へんないきもの日記

今日も等身大で…生きてます😁

ロボットによる支配は始まっている・・・

2017-03-23 07:45:09 | 日々雑感
 大手企業(陸上自衛隊)を退職してはや一年・・・退職した翌日、銀行から電話があった。「大口」が入ると、こうして銀行から直接、本人に「入金」の知らせがある。今まで目にも手にもしたことのない「大金」に小躍りした。あれから一年、現在の預金通帳の数字に当時の面影は無い。いったい、誰が使ったんだ・・・!って、この「私」だ。私が使ったのだ、まぎれもなく。

 ようやく、家計簿をつける気になった。このズボラな私が・・・

 いったん、大金を手にすると勢い余って使ってしまう。宝くじの高額当選者がのちの人生を幸福に歩めない、というのもわかる気がする。だから、高額当選しても、「働け」とよく聞く。

 だが、今まで毎朝6時出勤して午後7時頃、もういい加減、半日以上職場にいるのだから帰ってもいいでしょ?と荷物をまとめてずらかろうとする私に、「なんだ、もう帰るのか?」という上司、それを振り切るようにして「お先に失礼しまーす」と出て行く私に浴びせられる罵声・・・こんな繰り返しが嫌になったんです。いや、そもそも「出勤」することが嫌になってしまった。

 いちおう、アルバイト関連の広告は観てるんですけどね。やっぱ、「出社」を要請されるのは抵抗を感じる・・・案外、深かったね、心の傷は・・・

 ハローワークに行って失業保険を申請しようとすると・・・「雇用保険に名前がありません」

 そりゃそうだ、雇用?そもそも私の「雇い主」って誰?日本国??
 
 知っていましたか?公務員は、退職金が民間より多いため、退職後、職が見つからなくても、失業保険の制度を利用することは出来ません。

 こう見えても、大食い、大酒飲みの私・・・その私にとって、大食い、大酒飲みの行為が出来ないことは「死」を意味する・・・なんとかしないと。

 で、行きついた先が・・・「在宅ワーク」

 登録し、先月から記事を書き始めている。みなさんが、ネットで検索したサイトに出て来る文章・・・あれらが、こした在宅ワーカーによって書かれているのだ。先月、沖縄に関する記事を1本、「納品」した。今また、そのクライアントから同様の記事を1本、いただいている。

 これらの在宅ワークは、単価が低いのだが、何もしないでいるよりは、そう、「座して死を待つ」よりはいい。いくら、働きたくないから、といって何もしないでいるワケにはいかない、何もしないのは「死」を意味する。死ぬワケにはいかないのだ。もっとうまいモノも食いたいし、酒も飲みたい。

 で、安価な案件は「数」で勝負!とばかりに、他の同様の仕事も試みた。一昨日は、「好きな小説のレビュー」ということで、好きな・・・といいつつ、指定された作品の中から選んで、1つの作品に3000字以上書いて納品するのだ。3000字、というのは結構、長い。

 私は三島由紀夫の「複雑な彼」を選んで、半日を費やし、添付して「納品」ボタンを押した。

 すると、「この記事は、ロボットによって他者の記事との類似性が多いと判断されたため、検収できません」とのこと。

 なぬ~、私は自分のアタマで考え、半日を費やしたのだぞ!だいたい、ロボットのクセに生意気なんだよ、おい、お前!

 って、パソコンの前で吠えてました。

 人工知能の発達によって、いずれ、ロボットにとって代わる仕事・・・なんていう記事をよく目にしますが、まさか、ここまでロボットが食い込んでいるとは・・・

 ロボットによって阻止された私は、その仕事を放棄し、そそくさと沖縄の案件に移行した。

 しばらくして、私のプロフィールを見た別のクライアントから連絡があった。

 「おもしろい経歴ですね。その仕事に関する記事を書いてみませんか?」

 
 どんな物事にだって、必ず良い側面がある(村上春樹著「騎士団長殺し」)


#welovegoo
#在宅ワーク
#雇用保険
#村上春樹新刊
コメント
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