有名人の中には、がんであることを公にした人も多いようですが、今日は、ご自身のがん闘病記を最近出版された鳥越俊太郎さんについてご紹介しましょう。
鳥越俊太郎さんは、ジャーナリストとして有名で、テレビにもよく出演されています。
年齢は、1940年3月13日生まれなので現在71歳ですが、テレビで拝見する限りもっと若く見えます。
鳥越さんは、65歳になった2005年の8月23日にトイレで出血し、その後の検査で大腸がんであることが発覚します。
そして、10月6日に、大腸20cmとリンパ節を切除する手術を受けますが、手術は5時間にも及んだそうです。
その1年後、今度は肺がんが見つかり、2007年1月15日に左肺の一部を切除する手術を受けます。
さらに半年後、右肺にもがんが見つかり、2007年8月16日に手術を受けます。
さらに2008年12月に、今度は肝臓がんが見つかり、2009年2月10日に手術を受けます。
現在は、スポーツジムに通って体力作りに励んでいて、福島原発の立ち入り禁止区域の取材を敢行するなどジャーナリストとしても現役で活動されており、その不屈の精神には感心します。
しかし、トレーニングの合間に鶏肉の燻製を食べるシーンが放送されていたので、あまり食生活には気を配っていない印象を受けました。
これでは正にがんとのいたちごっこで、検査→手術→検査→手術・・・を一生繰り返すことになり、とても正しいがんとの付き合い方だとはいえないでしょう。
(検査だけで年間30ミリシーベルトの放射線を浴びていると、ご本人がおっしゃっていました)
鳥越さんのケースは、手術をしてがんを切除しても、生活習慣を見直してがん体質を改善しなければ、がんの再発に悩まされるということを証明した典型のように私には思われます。