こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。
今回は、平成11年度東大入試問題(前期、文系)です。
問題は、
「cをc>1/4を満たす実数とする。xy平面上の放物線
をAとし、直線y=x-cに関してAと対称な放物線をBとする。点Pが放物線A上を動き、点Qが放物線B上を動くとき、線分PQの長さの最小値をcを用いて表せ。」
です。
早速、取り掛かりましょう。
図1のように、放物線A、Bに直線y=x-cと平行な接線を引き、それぞれの接点をP0、Q0とすると、線分P0Q0の長さが線分PQの長さの最小値になります。
▲図1.線分P0Q0の長さが線分PQの長さの最小値です
このとき、直線y=x-cは線分P0Q0と垂直に交わり、その交点をMとすると、Mは線分P0Q0の中点になります。
そこで図2のように、
とおいて、線分PQの長さをtで表しましょう。
▲図2.線分PQの長さをtで表します
直線PQの傾きは-1で、これが点Pを通ることから、直線PQの式は、
になります。
また点Mは、直線y=x-c と(★)の交点なので、
です。
ここで、線分PQの長さは線分PMの長さの2倍なので、
で、線分PMの長さは
のとき、最小値
になり、これが答えです。
簡単な問題です。
今回は、平成11年度東大入試問題(前期、文系)です。
問題は、
「cをc>1/4を満たす実数とする。xy平面上の放物線
をAとし、直線y=x-cに関してAと対称な放物線をBとする。点Pが放物線A上を動き、点Qが放物線B上を動くとき、線分PQの長さの最小値をcを用いて表せ。」
です。
早速、取り掛かりましょう。
図1のように、放物線A、Bに直線y=x-cと平行な接線を引き、それぞれの接点をP0、Q0とすると、線分P0Q0の長さが線分PQの長さの最小値になります。
▲図1.線分P0Q0の長さが線分PQの長さの最小値です
このとき、直線y=x-cは線分P0Q0と垂直に交わり、その交点をMとすると、Mは線分P0Q0の中点になります。
そこで図2のように、
とおいて、線分PQの長さをtで表しましょう。
▲図2.線分PQの長さをtで表します
直線PQの傾きは-1で、これが点Pを通ることから、直線PQの式は、
になります。
また点Mは、直線y=x-c と(★)の交点なので、
です。
ここで、線分PQの長さは線分PMの長さの2倍なので、
で、線分PMの長さは
のとき、最小値
になり、これが答えです。
簡単な問題です。