暗動 -あんどう-

メガテン、ドラクエの同人事や連絡感想等々。最近はほぼTwitter民。垢2つ→ oumi_0aya/oumi_DQ

魔人 大僧正

2014-04-27 18:14:42 | メガテン
正直私は、ゲームをプレイ中にランダムで出現(故にライドウや真3は除外)する【魔人】にかち合った事など、たった一度しかないのです。

もう十年近く前になりますか。
それは『if...』の中。出会ったのは【ヒーロー】だったか【ゴトウ】だったか・・・ 
記憶も曖昧になるほど前で、しかも攻略本等を買うほどハマる前だから初プレイ時かパートナーを変えての2周目くらいだったと思う。
邂逅地点は怠惰界ですよ。序盤中の序盤ジョバンニですよ!あっとゆー間に死にましたぁな。
その頃はまだ出現確率の数値も知らなかったから、同じ地点を通ればまたすぐ会えるんだろうと思ってたのも懐かしいw

以降、私は彼らに出会う事はなく今もいるワケで。
ゲームボーイアドバンスSP版の『真2』では宝石宝箱を開けた時にアリスとの遭遇率が大分上がっていると聞いたが、やはり私は出会えなかった。



――といったトコロで先日、リアル大僧正たる弘法大師と壁一枚を隔てたのみの側まで寄ったワケでございますけど。

正直、ゾッとするよな。

ううん、ミイラ状態の人体が気持ち悪いとかそういう意味ではなくてね。
即身成仏をした人には、素直に尊崇の気持ちが湧くもの。
だって、穴に篭るより以前の準備段階で既に、大ッ変な苦しみがあるんだろう?
五穀断ちくらいならともかく、その後に腐敗防止剤として漆を飲んだりするんだろう。触れただけで肌がかぶれたりする、あの漆を自分の身体の中にさ。
その激しい意志力と、人間の身を越えようとするほどの献身。覚悟の強さに、眩暈がします。
もう宗教だとか関係なく、「その人自身」に敬服する。
自分も清廉にならなくてはと思ったよ。

・・・のだけど。

高野山奥の院地下の礼拝堂には、ズラリと棚が並んでいてさ。
中に、手の平サイズの小さな大仏がビッッシリと並んでいるのさ。しかもそれには個人名の入ったプレートが付いててさ。
それが永代供養なのか、お布施の印といった物なのかは知らないけれど。

その、量がね。

あの一つ一つと、更に何百何千倍もの個人個人の【祈願】が全部、何百年もの間「ただ一人のひと」に向けて寄せられていたんだろう?
それらを全部、あの人はずーーっと一人で受け止めているんだろう?
中にはもっとお手軽な気持ちで「ご利益」を求める人なんかもたくさんいてさ。

考えたら、ひどくゾッとする思いがしたんだよ。
そりゃ【魔人】にもなるってモンだ、と。

もしかしたらあの魔人・大僧正は、即身成仏したそのひと本人ではなくて、人々が祈願するときに思い描いた【生き仏】というある種偶像めいたものの具現なんじゃなかろうか。
いや、あるいは、
本人の意思に反して――もしくは途中で挫折しようとした人を無理やりに閉じ込めて即身成仏させる寺もあった――なんて話も聞いたことがあったから、魔人となっているのは“こっち”なのかな?
それはきっと形だけで実を伴わない、【仏】心の入ったものではないと思うから。



なにも【魔人】は全て元・人間だったとは限らないようだけどさ。
少なくともアリスと大僧正、デイビットはたぶん「そう」なんだよね。
だから彼らが【魔人】となるまでに至った激情を想像すると、ぞくぞくとする。
もちろん生前から非凡な力があってこそ、ああいうモノになれたんだろうと思うけど。
どんな経緯があって、死んでまでああいう存在となって留まるのか。

いずれにしても、神でも仏でも霊魂でもなく【魔人】という特殊な存在に成るには、原子爆弾の強い光で影が灼け付いたように――
この「世界という空間」に自分自身の影を残すほど、それはそれは恐ろしいほどの強くて激しい情念があったんだったと思う。
彼らに惹かれてしまうのは、そんな背景を感じさせるくせに氷のように冷えきった風情に、本能的な怖れを抱くのと・・・
死の臭いをさせながらもいわゆる霊とは違う、自らを由としている在り方に憧れを抱いてしまうからだろうか。


それにしても【魔人】とは本当に絶妙なタグを付けたものだよね。
神でも仏でも悪魔でも精霊でもなく、といって人間の霊のレベルでもない。
ちょうど狭間の存在?
神とするには俗すぎて、人霊というには、もう一段階を越えてしまって。

なんて魅力的なんだろう。
(本当に自分が目の当たりにして、このチンケな魂を刈り取られるのァ御免だけどw)


・・・などとつらつら考えてしまったGW前の夜更けなのだよ。
彼らに感じる、煮え滾るような激しい情動は今の私に最も遠いものだからね。
萌えも、燃えも、瞬間的に熱の上がるコトはあっても長続きしないんだ。

今年の目標として立てた「面倒くさいという言葉を使わない」というのは大体守られているものの、
その代わりに今は「しんどい」が口癖となりつつある。
「毎日コンスタントにちょっと疲れる」が続くというのは、思いのほか気概を摩耗するようだ?
あるいはそれこそが平穏で、強い不平なく満たされている状態なのかもしれないが。
きっとそれは創作の滾りとは真逆なのだろうな。満たされていれば、欲求も少ないから。 
仕事場でほどほどに評価されて、ほどほどに必要とされて、ほどほどに欲しい物が手に入るのに満足してしまっているのか?

足りない!という焦燥が、創作する人間としての私には今足りないのだな(苦笑)。
困ったねwww


私は到底、【魔人】には成れないよ。
そして結局、清廉にもなれない中途半端なザ・ヒューマンだw
「誰々よりはマシだろう」と考えて安堵してしまう以上はナ~。


・・・さて、
貴方はこんな私「よりはマシ」なヒトですか? (笑)
コメント (2)

高野と吉野。

2014-04-20 16:53:33 | お出掛け的な。
20140412高野山・吉野山


先週、バスツアーですが醍醐寺・高野山・吉野山という関西3府県を渡ってきましたw

立ち寄る場所が上記の3つだけなので、さして強行軍ではなく。
バスも最大で3時間程度。
帰りの新幹線+在来線が一番長かった(苦笑)。


目当ては、【一目千本】と名高い桜の季節の吉野山。(醍醐寺と高野も桜のはずだったけど、京都は既に散り高野は未だだったというw)
他はぶっちゃけ、吉野を求めて手頃なツアーを選んだら付いてきたオマケのようなものです。ハハハ。
だけど醍醐寺は良かった!
主に仁王像と、桜まつりの季節という事で出店していたジモティーな出店の数々が( ̄ω ̄)♪


吉野山は、桜がほぼ見頃! 
いやぁ良かった!
狭い道の両脇に林立するお店を覗くのも楽しかったし色々と美味しかった!特に竹の子が!!!

つっても散策は4時間。
行く前はたっぷりと思われたのですが、ちーとも足んねぇでやんのww

青いお肌の蔵王権現像で有名な金峯山寺はチラ見で済ませ、
そこよりうーーーんと奥にある、かつて栄えていたという金峰神社に本当は行きたかったのだけども遠すぎて諦めた。
源義経と静御前の別れの場と言われる【勝手神社】は、境内が失われてただの公園状態・・・。
今回の旅では、神社にはほとんど触れられませんでした。残念。


それにしても確か昔は、仏像に興味というか・・・深い感慨を覚えていたはずの私なのですがね。
十数年前?の諏訪神社以来、神社贔屓(笑)になってしまってからはすっかり興味を失ったもよう☆

蔵王権現さんも、行く前まではアタバク様を見られるような気分(笑)でいたというのに、目の前にしたら大してテンションも興味も上がらず。

高野山に至っては、さすがに奥の院でリアル大僧正(いや、失礼☆)、即身成仏なされた弘法大師さんの間近まで進んだ時には厳粛な心持ちになったのですが―――
日本3大霊山と言われる御山自体には、な~んも。ピンとも来ねえ。
山の中が実に近代的な街として整備されてるせいもあるんザマしょか。
なんか~~~
常に【俗】な感じ。
俗界との境がフラットくね? てゆーね。

特別な空気感、清浄さがあったのは奥の院だけでしたねえ。


そこに至る道は全て墓地になっているのですが、各大企業さんのユニークな慰霊碑やら有名人の慰霊碑やら歴史的なお墓とかに盛り上がって写真撮る人とかバンバンいるし。
いやぁ・・・、確かにお墓の不気味さとか暗さとかがないのはさすがだと思ったけどさ。
だからといって写真とかムービー撮影するのはいかがか?;
後で見てヘンなモンとか映ってたら怖いじゃんかー。わっちは無理★(てゆーか、普通に失礼じゃねぃの??)


おっと、少し話がズレたけど。
とにかく高野山でてテンションが上がらなかったのも、やはり仏教・密教への興味の薄れが原因かな~、と。
メガテン始めた頃は、インド系の神々すげーカッコイイ!つって惚れ目線だったんだけどなあ。

・・・ん?
ってゆーか・・・ああ、おぉ!
そうか、言ってて今気付いたわ。

それって、日本に入ってきた【仏教】のカタチに興味がないだけなのかもしれない。
だとしたら明らかに真1、2の影響だわwwww
あくまで余所の国の神様なんだから、自分トコのもんにするものじゃねえ!つってw
ヒンドゥーの神様の名前はそのまま呼ぶべき!本来御座す土地で崇めるべき!とかさw
たぶん思っちゃってるのねwwwバクワラw

だからたぶん、インドとかに旅行したらヒンドゥーの神様ヒュ~!! つってフィーバーするんじゃないかな、ワタシはw
コメント

かーみさま

2014-04-05 02:24:51 | ぐだ生活
春・・・
ですね。
桜ってますね。雨が降るから、打たれて桜も降ってしまっていますね。もったいない。

今年の桜散歩は手近なトコロではなく、奈良は吉野山でしてくる予定ですよ♪
今月の第2土日に母と行って参ります千本桜!

――の前に、今度の日曜は地元の桜祭り。
毎度ながらヤキトリ屋台の売り子をしますですよ。桜よりも、煙にまみれて参ります。
桜はもちろん満開で見頃なのですが、一日中テントの下にいるので眺めることはできないでしょう。
風に吹かれて吹雪のように散りたくる花弁の中に立つのが好きなんですけどねえ。そんな余裕はないねえ。奈良に期待しましょう。


桜と言えばやはり、都内の花見スポットとして有名なのは井の頭公園ですよね。
真1ヒーローも散歩したのかなあ。パスカル連れて行ったかなあ。
たぶん彼の時代――1990年代は風情のないバカ騒ぎの花見客ばっかりだったんじゃないかと予想しますけど☆

破壊後の世界に桜は咲くのだろうか。
そんなエピソードもちょっと考えたことがあったっけ。
あの灰色で壊れてしまった世界の中で、桜の優しいピンク色を見られたら。それは残酷なほどに美しくて懐かしいんだろうなと、想像するだけで胸が痛くて。
他の花とは違う、桜の刹那さというのはやっぱり特別だろうな、って。
普通に生活していた頃の16歳そこそこでは大して感慨を持たなかったけど、破壊後の世界を見回った後では大きく違うだろう、みたいな。




ところでいくらか前の日記に書いた『日本の神様カード』。
あの後ちょっとしてから購入したデスヨ。今でも毎日に近く引いて楽しんでいるデスヨ。
毎日おみくじが引ける気分で良いノデス♪

のです・・・が。
女性らしい神様がほとんど出ないのはどんなカラクリですかw
男性的なカードばかりッス★

よく出るカードというのは大体決まってきますね。フシギですなあ。世界というのはどんなカラクリで出来ているのだ。

コメント