とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

ベートーヴェンのピアノ協奏曲2番

2006年08月12日 | クラシックCD
昨日の天気予報では午後からは雷雨との事で、朝早めにMTBに乗り久しぶりに狭山湖一周を走った。汗をびっしょりかき、最後は菩提樹池を通り田んぼに寄った。井戸水で頭を冷やし、田んぼの日誌を読む。Sさん、Mさんの活動が記されていた。ハクビシンが徘徊しているそうな。家に戻り2時間半の運動を終え、シャワーを浴びる。今日は天気予報が珍しく当り、午後になると遠雷が間近に迫って土砂降りになった。先日のグレン・グールドのTV録画を見てグールドが聞きたくなり、MozartのPf Sonata全曲を聴いたが、これはやはり好きにはなれなかった。その後ロシアでの実況版のBeethovenのPf Con No2を聴いた。スロバークの指揮でレニングラードフィルのバックだ。どうも2番と言う数字は割を喰うような気がする。この曲は最初に書いたにも関わらず、発表が遅れたため作品番号が後になってしまった曲のためどうも演奏回数は少なめになってしまう。グールドのこの演奏は見事の一言。スロバーグのバックもすこぶる良い。古典形式の枠をしっかり守りながらも自由な曲想付けは、はじけるように揺れ動く。2番は面白いと改めて思い、続けざまアルゲリッチを聴いてみた。これは世評の高いDG盤ではなく、アルゲリッチが指揮をも兼ねたロンドンシンフォニエッタとの競演盤だ。こちらは自らが枠をはめ込んだ中で形式感を作り出す演奏で、奔放さは思ったほどではないが、古典の様式感と瑞々しさのあふれるものだ。調子づいてギレリスを取り出した。マズア、ソ連国立オケでは思ったとおりの、重々しい演奏で前二人の新鮮さには太刀打ちできるものではなかった。今日はグルダの演奏を聴き損ねたが、改めてBeethovenの魅力を発見した。


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