封筒を渡した。

封筒の封を大樹が開け、複数のコピー用紙で印刷された写真を出し・・
それぞれコピー用紙の写真を見始めた。

写真を見たラウラは次第に手を震わせ驚いた表情を浮かべ
大樹は冷静に写真に写ってた物を分析し始めた
2人が目にした写真は、今回の会食の本題に繋がる重要なアイテムだった。

ラウラ「・・・えっ・・・何・・・・これは!?」

吉野大樹「以前遭遇したVFーXー8ファントムⅢだな、しかも衛星エバで撃墜されてるのはマリトラーン軍の最新鋭機のクラッシュ・・・」

ラウラ「どうしてこれ・・・・・まさか・・・」

マックス「そのまさかさ、本日エデン防衛軍司令部から送られてきた強奪されたVFーXー8ファントムⅢが衛星エバ基地を襲撃した時の写真だ。」

ラウラと大樹がマックスから渡されたのはエデン防衛軍司令部から送付された
衛星エバを襲撃するレミアの駆るVFーXー8ファントムⅢの姿を写した写真であった。

月面クラビウス基地近辺にて遭遇した事のある二人はファントムⅢの性能をよく知っており
すぐ近くで新統合軍や同盟国軍相手に圧倒的力を持って屠る姿に戦慄を覚えた。
危険すぎる相手がすぐ近くで猛威を振るっている事実に・・・・・・

マックス「吉野大尉.ベルタリア准尉、君達はファントムⅢと交戦した事があると報告書に残っているがどんな奴だったか覚えていますか?」

吉野大樹「どんな奴それは・・・・・」

ラウラ「今までにない程・・・身震いする相手でした。」

マックス「ほう・・・・」

レミアの駆るファントムⅢは幾ら歴戦の勇士でも身震いするほどの実力だった。 

ゼントラーディ軍人として製造されてから今日を戦場で過ごしており
いく数多の監察軍のエースと死闘を繰り広げ殺害して生き延びてきた。

だが・・・レミアだけは違った・・・・

ただならぬ異様なオーラを放っており、いつもなら向かうところ敵なしであるが・・
レミアを前にするととてつもなく死の恐怖を感じた。

当のラウラ本人は対峙したVFーXー8ファントムⅢのパイロットが・・・・
同族のゼントラーディ人であるレミア・ジフォンとは知らず・・・
地球人の歴戦の猛者だと思い込んでいるが・・・・

ラウラの話を聞いたマックスはサングラスを取ると酷な質問をした・・・

マックス「では刺し違えてでもVFーXー8ファントムⅢを撃墜できるかな?」

刺し違えてでもVFーXー8ファントムⅢを撃墜する事ができるか?
普段のマックスから出ることのない残酷極まりない質問であった。

ラウラは勿論の事ながら大樹.茂人.カゴメや周りでたまたま聞いてた人達は絶句した

肯定すればラウラはVFーXー8と戦うことになれば命捨てるかが如く無謀な戦い方をし
勝てないとなれば76年前の第二次世界大戦の日本が連合国側に展開し恐れられた
カミカゼアタックでレミアと刺し違え果て撃墜してしまう・・・・

大樹達はマックスに若干怒りの感情を持ち始め、一斉に睨んだ

周りからいろいろと言われているマックスであるが、真の意図があった。
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ジーナス一門の日常 コミリアとロット.ジーナス家の家系図。

2016-11-13 14:27:51 | マクロスキャラクターブログ
コミリア・マリア・ファリーナ・ジーナス
最近寒くなりましたね、ジーナス家長女コミリア・マリア・ファリーナ・ジーナス。
最近の趣味は私の家のルーツを知るです。

ロット・シーン
まったくなんで俺がマリアの家系を調べるといけないんですかね・・・・・・・・
俺だってゲームしたいっての・・・・・・・

Σってマリア冗談だって喜んで協力させてもらうっての。

                  本編
コミリア「結構家族が増えそうだから、いっその事ジーナスファミリーを紹介するわよ。」

ロット「なんか悪質な商売をする顔だな、マリア。」

コミリア「なんか言ったな~?」

ロット「なんでもありません。」

コミリア「では画像と共に振り返ろう♪」



ロット「え・・・・・・と字が汚いうちの管理人。」

コミリア「最近パソコンばっかり打ち込んでいて、普通に字を書く機会が減った馬鹿な管理人長田義家にいいなさい。戦場の絆でも7年やって、まだ軍曹のね。」

ロット「ていうか親戚が多いんだな、マリア。」

コミリア「さらに増えるんじゃない?」

ロット「ぬっ!?」



ロット「フレードリヒ・ジーナス・・・・・マリアの祖父母か?」

コミリア「YESそうです、今は亡きおじい様とおばあさまです。第1次星間大戦中に砲撃に巻き込まれて亡くなったそうです。曾おじい様はもうこの時点では亡くなっていたそうですが。」

ロット「・・・・・・・・・」



ロット「なんかメタそうだな。」

コミリア「パープルリーダーのジョニー・ギルバート大尉です、超時空要塞マクロスⅡのネックス大尉の曾祖父だそうです。」

ロット「この台本に書いているのか?」

コミリア「そうよ。」

ロット「残りどうせ同じ事だろうし・・・・・・・・・・・適当に・・・・・おえっ!?




ロット「まさか超時空要塞マクロスⅡのシルビー・ジーナまで・・・・・」

コミリア「遠い親戚ですよ、ハヤテ・インメルマンも遠い親戚なのよ。」

ロット「凄い暴挙に出たな。」

コミリア「文句言うならば、管理人にいいなさい。」

ロット「・・・・・・・もういいって・・・・・で話は・・・・・・」

コミリア「ネタ切れ・・・・・・」

ロット「ネタ切れかい!!」
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