健康断食のススメ

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小食と断食の違い

2011-04-20 08:26:55 | 断食
断食と小食の違いについて触れてみます。



断食とは、何も食べないことで体内でバランスを取る健康美用法ですから、通常の栄養学では推し量ることはできません。



以前、栄養士さんから“そこは違うんじゃないの?”とご指摘を受けたことがありますが、そうです、違うんです。



たとえば、ビタミンやミネラルというのは、食べ物を代謝するための栄養なので、食べ物を食べない断食では必要ありません。



もし、断食中に特定のビタミンやミネラルを摂ってしまうと、逆に、栄養不足になったりします。



たとえば、断食中にお塩を摂ったとしましょう。断食当初は、体内のお塩が水分と一緒に大量に排出されるので塩分がほしくなるのですが、ここで塩分を摂ってしまうと、体内のカリウムまで排出することになり、バランスを崩してしまいます。



断食中は、ホルモンの働きで体内のミネラルの調整をして、尿からなどのミネラルの排泄を制限するのですが、このホルモンの働きは、日常では行われない特別なので体が違和感を感じて体調を崩すことがあります。



ここで、お塩を摂れば体調は元に戻るのですが、本来の目的である、体内でバランスを取るころができなくなります。



つまり、断食の効果がなくなるわけです。



ですから、この辺のところの体調管理の難しさと、危険回避のため、断食は、専門家の元で行わないと成功しないわけです。





話を前に戻します。



小食を行うときの注意点は、とにかくバランスの良い食事を行うことです。



ある特定の食品だけとってしまうことで、体外に排泄されてしまう栄養があるので、バランスが崩れ危険だからです。



たとえば、お塩(ナトリウム)は、カリウムの排泄も促すので、お肉や、食品添加物、味付けの濃いものを食べた時は、ご飯や野菜をたくさん食べる。



牛乳やヨーグルト、チーズ、お肉や砂糖は、カルシウムの排泄を促すので、カルシウムの多い食品、小松菜、ひじき、小魚、玄米などを食べることでバランスをとります。(お肉と玄米は、一緒に食べないほうがよ良いです)



もちろん、ダイエットを考えるなら、お肉や、食品添加物、味付けの濃いもの、牛乳やヨーグルト、チーズ、砂糖は、太るので食べないのが正解です。





栄養のバランスを考えるなら、断食より小食のほうが難しいので、小食で過ごす場合は、よほど気をつけないと痛い目にあいます。



小食だから、健康に良いのではなく、バランスをとることが一番大事なことです。



バランスのよい食事のひとつの考えとして、1:1:3の食事法があります。



そして、断食では、すべてをゼロにして、バランスをとるわけです。



断食って、面白いですね。


佐下橋聡 拝




断食のホームページはこちら→vegista.com

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