祭事

起きると、ボン、ボンと花火（音だけの）が数発鳴ってた。
近所の神社の祭りのお知らせが貼ってあったので、
散歩がてら行ってみることに。

私が子供の頃は、ささやかながら屋台が２～３は出ていた小さな神社。
十数年ぶりに行ってみると、最初は「あれ？今日じゃない？；」
と思うほど提灯以外には何も無い参道。
お囃子のトコトンいう音もないので、不安になってポスターを確認。
やっぱり今日だわ。

じゃあ屋台も出ないくらい人が来なくなっちゃたのね～、と淋しく感じつつ近寄ると、社務所の座敷に氏子なんであろうオジさん達が寄り集まっているだけという、
そんな規模のお祭り。

ポスターに、式典と奉納舞の予定は書いてあった。
でも午前中。
私、起きたの１３時半だからｗ

すこ～しガッカリしつつ、ここまで来たのだからと階段を上って本殿に御参り。
これが地味にキツい階段なんですよ；

小高い丘陵の斜面沿いの神社で、習合した別の社が奥に２社。
木々に囲まれてるので、神気を思わせる清浄な空気感があって好き。
そういえば高校の時、友達と軽いウォーキングコースにしてたなあ。

更に階段を上った別社の奥は、そのまま山道。
なんとな～く入っていくと、
まあ森なんだけど、きちんと草が短く刈り込まれて薄っすら人の歩き道もできていて、歩きやすい。
道（？）沿いに、所々赤い布で目印が。

自分の歩く音しかしなくて、少し怖いけど気持ちいいなあ。
足元ふかふか。
どんぐり落ちてら。奥にはリスもいるらしい看板が。へえ。知らなんだ。

斜面の頂上になるトコに、謂れの知らない石碑が。コワ。
更に奥に斜面を下りながら進むと、鳥居発見～。
すわ、奥宮？！
と一瞬思ったけど、一応ウチも氏子になってる別の神社でしたｗ
ここに続く正規の参拝道はちゃんと舗装してあるんだけど、山側から来ちゃった☆
こちらにも参拝して、と。
元旦祭の時には人（主にオジさん）でいっぱいになる神社だけど、
平時は詫びたモンやでオイ。（失礼だな）

下りは、山に入らずこちらのアスファルト道を。
言ってもこっちも山道だな。勾配キツくて怖いよ；
コケたら転がるわ、これ。

ん・で、色々と己を省みながらプチ森の中の道を下り終わると、
お祭りをしてる方の神社にいつの間にか幟が。（写真）
おお、カッコイイやんけ。なんだか『日本昔話』みたいじゃあ。
キィ・・・キィ、ボエ～・・・　と、
なんかの鳴き声みたいな音がしよると思ったら。
組んだ木同士が風で擦れて、鳴ってるんですな。

まぁ他に何の音もしない、静かな町ですから。ちょい異空間的でした。
すげー良いロケーション。

別に私は信仰心とか無いけど・・・　癒されたとかってのとは違うんだなあ、
なんつーか、自然てゆーの？まあここでは主に木とか植物のことね。
中にいると敬意を払いたい気持ちになるんだよねえ、自然と。（洒落じゃなく；）

つくづく日本人なのねと思うのよ。
暗い森を背負った神社の佇まいに神気を感じる（ような気になる）っつーのはさ。

だからメガテンも好きなのねｗ　（結局そーゆー話かいｗｗ）
ハッキリと「これ！」って言えるものじゃなく、
「雰囲気！」という要素（笑)。
自分が始めて触れたからという欲目抜きにしても、
真IとIIは特にそれが強かったと思うな。


これがいまいちメジャーになりきれない要素でもあるんだろうけど、
ＣＭも「雰囲気！」ばかりなのは如何かと思う。
もっと売れやすそうなＣＭを作って、シリーズ新作を作りやすい環境を整えてよ。
頑張ってアトラス。


・・・なんの話だったっけ。（笑）

帰り際、写真を撮っていたら斜面に見える本殿に、
小５～６ぐらいの女の子２人が鈴をガランガラン鳴らしてお参りしてた。
なんか、捨てたモンじゃないなあ　って、
ほっこり暖かくなって帰った散歩でした。