Nさん
ごぶさたしております。
いろいろ大変なことになってきましたね。
さて、今回のウクライナ侵攻について「ロシア兵だって戦争へ行って死にたくはないだろうし、悪いのはプーチンのみで一般国民には罪は無い」というご意見は確かに一義的にはそうだと思います。
ましてや日本国内にいるロシア人に対して、誹謗中傷や差別、暴力を振るうなどということがあってはなりません。
ただ、もう少し深く考えるとなかなか難しいところがあります。
確かに現在行われている侵略戦争については、始めるのも終わらせるのも、その決断が出来るのは世界中でプーチンただひとりしかいませんから、彼に全責任があるという点に間違いはありません。
ただこの事態全体の責任と言うことであれば、実際に兵力を動かして侵略戦争を遂行したり、国内の反対者を弾圧したりしている大臣や官僚や大将がおり、また現場的には明らかな戦争犯罪を犯している兵士もおります。
こうした者たちも当然責任を問われねばなりません。
しかしもっと言うならば、侵略を指揮するそのプーチンを支持し支えているのは、現実的には多くのロシア国民なのでもあります。
プーチンは急に強権政治・専制政治を始めたわけではありません。様々な不正や策略があったのかもしれませんが、やはり選挙で選ばれているのは事実であり、支持率が高いのも事実でしょう。
ロシアでは情報統制が行われており、それは特にウクライナ侵攻後は極めてひどくなっています。だからロシア国民は本当のことを知らず、騙されているとは言えるのですが、それでも中国などに比べれば格段に緩いと言われています。若者層を中心にインターネットを通じて情報は入りますし、いま現在はともかく海外旅行も出来たのですから国際世論も知っているでしょう。国際電話も使えるので国外にいる親族から状況を聞いている人もいます。
まして、ウクライナは兄弟国とも言われ、親戚、縁者、友人、知人などがいて、連絡を取り合うケースも多いです。
それでもなおかつプーチンを支持する国民に、全く責任が無いと言いうるのか、この点はとても引っかかります。
これが日本だったらどうでしょう。
安倍晋三氏のような扇動者に煽られ、いま多くの日本国民がどんどん戦争をやる気になっています。自民党が掲げている「反撃能力」は、プーチンが先日の戦勝記念日の演説で語っていた「やられそうだから先に攻めるしか無かった」と言う説明と全く同じです。そして世論調査では、それを支持する国民が非常に多くなっています。
あまり言いたくはありませんが、このままでは7月に行われる参議院選挙では自民党が圧勝するでしょう。そしてその流れが止まらなければ、自衛隊に「反撃能力=敵基地攻撃能力=侵略体制」が与えられ、戦争が出来るような改憲が行われることになるでしょう。
いつか本当に日本は他国を侵略してしまうかもしれません。
その時、悪いのは自民党だ、総理大臣だ、国民は悪くないと言えますか?
日本だってすでに事実上の報道統制が行われています。
テレビで、ロシアと和解しようとか、アメリカも悪いとか、交戦能力を持つべきでは無いとか発言したら、その場で共演者に怒鳴りつけられても当たり前になってきました。恐ろしいことです。もちろんそういう発言は即座にネットで袋ただきにあい、翌日の夕刊紙とかでガンガン批判されます。
本当に今は反戦平和など口に出せない空気が作られています。
プーチンが悪いのは誰でも分かるし、どんな非難をされても当然ですが、ロシアであれ日本であれ、プーチンや小プーチンを生み出してしまう人々がいる、そしてそれは自分自身の問題なのだということは、絶対忘れてはならないと思います。
ごぶさたしております。
いろいろ大変なことになってきましたね。
さて、今回のウクライナ侵攻について「ロシア兵だって戦争へ行って死にたくはないだろうし、悪いのはプーチンのみで一般国民には罪は無い」というご意見は確かに一義的にはそうだと思います。
ましてや日本国内にいるロシア人に対して、誹謗中傷や差別、暴力を振るうなどということがあってはなりません。
ただ、もう少し深く考えるとなかなか難しいところがあります。
確かに現在行われている侵略戦争については、始めるのも終わらせるのも、その決断が出来るのは世界中でプーチンただひとりしかいませんから、彼に全責任があるという点に間違いはありません。
ただこの事態全体の責任と言うことであれば、実際に兵力を動かして侵略戦争を遂行したり、国内の反対者を弾圧したりしている大臣や官僚や大将がおり、また現場的には明らかな戦争犯罪を犯している兵士もおります。
こうした者たちも当然責任を問われねばなりません。
しかしもっと言うならば、侵略を指揮するそのプーチンを支持し支えているのは、現実的には多くのロシア国民なのでもあります。
プーチンは急に強権政治・専制政治を始めたわけではありません。様々な不正や策略があったのかもしれませんが、やはり選挙で選ばれているのは事実であり、支持率が高いのも事実でしょう。
ロシアでは情報統制が行われており、それは特にウクライナ侵攻後は極めてひどくなっています。だからロシア国民は本当のことを知らず、騙されているとは言えるのですが、それでも中国などに比べれば格段に緩いと言われています。若者層を中心にインターネットを通じて情報は入りますし、いま現在はともかく海外旅行も出来たのですから国際世論も知っているでしょう。国際電話も使えるので国外にいる親族から状況を聞いている人もいます。
まして、ウクライナは兄弟国とも言われ、親戚、縁者、友人、知人などがいて、連絡を取り合うケースも多いです。
それでもなおかつプーチンを支持する国民に、全く責任が無いと言いうるのか、この点はとても引っかかります。
これが日本だったらどうでしょう。
安倍晋三氏のような扇動者に煽られ、いま多くの日本国民がどんどん戦争をやる気になっています。自民党が掲げている「反撃能力」は、プーチンが先日の戦勝記念日の演説で語っていた「やられそうだから先に攻めるしか無かった」と言う説明と全く同じです。そして世論調査では、それを支持する国民が非常に多くなっています。
あまり言いたくはありませんが、このままでは7月に行われる参議院選挙では自民党が圧勝するでしょう。そしてその流れが止まらなければ、自衛隊に「反撃能力=敵基地攻撃能力=侵略体制」が与えられ、戦争が出来るような改憲が行われることになるでしょう。
いつか本当に日本は他国を侵略してしまうかもしれません。
その時、悪いのは自民党だ、総理大臣だ、国民は悪くないと言えますか?
日本だってすでに事実上の報道統制が行われています。
テレビで、ロシアと和解しようとか、アメリカも悪いとか、交戦能力を持つべきでは無いとか発言したら、その場で共演者に怒鳴りつけられても当たり前になってきました。恐ろしいことです。もちろんそういう発言は即座にネットで袋ただきにあい、翌日の夕刊紙とかでガンガン批判されます。
本当に今は反戦平和など口に出せない空気が作られています。
プーチンが悪いのは誰でも分かるし、どんな非難をされても当然ですが、ロシアであれ日本であれ、プーチンや小プーチンを生み出してしまう人々がいる、そしてそれは自分自身の問題なのだということは、絶対忘れてはならないと思います。
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