東久留米 学習塾 塾長ブログ

東京都東久留米市滝山の個別指導型学習塾 塾長白井精一郎のブログ

中学生でも手が届く東大入試問題(36)

2018-12-28 12:48:35 | 数学・算数の話
こんにちは。東久留米市の学習塾塾長です。

今回は、平成23年度東大入試問題(前期、理系)です。

問題は、
「座標平面において、点P(0,1)を中心とする半径1の円をCとする。aを0<a<1を満たす実数とし、直線y=x(a+1)とCとの交点をQ、Rとする。
(1)△PQRの面積S(a)を求めよ。
(2)aが0<a<1の範囲を動くとき、S(a)が最大となるaを求めよ。」
です。

早速、取り掛かりましょう。

問題の図を描くと図1のようになります。このとき、0<a<1から、直線QRとy軸の交点Aは原点Oと点Pの間にあります。


▲図1.問題の図を描きました

まず図2のように、点Pから直線QRに下ろした垂線の足をHとすると、直線PHは、

になり、これと直線QRの式から、Hの座標は、

になります。


▲図2.点Pから直線QRに下ろした垂線の足をHとしました

すると、

になり、

です。

一方、

から

で、

になります。

したがって、△PQRの面積S(a)は、

で、これが(1)の答えです。

続いて(2)です。

図3のように、線分PHの長さをhとしましょう。このとき、

です。


▲図3.線分PHの長さをhとしました

すると、

になり、

です。

そこで、これを変形すると、

になり、

のとき、S(h)は最大になります。

ここで、

のときのaを計算すると、

から

で、これを解くと、

になり、0<a<1から

です。

したがって、S(a)が最大となるaは

で、これが答えです


簡単な問題です。

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2023-02-11 08:41:59
問題文が間違っています。
直線y=x(a+1)ではなく
直線y=a(x+1)かと

コメントを投稿