信仰にはあまり興味はないが、がんの治し方を知りたいという方にお薦めなのが、『ガンは切らずに治せる 東西合併医学からの臨床レポート』(町秀夫:著、早稲田出版:1992年刊)という本です。
著者の町秀夫さんは、外科医として1万例以上の手術経験をもつ一方、韓国で東洋医学を学び、鍼や漢方薬・健康食品などをがん治療に用いて好成績をあげたそうです。
この本には、食事やその他の生活習慣の注意点が分かりやすく記述されており、小中学生の頃からこういった本を読んで正しい生活を送れば、がんになる人は激減するのではないかと思いました。
また、多くの臨床例が載っているので、現在がんで闘病中の方にも大いに参考になると思います。
治療にあたっては、まず最初に食生活の指導があり、肉・牛乳・卵は禁止のようです。
そして、患者の体質に合わせて、体力を向上させるような漢方薬を処方するとともに、健康食品を合わせて摂取してもらっています。
著者がお薦めの健康食品は、日健総本社のドナリエラ、クロスタニンエバヤング、甲斐きのこ組合のアガリスク茸、松浦薬業の冬虫夏草、ナウカコーポレーションのボンナリネ、などがあります。
なお、日健総本社はマルチ商法の会社なので、この種のビジネスが嫌いな方はご注意ください。
この本を読んで気になったのは、放射線をかけると穴(ツボ)の機能が完全に消滅するという記述で、もしこれが本当なら、放射線治療は発がんのリスクを高めるだけでなく、大切な人体の機能を破壊してしまうということになります。
著者は第二次世界大戦末期に長崎で被ばくしており、放射線の危険性を身をもって知っていたので、こういうことにもすぐに気がついたのでしょう。
なお、インターネットで検索したところ、自身も1998年(78歳)に肝臓がんを患い、開腹せずに焼灼療法(高周波の電磁波を放射する鉗子を患部に突き刺してがんを焼く最先端の治療法)で第3期のがんを克服したそうです。