こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。
今回は、平成11年度京大入試問題(前期、文系)です。
問題は、
「鋭角三角形△ABCにおいて、辺BCの中点をM、AからBCにひいた垂線をAHとする。点Pを線分MH上にとるとき、
となることを示せ。」
です。
早速、取り掛かりましょう。
問題の図を描くと図1のようになります。
▲図1.問題の図を描きました/Mの左側(B側)にHがある場合です
ここは、問題に与えられた不等式にある斜めの線分(AB、AC、AP)の長さを三平方の定理を使って、辺BC上にある線分とAHの長さに変換すればよさそうです。
そこで、
とし、ここに、
を代入すると、
です。
ここで図1では、
BH=BP-PH
CH=CP+PH
で、これらを(★)に代入すると、
です。
このとき、CP≧BPなので、S≧0になり、問題に与えられた不等式は成り立ちます。
また、図2のように、
▲図2.Mの右側(C側)にHがある場合です
BH=BP+PH
CH=CP-PH
の場合は、これらを(★)に代入して、
です。
このとき、BP≧CPなので、S≧0になり、問題に与えられた不等式は成り立ちます。
以上から、
が成り立つことを示すことができました。
簡単な問題です。
今回は、平成11年度京大入試問題(前期、文系)です。
問題は、
「鋭角三角形△ABCにおいて、辺BCの中点をM、AからBCにひいた垂線をAHとする。点Pを線分MH上にとるとき、
となることを示せ。」
です。
早速、取り掛かりましょう。
問題の図を描くと図1のようになります。
▲図1.問題の図を描きました/Mの左側(B側)にHがある場合です
ここは、問題に与えられた不等式にある斜めの線分(AB、AC、AP)の長さを三平方の定理を使って、辺BC上にある線分とAHの長さに変換すればよさそうです。
そこで、
とし、ここに、
を代入すると、
です。
ここで図1では、
BH=BP-PH
CH=CP+PH
で、これらを(★)に代入すると、
です。
このとき、CP≧BPなので、S≧0になり、問題に与えられた不等式は成り立ちます。
また、図2のように、
▲図2.Mの右側(C側)にHがある場合です
BH=BP+PH
CH=CP-PH
の場合は、これらを(★)に代入して、
です。
このとき、BP≧CPなので、S≧0になり、問題に与えられた不等式は成り立ちます。
以上から、
が成り立つことを示すことができました。
簡単な問題です。