とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

都心に出るのは医者通い 久しぶりに門仲に寄る。

2013年09月25日 | 街角散歩
 昨日は癌研への定期健診の日。首都圏の電車網は最近は相互乗入入れが進み、利用者は便利になったのか?疑問。運行先にすればターミナル駅の混雑緩和と車両の合理的配置のメリット、利用者側は乗換なしの直通運転というが、果たしてそうだろうか。特に西武線については、ターミナルである池袋直行の本数が減少し、乗り入れが西武・東武・東急・有楽町線・副都心線の5路線。どこかの線が事故・遅れが出るとダイヤが混乱し、日常的に乱れている。
 昨日は東武線の事故でダイヤが乱れていた。最初から小手指始発8時7分の有楽町線直通を狙ってのことから、病院へは予定よりだいぶ早く9時50分に着いた。血液検査が主体で、先生が今回から変わり、先生の面談予定は11時10分だが遅れ11時45分、面談は1分。今回も様子見で終了。3か月ごとの検査代はバカにならない費用だが、血液検査は、健康のバロメータだけに欠かせない。これだけならば地元の医者でも良いのだが、検査結果が同日にわかり、もしもの時を考えると癌研通いははずせない。
 また無職となってからは病院帰りの寄り道が楽しみとなった。都バスの路線を知り、丁度来たバスに乗ることに決めた。其の日は「門前仲町行」。東京有明医療大学なる学校名をはじめて知り、豊洲から右折し深川に入り、東京海洋大学の越中島を右折して門前仲町で終点。
 子供の頃はよく深川のお不動産と富岡八幡に親父に連れられ行った。帰りに米屋の羊羹が定番だったが、米屋がなくなっていた。お不動産の入り口のこれまた老舗の伊勢屋でオフクロが好きだった栗蒸し羊羹ときんつばをお彼岸のお供えに買った。


 昼飯は久しぶりに深川めしが食べたくなり嗅覚を利かせた。丁度お不動さんと八幡さんの中間に和食「たこ井」の看板が目に入った。



 初めて入る店だが、昼の定食に「深川丼」950円があった。即注文した。カウンターに小上がりの粋な作りの店だが、客の注文を見ると特製餃子定食とたこ飯定食が多数派で深川丼は少数派でいささか不安がよぎった。「たこ井」が店名だげにたこ飯が名物なのか隣の客のたこ飯がうまそうで880円は隣の客が良く見え、「失敗した!」と思った。程なくして深川丼が出てきた。昔ながらのぶっかけ飯。ボリュームがある正に漁師飯の名残がある。塩分禁止の身には掟破りの味だが、950円は味・ボリュームで合格圏内だった。

 店を出て、お不動産、八幡さんをお参りした。昼時に木陰で、OLとサラリーマンが休んでいた。今も昔も下町のオアシスには変わりがない。



 帰りは東西線で門仲から大手町で降りた。久しぶりの大手町は旧富士銀行の本店が再開発ビルに変わり、大手町全体が生まれ変わってしまい、私の時代が遠のいていく実感を味わった。
丸ノ内線の車両が何故か古臭く感じた医者通いの帰り道だった。

 


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