玉川上水の木漏れ日の下

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スペイン旅37「キラキラ・ドロドロ」トレド大聖堂主祭壇

2019-02-23 | スペイン旅

トレド大聖堂「主祭壇」
これがまた「キラキラ・ドロドロ」と凄い迫力なんです!
「スペイン人恐るべし!」

主祭壇は「キラキラ」と黄金色に輝いていました!
「ドロドロ」とまるで黄金が溶け出している様にも見えました。
当時の世界中の黄金を集めたスペインです、やることに半端はありません。
「スペイン半端ない!」
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 高さ約30mもある巨大なレリーフの祭壇を前にして、初めはどこを見て良いのかわからずにキョロキョロしていましたが、目が慣れてくると全体の構成がわかってきました。
 この主祭壇は全体が大きく20の区画から構成されています、それぞれの区画にはキリストの生涯の有名な場面が木彫りのレリーフに彩色の手法で描かれています。とても繊細に表現された素晴らしいレリーフです。
 そして区画ごとの縁取りに黄金の装飾が施されています、この黄金が凄い量感と迫力なので、祭壇全体が「キラキラ・ドロドロ」と輝いているのでした。(悪口ではありません・・・褒めてもいないけど)
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 物語のレリーフを一場面ごとによ〜く見ていくと、精巧に作られた「人形劇」を見ている様で楽しくなってきます(人形劇好きなものなので)。
 「どうせなら登場人物の手足や天使の羽とか、人形仕掛けで少し動いていたりするともっと楽しいのに」と思いましたが、そんなことにしたら「菊人形」になってしまいます(スミマセンでした)。
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 このキラキラ・ドロドロの濃厚なレリーフを見ていると、日光東照宮の陽明門を思い出します。古今東西どこの国でも「権力と富の象徴」は黄金色に輝くものです。
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 今の日本は超観光ブーム。
 スペインからの旅行者が陽明門を見上げ、「凄いな〜!なんで門がこんなにキラキラ・ドロドロしているんだろう?」「日本人恐るべし!」とか寿司でもつまみながら語り合っていることでしょう。



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