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光と風に乗って地域産品の創出

NPO法人光と風&地魚料理海辺里

震災後のまちづくりー2

2022年08月01日 | 飯岡津波 復興への歩み
      まちづくり固有な課題ー通連洞とは
 屏風ヶ浦の古い地図などを見ると飯岡町と銚子市の境に「通連洞」という名勝が載っている。侵食によって出来た洞を指している。昭和30年代前半、消滅する以前に撮影された貴重な写真である。
 古くから物語を生み出す場所として知られて来た。例えばあの「安部の清明」が登場するなど特異な時空間の場所であった。史実は伏せているが自然が織り成す侵食の営みを背景と化すと思える。
 震災による大きな被害が無かった地区であるが「侵食」をキーワードにするまちづくりにとって想像力を試す場所にしたい。 
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いいおか津波復興プロジェクト

2022年08月01日 | 飯岡津波 復興への歩み
      トヨタ財団の助成
 去る17日、東日本大震災対応「特定課題」で助成が決まり仙台市で行われた贈呈式に参加した。東北3県を中心に受賞した30数団体が集まりプレゼンが行われた。何れも震災を契機に直面した課題に挑戦したものであった。
 今回当会が受賞した内容は被災を後世に伝える活動・防災教室・復興観光などその姿勢が評価されたようだ。
 事業の中核を震災後の復興をテーマに据えまちづくりのコンペ募集を企画し、作業を進めている。5月11日の「語り継ぐいいおか津波の集い」でその内容を発表する予定である。
 
 
 
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まちづくりの課題ー4

2022年08月01日 | 飯岡津波 復興への歩み
     永井を繋ぐ遊歩道(旧銚子街道)を掘り下げて見よう!
 これまで刑部岬の資源を見直しまちづくりを目指してきた。その一つの課題に上永井と下永井を結ぶ遊歩道「旧銚子街道」を歴史と自然で再編するかであった。
 昨年から防災教室を開催する中でこの<遊歩道>は観光スポットとして思ったより注目されて来たので報告して見たい。
 歴史としては旧銚子街道の脇に「海津見神社」が崖下に位置していた。戦後は山の水道と呼ばれ下永井集落の水道源であった。
 自然としては過ってホタルの生息地であったという。確かに水が湧き出ているので生息する環境の再現は可能ではないか!また、春から初夏にかけてウグイスの生息は良く知られいる。
 

 
 
 

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いいおか津波:震災後のまちづくり-2

2022年08月01日 | 飯岡津波 復興への歩み
     飯岡地区固有の課題ー2
 写真はNPO法人 耐震総合安全機構(JASO)が発行した「3,11平成津波と集合住宅」他一冊である。あとがきを寄せている共同設計五月社の三木 哲氏が昨年の9月に寄贈して来た。
 本書によれば震災間もない時期に千葉県の飯岡から東北3県へ百数十名の調査団を派遣し調査した報告書である。参加したメンバーに数人の知り合いがおり勇気を頂いた。
 この一年は想定外の事態に応対出来ない専門家の在り様を見せ付けられてきた。現実を冷静に自らの専門域を日常として組織した集団が想定外の事態に対応できたように思った。
 集合住宅の減災を指針としているがP14の「海辺の街づくり」など課題の設定に参考にして見たい。
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震災後のまちづくり

2022年08月01日 | 飯岡津波 復興への歩み
    飯岡地区固有の課題とはー1
 下の写真は1昨年度、屏風ヶ浦写真展開催の折に寄贈された戦前の写真である。一枚目は現在の下永井にある波止の鳥居付近から屏風ヶ浦に向かって撮影したもので大正年代のものである。二枚目は逆に波止の鳥居に向けて撮影したもの、明治終わり頃と聞いている。
 何れも未発見のもので貴重な資料である。ここで判ることは侵食にあれこれ備える姿が彷彿できることだ。江戸後期から各地から集まった人々が集落を営み漁と侵食に明け暮れ、時には押し寄せた津波と相対し被害を偲び集落を維持して来た、今でいう絆が当時はどうであったのか、資料が無いので想像力に頼る以外にない。
 資料では七集落が侵食で移転したことが記されている。津波による高台移転ではなく侵食による集落の移動が海という自然へに対する飯岡の歴史であった、と理解できそうだ。これから先、集落の形成され方など震災後のまちづくりについて飯岡地区固有の課題を考えれる上で考えを整理して行きたい。
 
 
 
 
 
 
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