思いついたら、作りたくなって。

おもちゃ、インテリアなど、ちょこっと手作りの品々と作り方を紹介します。

木枠織り<作品編>

2005-07-12 | 織りモノ
次回に引き続き、今回は木枠で織った作品の紹介です。

自作の木枠機でいろいろと織りはじめ、
様々な作品を作る中で、
「木枠機の特性を活かした、木枠機でしか織れないモノを織りたい」
そう思い立ちました。

木枠機の特性は、
・経糸のかけ方が簡単
・横糸の種類を変えられやすい
・綜絖(そうこう)・筬(おさ)が無い(専門的ですみません)
・細かい柄が織りやすい など。

悩んだ末、綜絖が無いという欠点を逆手にとって、
ボタンを織り込むことにしました。

幸い実家の母は、なんでも残しておくタイプ。
包装紙、お菓子の箱、ハギレ、ボタン、紐、毛糸などなんでもアリ。
アイデアが浮かぶ度に母の部屋を探索する娘は、
今回も織り作品にぴったりのボタンを見つけ出したのです。

昔のボタンは、作りが凝っており、色も繊細。
少し色あせた感じはレトロな趣でなかなか素敵です。
母が着古した洋服から丁寧に取っておいたモノ。
同じく中途半端にあまった毛糸と合わせて織り上げました。

ボタンシリーズ<秋色>(写真)です。

赤茶色と山吹色の毛糸にピンクのボタンの織物。
秋のテーブルセンターにする予定です。

現在は、<夏色>を製作中。
(作る順序が逆ですが・・・)
出来上がればまたご紹介します。


<木枠機の基本的な織り方>
材料:糸(たて糸・よこ糸・捨て糸)、厚紙(杼:シャトル用)、30cm定規(竹製が望ましい)
○木枠機にたて糸を張る。
 糸の張り具合が均一になるように、しっかりピンと張る。
○杼(シャトル)を2枚作る。
 丈夫な厚紙を長方形に切り、角を丸く落とす。
 糸を挟む切込みを入れ、各々よこ糸と捨て糸を巻きつける。
 ※あまり巻きすぎると、織るときに通りにくくなるのでほどほどに。
○捨て糸で4~5cm織ったあと、よこ糸で好きなだけ織り上げる。
 織り方は、下記1・2・3の繰り返し。
 1:30cm定規をたて糸に対して、上・下・上・下と通す。
 2:定規を手前にひねり、たて糸の間に隙間をつくり、その間に捨て糸の杼を通す。
 3:糸を通し終わったら、定規を抜く。
○織りあがったら、釘ギリギリのところでたて糸をカットし、
 捨て糸を解いて、糸端の始末をする。
 ※糸端の始末は3~4本をまとめてくくるのが一番簡単です。 


●木枠機の作り方紹介はこちら
 2005-07-08 
 木枠織り<機作り編>


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